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 更新の準備状況とか、その日ちょっと考えたこととか書いてるページです。

ちなみにこのページでは、新しい記事から上に載せて行ってます。

 

 

 

 

 

    

2008.9.30.

  

るんるんる〜ん♪

ピンクのお洋服なのよ〜ん♪

(何を浮かれているか、読めば分かる)

★買っちゃったゾ★

"今年はAngelic PrettyやBabyの柄物を着てみたいという野望を持っている"とか書いてたと思いますが、へへへへへ、買っちゃったんだも〜ん♪ロイヤルプードル柄のピンクのワンピ(!!)るんるん♪うちのサイトでもそのうち写真撮って載せますけど、どんなのか今見たい方はAngelic Prettyさんのサイトでどうぞ♪

まあ、私の場合、よく着て出るのはジェーンさんやメアリさんの服だから、実際にコレを着て出歩く出歩かないは別として、せっかくAngelic Prettyなんだから、やっぱり思いっきりそれらしいのが欲しいじゃないですか。

私はロリータな服っていうのは結局、着こなしの問題でトシはあまり関係ないと思ってるんで、メタモルさんのチェリーちゃん柄が違和感なく着て歩ける限りはどんなんでもOK、まだまだいけるとも思っているのだ。だから、実際にこのプードル柄を、しかもピンクだろうと、着て歩けと言われれば着て歩ける自信はある。特に、春先の花見どきだったら全然OKだな。しかしまあ、無理に着なくても着る服は他にもいっぱいあるから...。(←逃げてるわけでは断じてない!!)

ともあれ、そういうわけで、Prettyさんのサイトを見て頂けば分かると思いますけど、ワイン系の方が落ち着いた色なので、これからの季節に着ようと思えばそっちの方が現実的。でも、さっきも書いた通り、せっかくだからってのもあったし、この春くらいからずっと新作チェックしてたんですけど、このピンク&ゴールドという色の組み合わせが、これまで見てきた中でも一段と私好みだった。それでワンピを注文して、おそろいのバッグはカートに入らなかったので探せませんか? と問い合わせてみたら見つかったので、セットで購入ということになったのでした。ま、私の膨大な(?)コレクションの中にもさすがにこんなのはまだないしね。それにBabyさんのブーツも予約してあるから、このピンクのワンピに白のロングブーツって楽しそうだー♪絶対、着てやる〜♪

それにしても最近、なんかロリータなお洋服はますます国際化してるみたいですね。なにしろ、Babyさんがパリにお店出したりとか、PrettyさんもパリのJapan Expoに出店したりとか、メアリさんも最近、海外通販始めたしなあ。う〜ん、アジア系の国々では以前から既に人気あるって知ってたけど、ヨーロッパでも、しかもフランスで? ウケてるとはなんともすごい現象だ。アニメとかマンガ人気の派生ってのもあるのかな? でも、確かにファッションとしてのパワーはヘタなブランド品よか遥かにあるよね。

まあ、ヨーロッパってけっこう若向けファッションは後進国な気が私は以前からしてたんですが、だってブランド品とか、お金持ち向けの高級品は歴史も伝統もあったりするけど、若い子向けのブランドとかが同じくらいあったら、やっぱり日本にももっと入って来てるでしょう? でも、そういうのってあんまりない。

実際、ブランドものなんかになると、いくら本場だからと言ってもコドモには全然手の出ない値段なことには違いないし、そもそもそういうのには若いコの方がキョーミなさそうだしね。それよりはお値段も比較的手ごろで工夫もあってユメもあるっていうロリータなお洋服は、ある意味、世界共通で女の子にはウケて当然という気もするな。折りしもガーリー流行りではあるし、ロリータと一口に言っても、クラシックからコスプレすれすれのアニメ系(しかし、コスプレになってはいけないのがロリータ)まで、これでなかなか様々なパターンがあるから選択肢も広い。それになにより"ファッション"なのは、どのメーカーさんも自分ちのスタイルに対して絶大な拘りがあるってとこでしょうね。それが"流行れば何でもいい"な節操のない一般の量産アパレルとは断じて違うところだな。だから私も好きで、ついつい買っちゃうんですが...。

ま、そんなわけでシュミはエスカレートするものというか、メアリさんとかジェーンさんの服は一応一通り揃ったかなって感じなので、また違うタイプのものが欲しくなってるんだろうなあ。さすがにそんなに沢山は必要ないけど、ちょこちょここういうのがあってもいいかなと思う、今日この頃なのでした。

      

★最近読んだ本・その2★

最近読んだ本・第2弾は松苗あけみさんの「食と薔薇の日々」をご紹介してみましょう。

松苗あけみさんといえば、私はリリカでデヴューされた時から知ってまして、新人さんとは思えないくらい完成度の高いキレイな絵を描かれる方だなあと(しかもオールカラーで)、感心して見てたんですが、当時から実力のある漫画家さんでしたね。

この「リリカ」という雑誌、最近ではもう覚えてる方もそんなに多くはないと思いますが、かつてサンリオから出ていたもので、他のマンガ雑誌と違ってオールカラーがウリ、従って紙も上質で、執筆陣も手塚治さんを筆頭に、萩尾望都さんとか内田善美さんとか、最高峰の漫画家さんの作品を集めたかなりクオリティの高い漫画雑誌でした。しかし、理想が高すぎたのか、先進的すぎたのか、残念ながら2年ほどで廃刊になってしまったのです。

当時、サンリオそのものが内部でバタついてた時期というのもあったんでしょうけど、確か24号とか、28号あたりが最後だったんじゃないかな。今は2年で廃刊なんてよくあることだと思うけど(長い方かも?)、その頃はもっと続いてる雑誌の方がずっと多かった。

私は殆ど廃刊寸前のものまで買っていて、今でもコレクションの一部として保管してますが、確かに最初の10冊あたりまではその他と違うコンセプトを徹底的に追ってて、それはそれで値打ちがありました。でも、ページ数を増やそうとしたアタリから道を間違ったというか、どうせなら100ページほどでいいから、最初のクオリティを追及して、漫画雑誌というより"詩とメルヘン"みたいな方向でやってればかえって独自の位置を確立して、成功してたかもしれないと思うんですけどね。

それはともかく、そういうわけで"リリカ"という雑誌は、当時の漫画界を知るヒトにとっては、ちょっと懐かしい名前でもあったりするんです。オークションとか古本屋さんでなら、今でも見つかるかもしれません。

さて、その松苗あけみさんの作品ですが、「食と薔薇の日々」は2000年〜2002年頃にかけて書かれた所謂グルメ系漫画の文庫化ってことなんですけど、コメディタッチで大変面白いです。おいしそーなものもいっぱい出てくるし。

まず何といっても楽しいのは、しょっぱなからビンボーを元気よく笑い飛ばしてるところで、これ読んでると"ビンボーって不幸じゃないんだ"って思っちゃいますよ。と、いうのは、この話の主人公の米(まい)ちゃんは、5人兄弟の末っ子なんですけど、パパはふつーのサラリーマンらしくて、5人の子供を養ってくのは超・大変な状態。ママの「今夜は豪勢にコロッケ2個づつよ」というセリフが全てを語ってると思いますが、それすら子供たちの間で奪い合いになるくらいのどん底びんぼー。でも、明るいんですねえ、この家族が。

一方、米ちゃんのクラスメートの和菓子(わかこ)さんは、ブルジョワのお嬢サマなのに、パパは仕事で忙しく、ママはボーイフレンドと遊び歩いてたりしていつもひとりぼっち。いったいどっちがシアワセ? な世界なんですけど、それぞれオトナになって、和菓子さんはパパの後をついでレストランを沢山持ってる会社の社長(超美人)、米ちゃんは"美味しいものを作る料理人"を目指しながらも、勤めてたレストランがつぶれてホームレス、という状態で再会する。で、米ちゃんは和菓子さんの会社で働くことに...。

なかなかおなかいっぱい食べられない状況で育った米ちゃんの食べ物に対する執念はすさまじく、それゆえか料理人としては天才的な才能を持ってるようなんですが、その彼女の素質に、美味しいものを食べ過ぎたために胃を三分の二なくすハメになり、今では明日をも知れない命で隠居暮らしの元グルメ評論家(けっこういい男)が惚れ込んじゃう。米ちゃんは、"食べるのも好きだけど、自分の作ったもの、おいしそーに食べてくれる姿見るのってもっと好き"というコなので、すっかり彼に懐いちゃって、でもどうもそれは恋愛感情じゃないようなあるような? しかし、この男、実は和菓子さんの昔の恋人だったりもして、彼女の方は今でも未練いっばい。それで、彼と米ちゃんのほのぼのした関係にコトあるごとに割り込んで来ようとするんですが...。

まあ、後は本買って読んで下さいってコトで。"グルメもの"と一口では言えない悲喜劇要素混在しながらも、それでいて笑わせてくれるというコメディの真髄をついた楽しいお話です。絵もすっごくキレイだし、やっぱり(少女)漫画はこうでなくちゃね。

     

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 第3回★

Prologueへはこちらから/各章へはこちらから

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

-4-

内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第4章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

original text : 2008.6.5.+6.10.

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 第4回★

     

2008.9.26.

そろそろ、らーめんが恋しい。
野菜たっぷりの、とんこつらーめんは、
秋冬の我が家の定番なのだ♪

★デジカメ、パソコン★

この春だったか、一眼デジカメ戦争勃発で、各社から新製品がいっせいに出ているなんて話を書いてました。あれからもずっと一眼デジカメ欲しいよぉとは思ってるんですが、なにしろお値段がお値段だけにまだ踏み切れていないんですね。それで、先日も近所のJuscoに行った時に、電化製品売り場にあるデジカメをためつすがめつしていたらカタログがあって、どうやらSONYから10月にもまた新製品が出るらしい。

この春はα350を含めて3機種ほど出ていて、一番いいやつは1460万画素にまでなってた。でも以前から出てたらしいα700は、これがハイスペック・モデルらしく、お値段も一番高いのに画素数的には1200万そこそこだったんで、あれ?とは思ってたんです。まあ、デジカメって画素数が即性能ってわけでもないから一概には言えないけど、でもたぶんこのタイプも、これから新製品が出るんじゃないかな? という気はしてた。するとやっぱりそうで、10月に出るα900はなんと2460万画素なんだってさ。コレはめちゃ高そう...。

α350で本体600g弱に対して、α900は1kg弱ってとこらしく、これにレンズ付けたらけっこう重くなるので、私くらいのユーザーなら350で十分というか、その方が三脚ナシで持ち歩いて撮る私の使い方には合ってるだろうなという気はする。でも、やっぱりα900もそんなすごいのが発売されると聞くとそれもいいかな?という気もする。おかげでまたしばらく悩みそうですけど、まあこういうのは後にゆくほど高性能になるから、悩んでるうちにまた新製品出るしね。

今の段階ではサイト作りにはずっと使ってるうちのデジカメちゃんで十分だし、この画質とか写真の雰囲気とかは気に入ってるんで、無理に一眼デジカメ使う必要はない。そもそも、今やってるのはサイトのベース作りで、どちらかと言えばテキスト書くので手一杯だから、写真やヴィデオなどの視覚的要素に凝るのは、今やってることが目標値に達してからだな。そうすると、それまでやっぱり買うのは待つかもなあ。1000ページの目標に近づくくらいになったら、ヴィデオ撮って編集かけてみたとりか、一眼デジカメで取った高画質の写真集とかね、そんなんも作りたいので、いずれそういう機器も揃えるでしょうけど、そうなるとパソコンもそれに見合ったものが欲しくなるだろうしねえ。

ただ、パソコンは、今頑張ってくれてるグレアムくんがそろそろ2才を過ぎてて、それでも全然元気ですけど、サイト作りの他にゲームやったりDVD見たりにも使ってる。けっこうこき使ってるから、この秋はグレをサポートしてくれるパソを1台買おうかなとは思ってるんです。そっちをDVD&ゲーム専用機にしたらグレが楽できるし。

富士通さんのサイトでチェックしてみると、今も書いたけどグレがうちに来て僅か2年なのに、やっぱり性能上がってますね。で、お値段下がってる。特に直販でカスタムメイドにすると安くて、グレはカタログモデルでディスプレイは15型/メモリ1GB/HDD100GB/CPU1.66GHz/Officeあり、これで正価20万弱のとこキャンペーンで17万弱にしてもらったのかな。今はカスタムだと、ディスプレイは15.4型/メモリ2GB/HDD160GB/CPU2GHzくらいの性能(ただしOfficeなし)で正価16.5万くらい。キャンペーン中に買えば、もっと安くなると思う。このお値段なら、グレのサポート機も欲しくなろうというものじゃないですか。

実はこういうのは悩んでる時が一番楽しいあやぼーなのだが、う〜ん、どうしようかなっ??? 

    

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 第2回★

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・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

-3-

内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第3章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

original text : 2008.5.29.-6.4.

The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 第3回

     

2008.9.20.

いよいよEpisode2連載開始♪

なんか大長編になりそうなので、

ぼちぼちおつきあい下さいまし。

↑↑これはデュアンくんとエヴァちゃんかな???

★ロングコート★

そろそろ本格的な秋がやって来ようとしてる感じですけど、今年はメアリさんから、とうとうロングコートの新作が出てしまいました。「出てしまった」っていうのは、買わずに我慢することが決して出来ないタイプが発売されてしまったってことです。以前から私が色違いを欲しがってるリボンロングコートとは違うんですけど、ハイカラーのケープ付きロングコートが、9/22まで予約受付中。お支払いを考えると、嬉しいやら悲しいやらなんですが...。(複雑な気分だ)

横の写真はメイデンさんの2003年のもので、私がオークションで大騒ぎして白と黒をゲットしたタイプなんですけど、こういうウールのケープ付きロングコートって私の知る限りこの後ほとんど、どこのメーカーさんからも出てなかったと思う。メイデンさんからロングコートはいくつか出てたけど確かこんなケープ付きじゃなかったし、メアリさんもずっと新作はミディ丈くらいのばっかりだったから、このタイプのコートで新作が出てくるのはなんと!! 5年ぶりってことになっちゃうわけです。

実際には、この丈のコートってなかなか着て歩くのが大変で、ミディ丈くらいのが一番着やすいってば着やすいんですが、私は好きなんですねえ、この丈が。やっぱりなんてったってぐっとエレガントでドレッシーじゃないですか。

本当はコートどころか服も、しまっとくとこないからもう絶対買っちゃダメ! 状態なんですけど、なにしろ5年ぶりでしょう? しかも今年のは黒、こげ茶、ベージュ、ピンク、ボルドーの5色展開!! (※色については知らない方にも分かりやすい単純な色名で書いてますが、実際はもっと凝ったネーミングになってます。詳しくはメアリさんのサイトでどうぞ♪)

これまでこの丈のケープ付きで出てたのはたいてい黒と白の2色展開が多くて、茶系とかピンク系とかは見たことない。従って、私は持ってない!! こうなるとねー、やはり見過ごしにするってことは出来ませんよ。しかし、さすがに5色ってわけにはゆかないから、色決めるのに悩みまくってしまいました。まず絶対はずせないのは基本の黒、合わせたい服があるからこげ茶も絶対欲しい、でもベージュもウールとファーの色バランスが良くてとってもキレイ、ピンクやボルドーはとにかくこれまでない色だから珍しいし合わせたい服もある!! そんなこんなで悩みに悩んで、結局、黒、こげ茶、ベージュの3点にまで絞りました。本当は、なんとか2点にまで絞りたかったんですけど、これが限界だったんですぅ〜(しくしくしくしくしく)

売れ筋なデザインだから、来年以降も再販あるかな? とは思うんですけど、ロングだからそうそう毎年は再販してもらえないかもしれないし(なにしろ5年ぶり)、そうなるとやはりとにかく黒と茶系だけはおさえとくかなってことにならざるをえなかった。ピンク系はもう、今後の再販にかけるしかないです。いくらなんでもこんな一年に一回着ればいい方なコートを5着もいっぺんに増やしてしまったら、えらいことなっちゃいますからね。

まあ、昨年、今年と一生懸命我慢してお洋服を極力増やさないようにしてたし、ウールのコートも確かここ数年新しいのはずーーーっと買わずに済ませてたから、5年ぶりってことで許すしかないか。でも実は、今年の新作は2種類あって、短い丈の方もめちゃ可愛い!! ロングはやっぱりデザインがおとなっぽいから黒とか茶系の方があやぼー的には良いかなという気がするんですけど、ミディ丈くらいだとピンク系がキュートでいいですね。そちらも欲しいけど、欲しいけどっっっ!!! でも、ロング3点になっちゃったから、そっちは来年以降、リクエストしまくって再販にかけるわっ!!(ああ、ビョーキが...)

     

★連載開始★

とゆーことで、今週からEpisode2連載開始の運びとなりました。第1回は大サービスで一挙9600字公開させて頂きますが、まだ前編が完成してないような状態なんで時間的な余裕もみて、来週以降は週に3000〜4000字前後くらいでぼちぼち進めてゆきたいと思ってます。たぶんEpisode1の倍の長さにはなると思いますので、皆さまもぼちぼちおつきあいくださいまし。では、どうぞ♪

     

★The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 第1回★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

-Prologue- 〜デュアンくんの日記から〜

内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。Prologueはこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

      

-1-

内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第1章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

    

-2-

内容はAyapoo連載後、独立したページに移動しました。第2章はこちらです。なお、独立バージョン各章へはトップページこちらにリンクがあります。小説のみ続けて読みたい方は、そちらをご利用下さい。

original text : 2008.3.15.-5.18.

The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 第2回

      

2008.9.13.

日中はまだ夏だけど、

暮れると虫の声がチラホラと...。

もしかして、そろそろお月見なのかな?

★虫の声★

8月後半は、もしかしてもう夏も終わり? とか思うほど涼しかったのに、案に相違して暑さがぶり返してますね。一旦は秋のような気候になりすぎちゃってたから、「残暑」と言うより「夏が舞い戻ってきた」って感じがしますが、それでもうちあたり、夜になると虫の声がりーりーりーとか聞こえてきて、そろそろ今度は本格的に秋が来つつあるようです。もうすぐ、きんもくせいの香りもそこはかとなく香ってきそう。

確か9月はお月見もあるはずですけど、満月ってもう少し先なのかな? 今日はお月様出てないのでよく分かりませんが、これから満月が来るんだったら、お団子買って来ようかなー♪ 

     

★ティ・セット★

最近買った雑貨・第7弾は、ティ・ポット、カップ、お皿、マグの4点セットです。マグ以外は京都四条通りのALBAさん、マグのみはINOBUNさんで見つけました。白っぽく見えてますけど、実際は淡い優しい感じのピンクで、なかなかいい色なんですよ。

最初はポットと後ろに移ってるカップ&ソーサーを見つけて、これがセットだと思って買ったんですけど、その後、同じ通りにあるINOBUNさんに行ってみると手前に写ってるマグがあって、こちらにはポットと同じ刻印が入っている。あれあれ? 

全部、同じメーカーさんだし、単なる無地じゃなくてちょっと地模様入ってたりして、その風合いが同じだからシリーズ商品には違いないようなんですが、どうやら本来のセットはポットとマグのようです。でも、どういうわけかALBAさんではマグ置いてなくて、INOBUNさんではマグしか扱ってなかった。どちらも雑貨のセレクトショップみたいな感じだから、こんなことも起こるんでしょうけど、そういうのってちょっと珍しいですよね。

ま、何はともあれ、めでたくというか運良くというか、本来の刻印入りセットはそれぞれ違うお店でゲットできたってことなんですが、カップとソーサーの方もそれはそれで気に入ってるからいいんだ。特に、お皿は普通のカップ用ソーサーみたいに真ん中が窪んでなくて形がフラットだから、お茶菓子乗せたりして小皿としても使えそう。セットにしてディスプレイはしてあったけど、カップとお皿はもともと別売り扱いになってたしね。

で、お色ですけど、ポットとマグはこの色の他に白とグレーがあって、カップとお皿は白と淡いブルーがありました。実はこのブルーもすごく気に入ったんですけど、残念ながらその色のポットはお店に無かった。マグの方も3色展開みたいだから、たぶんポットもブルーは元々ないんじゃないかな? そのブルーってグレーのポットとすごく近い色ではあるんだけど、並べてみると明らかに違ってるのよね。

それにしても私はこの形のティ・ポットに目がないなあ。ちょっと前に買ったローラ・アシュレーのもこんな感じだったし、5色セットで持ってて、そのうち1色を割っちゃって、嘆きに嘆いたあのお気に入りもこの形だもんね。これに普通のカップじゃなくてマグがセットになってるのが、あやぼー的には一番使い安いんだな。あと、中には茶漉しが入ってるタイプ。本来、茶漉しタイプじゃない方がジャンピング効果が得られてお茶は美味しいらしいんですけど、注ぎ口の内側のところで茶葉を止めるためにお茶だけ通るように穴が空いてるタイプは後でお茶っ葉捨てにくいから好きじゃないし、かといっていちいち注ぐ時にストレーナーを使うのもめんどい。だからついつい楽な茶漉しタイプにしちゃうんだけど、これなら気が向いたら、茶漉し取ってストレーナー使えばいいわけだしね。

ここしばらく、ティ・ポットの数を増やそうと思っていろいろ見てるんですけど、この条件に合って、なおかつデザインが気に入るのってなかなかない。この冬はいくつくらい増やせるかな?

      

★海老ちり★

今年は天ざるは2回も食べれて満足したので、今度は神戸行ったら中華屋だ! と思ってたんですけど、そちらも先日行くことができました。秋冬はロリな服ばかり着てるのでなかなか中華屋には入りにくいけど、夏なら軽い格好をしてるから入りやすいんだな。

神戸であやぼーがよく行く中華屋さんというと元町の「一貫楼」というお店なんですが、私はここの「肉めし(お肉と野菜たっぷりでスープつき)」、「ぶたまん」、「海老ちり」に目がない。そもそも私は「エビ」というアイテムが好きらしく、一時期、マクドナルドのエビ・フィレオにも凝ってた。

もちろん他にも海鮮ヤキソバとか海鮮ラーメン、フカヒレラーメンなどいろいろ美味しそーなもんがメニューに載ってるんですけど、ここ行くとついつい肉めしか海老ちり弁当を注文してしまう。いつかは他のメニューも食べたいものだと思うんだけど、あんまり回数行けないからどうしてもお気に入りに走っちゃう。で、ぶたまんはテイクアウトしてくるのであった(ちなみに、私はここのと551のぶたまんが好きだ)。

ただ、ランチタイムの場合、通りかかる時にいつも「海老ちり」があるとは限らない。日によって違うメニューのランチセットになってることもあるんで、これは運次第。それで、ここしばらくどうもハズレなことが多かったんですけど、この前は運良くそのメニューが出てたので飛びついたのでした。う〜、やっぱり美味しかった♪

こういう時、つくづく思うんですけど、中華って安いのになんでこんなに美味しいんだろーって。言っちゃなんだけど、最近、梅田とか京都でそれなりオシャレなお店とか入っても、800円のこの海老ちり弁当の倍のお値段したって、こんなに美味しくない。それの十倍、二十倍するフレンチでも、本当に美味しいのは滅多に食べられない。

家賃とか人件費とか、オシャレにしてるとこはそれなりそういうのが大変なんでしょうけど、でもこのお値段でこのお味が実現できるわけだから、それって結局やる気の問題だけなんじゃ? という気がするなあ。う〜ん、安くて美味しいもの食べたかったら、やっぱり中華かなあ...。

      

★Episode2・前編★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

とゆーことで、長らくお待たせしておりましたが、Episode2の連載を9/20から始めようと思ってます。しかし、実は現在17章をやっと書き上げたところで、なんか1章分がやたら長くなるんで、なかなか区切りのいいとこまで行ってくれないのよね。ふつー、3000字〜5000字で1章な感じでこれまで来てたのに、なぜかこのごろ7000字〜8000字行っちゃう。そもそもEpisode1と同じくらいの長さだろうなと思って書き始めたはずが、17章まで来てもまだ半分になってないのが自分でも恐い。

今の雰囲気では、デュアンとファーンのお披露目の大パーティを前編の区切りにして、その後、引き取られてからのデュアンとディのお話が後編になってくみたいなんですが、そのパーティまでが、なっかなか辿りつけないんだ。今17章で、でもまだいくつか書かなきゃならないシーンがあるから、たぶん前編23章〜25章ってとこじゃないかな。だから、どうかするとこの話、最後まで連載するのに半年〜10ヵ月くらいはかかるかもしれない...。なんでこんなに長くなるのか、自分でもまるっきり分からないが、そもそも前編、後編なんて区切りが入るほどの長さになるなんて予想だにしてなかったもんなあ...。

しかしまあ、そんなに次から次へとシーンが見えてくるというのは、それだけお話書くことに乗ってるということで、今回はEpisode1みたいにアクティヴな話ではないけど、前半はモルガーナ家のファミリー・ドラマっていうか、なかなか楽しい話に仕上がりつつあります。後半はけっこうきわどいシーンとかも出て来そうだけど、ま、そんなわけで来週からやっと、また本文をお目にかけることが出来そうです。どうぞ、お楽しみに♪

The ultimate kingdom * supplementary episode 2 -告白- 第1回

プロット連載の続きほ読む場合は★パリの恋人たち★

     

2008.9.5.

今年は夏ヤセられなかった...。

無念だけど、今はやっぱり食べたいの♪

★胃は本当に小さくなったのか?★

夏は、ざるそば。これも私の定番メニューなんですが、以前、この季節にはついつい入ってしまうオソバ屋さんがあって、昔はザルソバ大盛りを注文したもんだったけど、最近は胃が小さくなっちゃったらしくてあまり入らない。それでその時は盛りは少なめの天ざるを注文した、なんて話を書いてたと思います。あれは確か2年ほど前のこと...。

確かにその年はもうどーゆーわけか食べ物が入らなくて、ランチ程度の量でさえ平らげるのが辛いほどだったのは事実なんですけど、今年、その同じ天ざるを注文したら、なんかするするする〜と入っちゃって、足りな〜い、もっとくれ〜♪状態だったのよね。朝ごはんだってちゃんと食べて出てたのに、まだ入るぞって感じで。なんで? 

去年もわりと夏は食欲減退してたような気がするんですけど、今年はそういうわけで全然ふつーに食べれてて、そうなるとあの、夏ヤセで栄光の41キロ台達成なんてのは思いっきり過去の話になってしまった。おかげで今年はその気配すらないのよ。なんで?

やっぱり昨年、一昨年とあまりにも暑かったせいなのかなあという気もしますが、元々そんなに暑さに影響されて食べられなかったりヤセたりするヒトじゃなかったんで、ここ数年の暑さがあまりに異常だったということなのかもしれません。まあ、今年は7月〜8月半ばまで暑かったものの、お盆あたりから既に秋〜♪でしたからね。かなりそれが影響してるんでしょうけど、それ考えると本当に胃は小さくなったんだろうか? まだまだフレンチのフルコースくらいいけるんじゃないだろうか??? とか思ったりもしちゃうな。

それはそうと、なぜか9月に入ってからちょっと暑さがぶりかえしているようで、そうするとまだもう少し、ザルソバやアイスクリームが楽しめそう。やっばりこーゆーのは、暑い時ほど美味しいもんね。

      

★最近読んだ本★

電車に乗る時のヒマつぶしに、駅の中の書店でたまに漫画を買っちゃうんですが、最近2冊ほど面白い文庫を買いました。80年代からの漫画ファンの皆さんなら分かってもらえるんじゃないかと思うんですけど、私はもうかなり長いこと、「いまどきのまんが」にはまるっきり興味を引かれません。もちろん例外もあるにせよ、その殆どがあんまりにもオリジナリティがなくて、絵も貧弱な上にキャラが下品なホスト系(まだアニメ系の方が許せるぜ)、これじゃ漫画業界斜陽になって当然だよなってものが多いんで、既に殆ど毛嫌い状態にすらなってますね。

これは断じてトシ取ったからってわけじゃなく、単に品性の問題だと思うんですけど、実際、なんであんな「売れっこない」と分かりきってるようなもんを、「売れるはず」と信じて出し続けるかな。実際、80年代から見て斜陽なのは厳然たる事実なわけでしょ? それを不思議にも思わんとゆーのがもう、どうしようもないというか、会社つぶすために本出してんのか?、というか。実際、漫画そのものを手に取るヒトが激減してるから斜陽なわけで、それってあまりにも客をバカにしてるからだよ。世代に関係なく、客のセンスってもんをバカにしてるからだと思う。今や弱体化を余儀なくされつつあるマスコミで、なんぼ宣伝してゴリ押ししたって、既に目の肥えてるファンには分かるんだ、コイツ才能ない!ってことは。(怒)←漫画好きだからこそ怒ってるんだ。

で、80年代以前からの漫画家さんなら最新刊も買うけど、そういう事情で最近買う本というと文庫になりがちです。最近買ったのはどちらも面白かったけど、とりあえず今日は大和和紀さんの「眠らない街から」という作品をご紹介しておきましょう。少女まんがって本来こういうもんなんだよ。絵にもストーリーにも夢や華やかさや品格があるべきものなんだ!!

和紀さんにしては珍しく、10才の女の子が主人公なんですけど、この佐那子ちゃんがひっじょーにっ、可愛い!! それに彼女の建築家のお父さんも、めちゃいい男!! とは言っても、全然ハンサムじゃないけど、性格が「いい男」なのよね。

この二人が銀座のど真ん中にある古いビルの一室で暮らしてるんですけど、部屋の中は緑と光があふれていて楽園のように暖か。父と娘の二人暮しとはいえ、愛情溢れる微笑ましい日常がお話として展開されてゆくわけです。ま、和紀さんは上手いですよね、こういうの。

どんなお話かは本買って読んでねって言っときますが、この本を紹介しようと思ったのは、特に佐那子ちゃんの着てる服がもー、ロリータの原点とゆーか、実際、10才ってばまんまロリータなんですけど、私の好きなめちゃ可愛いのばっかりなんだな。だから、こういう系のお洋服が好きなヒトもきっと楽しめるんじゃないかと思う。

それにこの子のキャラも良くてね。クラスの男の子から「トロくさい」とか言われるくらいおっとりした子なんだけど、芯が強くって根はしっかりしてるってタイプ。しかも10才で既に気品がある感じで、でも、ちょっとオテンバなとこもある。たまに男の子みたいなカッコもしてるけど、それもまた可愛い。今更ながら、本家の「ロリータ」ってこーゆーことなのねって納得させられますよ。ただし、これは日本で言うところの「ロリータ」のイメージの問題で、そのネーミングの由来になってるナボコフの小説に出てくる、同名の女の子は全然そんなに魅力的な子じゃありませんけどね。少なくとも私にとっては。

あれはテーマ的には主人公のハンバートさんの感情の方にスポットが当たってる小説だから、単に「相手が少女」という設定なら何でも良いというだけで、私の印象としてはロリータって子の個人としてのキャラそのものはどーでも良かったんだろうなという気すらするな。

ともあれ、こちらはなかなか心温まるストーリーなので、良かったら読んでみてください。

      

★タイムテーブル★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

これまでプロットとかEpisode1を書いてる段階では、そんなに本格的な連載にするとは思ってなかったんで、わりと誰が何才とか、季節はいつとか、漠然と気分やイメージだけで書いてたんですけど、この先、ずっと連載を続けてゆくとするとそのままではやっぱりどこかで不都合が生じるだろう。しかし、いくらシュミの小説とはいえ、まがりなりにも決定稿として世に出す限りは後から「間違ってました」はないだろうと、やっぱり思うわけですよ、作者としては。それで、主要人物の年令を相関的に示すタイムテーブルを作ってみたんです。ところが、これがなかなか大変で、つじつま合わせに半日ほどかかってしまった。毎度、いきあたりばったりで書いてるからなあ...。

例えばお話の中で起こる事が1〜2年の間に散らばってるとすると、キャラはその間に1〜2才トシを取るわけで、イメージ的には11才でも12才でもあまり変わらないのに、正確な年令ということになると、ある事件の時に「11才である」と書くのと「12才である」と書くのでは、まるっきり違ってくる。だって、12才の時のはずの事件を11才の時と書いちゃったら、完全に間違いだもんね。だから、これまでそのへんがいい加減なままであることも少しは考慮して、はっきりした年令はできるだけ言明を避けるように書いてはいたんだが...。

デュアンがディに初めて会ってから、例の誘拐事件が起こるまでの間がどうしても思ってたより長い期間必要になってしまって、漠然としたイメージでは1〜2年のはずが、二人が初めて会ってから、ロベールさんにバレるまで出来れば約半年、子供たちが集められてからデュアンが家継ぐことになるまで最低半年、できれば9ヵ月、デュアンがモルガーナ家に入ってからディに恋煩いしちゃって、更に二人の関係が成立するまでに最低9ヵ月、その後、それがまーやアリにバレるまで最低3ヵ月〜半年、しかもここで、例の「宣戦布告」から「誘拐」までは季節的に見て約1年開いてるわけで、それはもう既に出しちゃってるから変更不可。そうすると、お話を自然な流れにするためには結局、漠然と1〜2年と思ってた期間が、3年以上必要ということになっちゃったから、さあ大変。

それで子供たち3人が初めてモルガーナ家に集結する時の年令を多少ずらさなきゃならなくなっちゃったんだ。まだEpisode2を出す前だから良かったんだけど、やはり、こういうことはきっちりやっとかないと墓穴を掘る、という見本ですな。

しかも、問題はみんなの生まれ月で、これは星座に関係してくることなんでキャラのイメージとも直結するから、夏生まれか冬生まれかはすごく大きな問題になってくるんです。それで年令のつじつまは一応合ったのに、生まれ月がイメージと完全に逆になっちゃって、それを修正するのにまたひと苦労。デュアンはなんてったって絶対夏生まれで獅子座だと思うし、メリルの性格はまずまちがいなく水瓶座よりの山羊座だし(なぜか私と一緒)、ファーンは射手座(か天秤座)、ディもどう考えても1月生まれでメリルと同じ時期だろうし、アレクはあれも獅子座でしょうね。まーは絶対、山羊座だな。すると三歳半下のアリは夏生まれでたぶん獅子座ってことになる。私のイメージとしてはこれでないとおさまらないのよね。

そう考えると、一見相性悪いはずのディとメリル、アリとデュアンがなぜか星座的に同じだったりするのが不思議。逆に、性質似てるから反発するのかな? とも思ったりする。

そんなこんなでなんとかそれほど大きくは変えずにおさまるところまで修正はしましたが、以前、期間限定で公開した部分で1箇所だけ、これはまーがアリの強姦騒ぎでディに怒鳴りこんだ時のことなんですが、その時のまーのトシがどーしても「16才になってしばらく経った頃」でなきゃならなくなった。その時は「17才」としてたんだけど、イメージ的にはシーンそのものにそれほど影響しないのに、正確にタイムテーブルを作ってくと9ヵ月ほどズレちゃうんだな。

これはまあ、かなり前に短期間しか出してなかった部分だから覚えてるヒトも殆どいないだろうし、しかも決定稿と言うよりプロットに近いお話のハギレだったからお許し頂くとして、ここさえ修正すれば後は全てOKってとこまでは漕ぎつけた。これで、この先の連載はすっきりきっぱり、「何才」と書けるぞ。

さて、ちょっと話は変わりますが、最近、古い蔵書の整理をしていて、これは私のじゃなくて親父のなんですが、その中のめちゃ古いミステリーのタイトルに「キングの身代金」っていうのがあったんだ。それで、なんかこれっていいタイトルだなというインパクトが見た時あって、うちのこの話でキングと言えばやっぱりアレクだから、そうするとアレクが誘拐とかされちゃったら、その身代金ってどうなるだろう? ...みたいな? デュアンで1億ドルだったからな。こりゃ大変なことになりそうだ、と思ったら、なんかそこで話みたいなものが出来つつある感じになってきた。

これは、どう考えても本編も本編、メインもメインの部分のお話に入るだろうから、世に出るのは十年先か二十年先かってなもんですけど、なかなか面白いことになりそうなんで私としてはどう展開するか楽しみにしてるんです。なにしろ、まーとアリ、この大天才二人を手に入れたら世界を取れる!! と図らずもアレクが証明しちゃった格好になってしまった。もちろん、IGDはこの二人の頭脳だけで成立してるわけではなく、アレクという求心力があって初めて、かなりの短期間で世界経済を掌握するほど巨大になるんですが、「金と権力」それしかアタマにない連中にはそれが分からない。そのおかげでのべつまくなしこの二人は狙われるハメに陥っちゃうんだけど、このアレクの誘拐騒ぎもそのへんが絡んでくるでしょうね。ディに言わせれば「お人好しの脳天気お坊ちゃま」とはいえ、あのアレクがそうそう誘拐されるなんてヘマなことするわけないから、彼が何故捕っちゃったか、これにもかなり大きな原因がありそうだな。

とゆーよーに、またなんか、途轍もなくあさっての方向にアタマが飛んでたりしますが、とりあえずはまずEpisode2ですね。頑張って、完成させたいと思います。ともあれ今日の教訓、「地道な一歩が明日に繋がるのだ」。(合掌)

★Episode2・前編★

     

  

   
 

2008.8.29. 

なんか発作的に美味しいものが食べたい♪

これってもしかして「食欲の秋」到来?

★予約したぞ★

この前書いてたBabyさんのブーツですが、めでたく予約することが出来ました。10月下旬には入荷するそうなので、めちゃ楽しみです。なにしろ、この春くらいからずーーーーっと欲しくって狙ってたタイプのだし、今年はBabyさんとかAngelic Prettyの柄ものを一度は着てみたいものだと無謀なことを考えてるので、こーゆーブーツはぜひとも欲しかったんだな♪ いよいよロリなお洋服には最適な季節がやってくることでもあるし、今年も頑張っていっぱい着るぞ!!

     

2008.8.28.

★3Dピンボール★

Windowsにオマケで付いてるゲームに3DピンボールゲームSpace Cadetってありますよね。

←こんなん。

士官候補生から始まって、一定の条件を満たすと階級が上がってゆく。7段階くらいあって最後は大元帥。でもでもわたしっ、今まで士官候補生のすぐ上の少尉までしか上がったことがないんだ〜(泣)。

もー、このゲームに関しては全然才能なくって、どーやってもこーやってもそれ以上に上がれない。点数もせいぜい550万点が最高。たいてい100万点前後でGAME OVER だもんね。やっぱ、反射神経ないんだ、私って。

自分がその程度しか出来ないもんだから、こんなの大元帥までゆけるヒトいるんだろうか? と思ってネットを検索したら、なんと、5億点も出したとゆーヒトがいてぶっ飛んだ。私が550万点のとこ5億点...。ああ...。

これまでに出した点数をランクしているサイトがあって、それによるとさすがに5億点はお一人だけでしたけど、1億点出してる方は数人いらして、いやー、いるんだなあとつくづく感心いたしました。でも大変だったと思う、そこまでゆくの。私、一生、ムリ。

実際、このゲームに関してはコツとか裏ワザみたいなものはどこをどう探してもなくて、その5億点出した方にしても「思ったところにボールがゆくようになったら、知らないうちに大元帥になってる」とか書いてらっしゃるんですけど、そんなもん、このボールを思った所になんてどーやって飛ばしたらいいのかまるっきり分からん。

ま、上がれないと分かってても面白いことは面白いから、これからもぼちぼち遊ぶと思いますけど、それにしても5億点とはなあ...。ちなみに皆さんは、何点くらい出せますか?

    

★恐るべきこどもたち★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

ではまずEpisode2の予告から。いちおう、9/20を目処に連載を開始しようかなと決めましたので、あと3週間くらいかな。その頃には前編20章くらいまでは出来上がってると思うし、まあ、なんとかなるでしょう。自分でもそれなり日限を切っておかないと、また延々、延々、先に伸びそうですからね。

さて、子供たちがモルガーナ家に集まって初めてのディナーという、このシーンはけっこう楽しんで書いてたんですが、よくよく考えてみると「フレンチのフルコースを最高級ワイン付きで楽しむことができる十歳前後の子供たち」なんて、なんか存在そのものが恐ろしくありませんか?

まあ、うちではよくあることなんですが、おじいさまに「今日の料理はどうだ?気に入ったかな?」とか聞かれて、デュアンなんか「ええ、とっても。まるでレストランに来ているみたいなのでちょっと驚いています。レストランでだってこんなに美味しいの、めったに食べられない。なのにこれ、みんな自家製なんですよね?」とか当たり前のことのよーに答えてるし、とゆーことはコイツ、ごくふつーに日頃からこういうディナーを食べつけているということなのか? 自分でも書いた後から気が付いたけどなんてナマイキなガキなんだ。

ファーンなんかもっとすごくて、「これはさすがにうちの料理長でもかないません」だってさ。そりゃ、大家族で大邸宅に暮らしてりゃ、家に料理長がいたって不思議はないかもしれないけど、ってことは、コイツなんかは家でいつも、そんなおいしいそーなもんばっかり食ってるということなのか?

ディんちにはジェイムズ・オブライエン氏というなんかすごい料理長がいるそうで、先代が彼の才能を認めてヨーロッパに修行に出し、帰ってきてから店を持たせるつもりでいたものを、本人がモルガーナ家のために働きたいと言ったためにそれ以来ずっと居ついているらしい。今ではモルガーナ家傘下のホテルにあるメインレストランの監督とかもしてて、そこの料理長はジェイムズさんの弟子だったりするんですってさ。このレストランはクランドルでも最高峰と認められているだけあって、それでファーンが「うちの料理長でもかなわない」なんて言ってたんだな。

作者の定番ディナーは野菜たっぷりの焼きソバとか、野菜たっぶりのとんこつラーメンとか、こういう食事ばかりするようになってから実に健康になったとはいえ(「野菜たっぷり」というところがポイント)、フレンチのフルコースなんて最後に食べたのはいったいいつ? という日常であるのに変わりはない。それなのにこのディナー、決してお子サマ仕様のメニューなんかではなく、ロベールさんやディと全く同じ料理&各コースにそれぞれ別のワインまで付いてるらしい。それ全部食って、飲んで、デュアン曰く、「ああ、幸せ」。全く、恐るべき子供たちじゃありませんか。私にも食わせろーーーーっ!!!

それにしても最近、そういう豪勢なディナーになんて私自身はまるっきり縁がないなぁ...。なにしろ、まず本格フレンチ・フルコースなんて、今じゃ胃がとても受付けなくなってて、せいぜい食べれてオードブル+魚料理くらいだろうなと思うし、それに本当に美味しいフレンチ出してる店なんて、元々全然少ないとこへ持ってきて、かつて関西にあった三ツ星はひとつは閉店、もうひとつはまだあるかもしれないけどオーナー亡き後すぐに星が落ちて、今じゃ単なるホテルレストランと化している。それ考えると今から本当に美味しいものを出す店を苦労しながら発掘するなんて根性とてもないし、それを見つけ出すまでにいったいいくつ、高いだけのつまんない店に行かなきゃならないのかと思うだけでめげてしまう。

よく、「フランス料理は高いばかりで美味しくない」と言う方があるんですが、実際、そう思われても仕方ないほど、日本のフレンチ業界は何かカン違いしてるんじゃないか?としか思えないとこがある。高級感ばっかり強調はするが、味の方は全くファミレスとどこが違う? 程度のものしか出せない。でも、本当にちゃんと作られたフランス料理は、本当に美味しいことを私は知っているのだ。だから、「フレンチよりイタリアンの方が美味しいよ」とか言ってるグルメぶりっ子を見ると、こいつはエセグルメだなと一発で分かる。それって実際、「単に本当に美味しいフランス料理を食ったことがない」というだけのことだもんね。でも、「本当に美味しいフランス料理」が、めったに食べられないのも現実なんだよなあ...。

ま、そんなこんなで、最近は縁のない世界ではありますが、このシーン書いててちょっと発作的に食べたくなったな。うー、オマール海老、グルヌイユ、子うさぎ、フレッシュのフォアグラ、溶けかかってるブルーチーズ、カルヴァドスにつけたカマンベール、シャンパンのソルベ、ワゴンにいっぱいのっ、豪華なデザート!! きゃーーーー♪

★タイムテーブル★

     

2008.8.22.-8.23.

既に秋?

あったかい紅茶が飲みたいぞ。

★秋がすぐそこ★

なんか、お盆からこっち、ずいぶん涼しい毎日が続いていて、もしかして今年はもう夏は終わり? って感じすらするんですが、今日なんてうち22度でしたからね。8/9に28度だったとか書いてたと思いますけど、ほんの10日ほどでそんなに気温が落ちるとはなあ...。暑さ寒さも彼岸までとか言いますが、お盆過ぎても暑いのがふつーなのに、今年はなんかお盆あたりから素直に涼しくなっちゃって、私としては、まだもーちょっと暑くてもいいのにってゆーか、多少不満が残る今日このごろではありますな。

ま、なんと言っても私、夏って言えば「暑いなーーーっ」とか言いながらソファに転がってお昼寝するのが毎年楽しみで、今年も7月からこっち調子よくぐーぐーお昼寝しまくって、おかげで夜は寝られなくってすっかり昼夜逆転したような生活になってましたからね。でも、夏はそういうのが楽しいのだ。それに、ザルそばだって冷奴だってまだあんまり食べてないのにー。アイスクリームもかき氷ももっとたべたいのにー。

去年は7月はわりと涼しくて、8〜9月にかけてけっこう暑かったと思うんですけど、どうも今年は既に秋風みたいなものが吹いてて、それはそれで気持ちいいとはいうものの、しかしまだ、私は夏にカムバックして欲しいぞ。冬は冬でロリなお洋服をいっぱい着るとか、あったかい部屋にこもってファビやハボたちとぬくぬくするとか、いろいろ楽しみがあるとはいえ、なにしろ、私の生活適温はどうやら28度前後であると最近悟ったことでもあるし、やっぱり今くらいがちょーどいいんだけどなー。ああ、夏って短いのが悲しい...。

そういえばこないだなんか、既に足が冷えるんで8月のさなかだってのにあんかを入れて寝た。いったい、私の身体はどーなってるんだ??? 

        

★秋冬のお洋服★

もう少し夏に居座って欲しいと思う反面、新作コートやブーツの話題があちこちのお洋服関連のサイトから流れて来るのは楽しいものです。メアリさんは今年もめでたくケープつきミディコートが再販(実に5年連続)、新色も登場してましたが、私は以前買ったシュガーローズと黒の予備取りをしておきたかったので、今年はそれを予約しました。私にとってはお洋服ってコレクションという側面もあるから、こーゆー特に気に入ってるものってやっぱりコレクション用の予備を置いておかないとなかなか袖を通せなくって困るんだ。しかし、ココアやボルドー、今年は再販してもらえなかったけどちょっと濃いめピンクのミルキーローズなんかも欲しいってば欲しいんで、それはまた来年以降1着ずつ増やしてゆこうかなと思ってます。もうこの際、メアリさんが何年連続でこのコートを再販し続けるか。これがファンとしてはひとつの興味でもありますからね。しかし、このコートが再販され続ける限り、幻のリボンロングコートは再販されまい。これってオークションにもなっかなか出てこないんだよなあ...。黒とキャメルは持ってるけど、白とミルキーローズが欲しいのにぃ。

で、もうひとつ、しばらく前からずっと欲しいと思ってたのがBabyさんのロングブーツ。レースアップのブーツがすっかり一般的な市場からは姿を消してしまい、殆ど見当たらないとゆー昨今、たまにあってもデザイン気に入らなかったりして買えない。そんな私の理想的なレース・アップ・ブーツがBabyさんのものなんだな。

オークションにも時々出ては来るけど、サイズが合わなかったり、サイズは合っても激烈な取り合いになってゲットできなかったり。それでも黒は1足持ってるけど、白はもー、絶対ダメ!! オークションでは高くなりすぎるので買えない。で、今年のブーツに期待してたんですけど、おお!! 前のより更に気に入るのがいよいよ予約開始とかで、今、絶対ゲットだ!! と意気込んでいるところなんです。今度はサイズも確認してあるので、予約始まったらすぐにおさえてやる!! ちなみに、どんなのかはBabyさんのサイトで見て下さい。今年はロングブーツの他にも1点ファー付きのが出るようで、こちらもファーのポンポンが付いてたりしてめちゃ可愛いですよ。

ただ、昔は本革のもあったBabyさんのクツも、最近はコストの関係か合皮のばかりになってて、ココがちょっと残念なところ。まあ、同じデザインでも本革で作るとお値段倍だからなあ。だからジェーンさんのクツって思い切り高いでしょ? でも、やっぱり一般にこういうのを着る年頃の女の子にはちょっと大変な金額になっちゃうし、仕方ないのかなと思うけど、たまには本革のも作って欲しいよね。合皮は本革に比べて比較的弱いという難点があるし、特にブーツだと足首周りとか伸縮が激しくて負担かかるから傷みやすい。気に入って履いてるリボンサンダルは数年前のもので本革なんですけど、やっぱりいいんだもん。これはヒールの安定もよくって非常に歩きやすいし、めちゃ可愛いので思い切りロリな服には定番になってます。予備ももちろん取ってるし。ただ、白と黒しかないので、未だにゲットしそこねたエンジが欲しいなと時々オークションをチェックしてるのに、出てこないんだな、これも。

まあ、さすがにこれだけ服買いまくったらやっとなんとかビョーキも一段落して来たようで、今のとこあとはメアリさんがどんな冬もの出すかくらいしか期待するところもないし、今年の秋冬はそのへんの散財のみでおしまいになってくれるといいんだけどなあ。う〜ん、やっぱり他にも何か買ってしまうかなあ...。

      

★逃避行★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

Episode2は現在14章まで書けてて、字数的には64000字くらいになってるから既にEpisode1に近い長さになってるんですが、いかんせん、お話そのものは全然「まだ始まったばかり」な状態で、三兄弟を迎えてディナーというシーンまでやっと漕ぎつけたとこでしかない。このぶんでゆくとたぶん40章くらいまではいくんじゃないかという気がするんですが、なんか思ってたより長くなったなあ、これも。

まあ、既に六万字以上も書いてるから、これだけ先行していればもう連載始めても大丈夫だと思うけど、せめて20章までは書いてから出したいので、う〜ん、9月半ばから10月くらいからなら始められるかな。ともかく、そのへんを目処に頑張りますので、いましばらくお待ち下さいまし。

さて、先週はファーンの話をしたので、今日はメリルくんの話にしましょう。今回のタイトル、「逃避行」っていうのは、メリルが画家への一歩を踏み出す大きな賞を取った時の作品のタイトルなんです。お話の中では、Episode2の始めでまだ12〜13才くらいですから、まだまだそんな大きい賞を取るなんてのは先の話ですけどね。

ともあれ、三兄弟の中でこのコだけがディに反感を持ってるとか、サラサラのブラウンの髪を肩くらいまでに切ってて、目の色もブラウン、綺麗なコだけど母親似なので外見的には全くディとは似てないが、性格的には子供の頃のディに一番近くて繊細で頑固なんて話は既に書いたと思います。

まあ、あの親父に対して、そのワガママ勝手な生き方を大芸術家だからと手放しで認めるのがふつーか、反感を持つ方がふつーか、これはう〜ん、どうなんだろう。私としてはメリルの反応が一番ふつーかなと思ってるんですけど、どっちと思うかは読む人の性質にもよるんだろうな。でも、お話の中では現実問題としてディを非難してるのはメリルくらいで(世間一般は別として)、デュアンはあの通り一も二もなく反感持つどころか会ったその日から懐きまくってるし、ファーンも実は、彼のひいじーちゃんが若い頃は相当プレイボーイでならしたヒトらしく、「ずいぶん奥さんを泣かせた」なんて話をじーちゃんからよく聞かされていたという背景事情がある。

母親が父親の女性関係で苦労してるのを見て育ったじーちゃんは、その反動で女性に関しては極めてマジメなヒトなんだけど、この話は今となってはひいじいちゃんを苛めるネタにしてて、過去の笑い話として時々持ち出したりしてたんだな。それを聞いたファーンはまだずっと幼い頃、どうしてそんな風に大おばあさまを泣かせてまで、女の人と遊びまわっていたの? とか、素朴な疑問として曽祖父に尋ねたことがあった。その時から、いろいろ昔の話を本人から聞かされていて、そのせいでそういう「女性と遊びまわるタイプの男の心理」っていうのにそれなり理解があったりするらしい。それにこのコは何と言っても貴族社会で育ってるので、「そういうことはよくある」みたいなこともなんとなく耳に入ってくることがあって、それで自分の実の父親があんなふうだということもわりとすんなり受け入れられる素地が元々あったみたいです。この子のそもそもの性格も、そういうことを面白がるタイプなのかもしれないけど、そんなこんなあって、ディに反感よか親しみとか好意の方を持ってるって感じですね。

弟二人がそんなで、しかも自分の母ですらディの生き方は認めているようなことを言うし、メリルとしては絶対にそれはヘン!! と思うんだけど、周りのみんなは自分の方をヘン!! と思ってるように感じられる。それで、そうなんだろうか? と思いながらも、だからってすんなり納得するような子でもない。基本的には素直で優しい子なんだけど、一旦こだわったらしんそこ納得できない限りは自分を曲げないところが、このコもさすがにディの息子だってことでしょう。父親が偉大な芸術家だということは分かってる、分かってるけどだからってこれでいいのか?! この疑問に答えが出るのに、この先延々、延々、時間がかかるんでしょうね、この子の場合は。まあ、「ロバのように頑固」なんて言葉がありますけど、メリル見てるとそういう感じします。それがまた、作者的には微笑ましいんですけど、やっぱ一人くらいこういうコがいないと、お話面白くならないもんね。

で、性質的には絵を描いてれば機嫌がいいってコだから必然的にこもりがちで、人とわいわい騒ぐってことはないタイプ。だから本人は学校でも自分は無口でとっつきにくいと思われてると思ってて、でも親しく口をきく友だちがそう多くはないことも大して気にはしてませんね。あるイミ、根っからの芸術家気質だってことなんでしょうけど、でもなにしろ美形なのは確かだから、実はメリルに憧れてる女の子ってのはけっこういる。ただ、本人が騒がしいのはキライ!!なのが露骨に分かるので、積極的にアタックなんかしたらそれだけで嫌われちゃいそう。そう思うもんで、女の子たちも遠巻きにして溜め息ついてるのが精一杯なんだね。しかし、メリルの方はそういうとこ全然鈍感だから、まるで意識してないというか、女の子なんて目に入ってないというか。このへん、「氷の王子さま」なんだな。

ただ、おとなりにひとつ年上の幼なじみの男の子がいて、学校も同じところに通ってるからその子とは小さい頃から仲良し。こっちの子は活発でスポーツマンタイプなので学校でも女の子にきゃーきゃー騒がれたりする方です。でも、もの静かで優しいメリルのことは気に入ってて、弟みたいに何かとかまってくれてる。それにこの子は親しくしてる女の子の友だちも沢山いるから、メリルに憧れてる子がいっぱいいるのもよく知ってる。でも、それをメリルに言っても、ぜーんぜん本気にしないのよね。「いいんだ、ぼくは絵が恋人だから」とかって。救われないのは、告白もできずに影から密かに見てるだけの女の子たちですかねえ...。ああ、やっぱりそのへんもディの息子ってことか...。

そんなわけでメリルは13歳の現時点でもう「将来は画家」と決めてるから、この先はやっぱりアートスクールから美大でしょう。美大まで行く前に賞取っちゃったりするかもしれないけど、母のマイラがディに言ったところによると、「画家になれようがなれるまいが、あの子は一生絵を描いてるわよ」ですってさ。それほど、絵描いてれば幸せらしいけど、跡取りのことでメリルに言われてディに断りの電話をかけた時、マイラは「私のちっぽけな会社ですら、あの子に継がせるなんてこととっくに諦めているし、ましてやモルガーナ家の当主が務まるような器じゃないのよ。それは本人が一番よく知ってるわ」って言ってた。でも、画家としての才能は、やはり父譲りなのか相当なものがあるのはマイラも認めてるようで、「あなた(ディ)のように画家としてあれだけの仕事をしながら、伯爵さまとしてもやってゆけるような器用な子じゃないのよ。だから、あの子にはかまわずに、絵を描かせておいてやって頂戴」とも言ってます。

ただ、この息子の無欲なところを微笑ましくも可笑しな子よねとは思ってるらしく、メリルに冗談で「本当に欲のない子ね。モルガーナ伯爵になったら、あの大邸宅やリムジンや沢山の会社やお金や財産が全部あなたのものになるのよ? 本当に断っちゃっていいの?」とか、答え分かっててちょっと意地悪言ったりする。そうするとメリルは、「ぼくがなりたいのは伯爵さまじゃなくて、画家だもの。その方がずっと欲張りな望みだと思うけど?」とか、実に単純明快なお答え。それ聞いて、マイラはディが「貴族になんか生まれたくなかった伯爵さま」ってことをつきあってた時からよく知ってるし、自分も自分で会社を興して成功させようという気持ちはあっても、金輪際、伯爵夫人になってリッチな生活をゲットしようなんて卑しいことは全く思わない女性なもんで、親子ってヘンなとこが似るものなのねと内心笑ってたりしますけどね。

でも、ディの方はこのメリルからの正式の断りを聞いて、やっぱりかーと笑いながらもマイラに「きみもちょっとは協力して、メリルを説得してくれればいいのに」とか半分冗談で恨み言言ってました。で、ロベールさんに、「あんなに欲のない女性ばかり選ぶんじゃなかった」とか珍しく愚痴ってて、するとロベールさんの方は「おまえにしては上出来だよ」とか笑ってる。彼の方はもう、三兄弟と初めて会って以来マゴのことに夢中ですから、メリルの断りにも気を悪くしたりするどころか、いやいやなかなか芯のある子じゃないかと反対に感心すらする始末で、その上、やはり真に貴族の血を引く者はそれくらいでなくては、とか思ってたりするからなあ。しかもロベールさんに言わせると、メリルのこの「ロバのように頑固」なところはどうやらビーチェに似ているらしく、結婚してくれと泣いて頼んでる自分に対してビーチェが「私は一人娘なので家を継がなければなりません。父を失望させるわけにはゆきませんし、だから、あなたとは結婚できないんです」と頑固にもつっぱね続けた彼女を思い起こさせるもんだから、余計気に入ってたりするのよね。

でも一方で、ファーンやデュアンは家を継ぐことこそ承諾してくれるけど、ファーンが爵位なんかにこだわってないことは一目瞭然だし、デュアンはデュアンで自分まで断ったらおじいさまもお父さんも困るだろうなとゆー、あるイミ「騎士道精神」みたいなもんで引き受けてくれてる。そうすると、これがモルガーナ家とシャンタン家の血筋ってやつなんだろうなとも思うな。

作者として言わせてもらえば、私はそういうのが好きなんだ。だから、そういう人間以外は書きたくないんだ。結果として、必然的に「天才と富豪と美形」しか書かないとゆー信条が成り立つわけよね。美も富も天分にこそついて回るものというか、精神なくして美も富もなしというか。だって精神的に卑しい人間は当然美しくないし、そういうのはたとえ財産あっても結局はそれ食いつぶす方に行くか、身に過ぎる富を扱いかねて不幸しょいこむか、どっちかにしか行かないじゃん。ヨーロッパの王侯貴族社会ですら衰退に向ったのも、結局は革命を引き起こしたのも、言わば世界を大局的に見ることも出来ず、目先の富のみに卑しく群がることしか考えなかった非啓蒙種の当然の末路。あれだけの権力でさえそうやって衰退するわけだから、これまた、この世の摂理というもので、その摂理の前にはそのへんの小金もちなんぞモノの数ですらないな。ま、もともと私は象徴的な意味で「人間(非啓蒙種)」の日常や生活になんか何の興味もないし、「神々(啓蒙種)」の世界しか書きたくないわけだから、これまた必然の当然でこうなるのは仕方がないのさっ♪

さて話を元に戻して、では今回のタイトルでもある「逃避行」というメリルの作品なんですけど、これは鳥の絵なんです。なんてことない小鳥が枝にとまってるだけの絵で、これはメリルんちの庭に珍しい鳥が飛んできて木にとまってるのを見て、彼が「見かけない鳥だね、どこから来たんだろう」と言ったところへ、側にいたマイラが「このへんに普通にいる鳥じゃないから、たぶんどこかで飼われてたのよ。カゴから逃げ出して来たんじゃない?」と答えたところから生まれた絵で、もうその時、直感的にメリルにはこの構図が見えてる。鳥の絵なんだけど、その鳥の豊かな表情や小さな身体から漲ってくる生命力が「鳥」の姿をしていながら「人間」のみならず、あらゆる「生命あるもの」を象徴してることが目のある者には一目瞭然に分かるような作品で、ただ、メリルとしてはその構図を思い描いた時に、そんなリクツはまるっきり意識していない。後から見ればそれはそういうことだなと分かるんですけど、とにかくもうリクツより先に直感的に鳥と人間、それに他のあらゆる生き物の生命そのものを重ねていて、その直感が見る者にそのまま伝わる感じでしょうか。これが後に「計り知れない宇宙の深遠を感じさせるような何かを内包していて、それが無条件に見る者を感動させる」とか「人間は日々、日常の瑣末なことに囚われて泣いたり笑ったりしているけれども、本当は我々はより大きな宇宙に包含されている存在であることが彼(メリル)の絵を通して感じられ、そのことの喜びと悲哀を一瞬にして悟らされる」とか絶賛されることになるわけです。確かにこういう作品見てると画家としてはこの子はディにも匹敵するくらいの天才かもしれないなと思いますね。

ディは基本的に哲学的資質に大変恵まれているので論理と直感の両方で作品を詰めてゆく画家ですけど、メリルの場合はもっと本能的というか、言葉や論理より直感が先ってとこが独特かな。表現したいことが、言葉より先に画面になってる。口下手というより、もしかするとこの子は絵で言いたいことが何でも言えてしまうので、逆に言葉を必要としてないだけかもしれないなという気もします。

お話が進んでどういうコか分かってくるにつれて書くのが面白くなってきたメリルくんなんですが、私としてはこういうキャラは珍しいですね。まーとかディとか、アレクやアリにしてもそうですけど、うちはわりと最初から個性や天分がはっきりしてて、作者としてこれは主人公クラスに育つなって予感があるキャラが多いのに、メリルはここへ来るまでちょっとどーなるか分からんってキャラでしたから。うーん、なるほどな。やはり作者にとってもコイツは「とっつきにくい子」だったか。

ちなみに「氷の王子さま」っていうのは、これは以前書いたかもしれませんけど、ディの師匠であるバーンスタインが描いた18枚あるディの絵の中の一枚のタイトルで、その絵が世に出た当時からディを形容する言葉として一般によく使われてるものです。で、ロベールさんが、初めてメリルと会った時に、なるほどこの子は他の二人と違うなと思いながらも、ディの子供の頃にこの子が一番近いんじゃないだろうかと思うシーンを書いてた時、「氷の王子さま」という言葉がメリルのイメージとかぶってきて、作者としてはそのへんでやっとこの子のイメージをきっちりつかめたって感じだったんです。そういうのも含めて、いずれ詳しくはEpisode2に出てきますので、そちらでお読み頂ければと思います。ああ、今日はめちゃくちゃ長くなってしまった...。ごめんなさい。

★恐るべきこどもたち★

     

2008.8.15.

お盆ですね。

あやぼーは例によって

おうちでひるねしてま〜す♪

★歯医者さん★

もう6〜7年、歯医者さんと縁のない生活を続けていたんですが、以前、応急的に簡単な方法で治してもらってあったところがまた処置が必要になり、久々に見てもらうことになりました。

以前に通った時は、3本ほどかなり悪くなってた歯があって、それを全部きっちり治すのに1年近くもかかってしまったんですけど、あれから早や7年。その時、小さな虫歯が出来てるかな? というところが1箇所だけあって、それが今回見てもらわなければならなくなった部分なわけです。

7年の間に、最初のうちは定期健診を何回か受けてたんですけど、それもめんどくなって「忙しくて時間が取れない」を理由にずっとパスしてたから、実質的に5年は歯医者さんに行ってなかったことになるのかな。そんなだったんで、今回、虫歯が増えてたらどーしよーと一抹の不安がないでもありませんでした。

問題の部分は、ちょっと削ってプラスチックを被せるだけで一応は修復されましたが、歯医者さんには、「神経を取らなきゃならなくなるほど深くなる前に、これ以上悪化させないためにはセラミックをかぶせた方がいい」と言われてて、でもそうするとせっかく生きてる現在の歯を相当削ってしまわなきゃならなくなるから、それもなーとか思って今、どうするか考えてるところです。

で、他にはごくごく小さいのがふたつ、ちょこっと出来てるかな? という程度で、1〜2回行けば、ぱぱぱっと治してもらえるくらいの本当に小さなものだったから、歯科衛生士さんには「5年でこれくらいしか悪くなってないなら、なかなか優秀ですよ」と褒めてもらえました。

そうすると、約7年の間に増えたといえばその2箇所だけなわけで、自分でもそれはなかなか良い成績だなと思いましたね。これは、毎日の歯磨きがそれだけ功を奏しているということですから。

あやぼーはもう20年くらい前から、ハイドロキシアパタイト配合の歯磨きを使ってますが、これは一時期話題になったのでご存知の方もあるかもしれません。これを使って歯磨きしてると、ごくごく初期の虫歯、つまりまだ穴が空いたりする前の、表面が傷みかかってる程度の虫歯なら、この「ハイドロキシアパタイト」という物質が自動的に修復してくれるんだそうです。その結果として、虫歯になりにくいらしいのよね。ただ、この歯磨きはふつーのやつの10倍くらいの値段がする。でもまあ、自前の歯は取り替えることができない貴重品だし、一生自分の歯で食べたいとも思うから、自分的にはこのくらいの出費は許せるかな。

そういう歯磨きを使ってるのと、7年くらい前からは当時オススメされた歯医者さん特製の歯ブラシ&フロスをずっと使ってお手入れしてるのとで、今回の優秀な結果が出たんだろうなと思います。それまでに比べて、はるかに虫歯が出来る率が少なくなってたわけですからね。他には、毎日カルシウムのサプリを飲んでることも関係してるかもしれません。

こういう好成績が出ると、なんか毎日の歯磨きがこんなに役に立ってるんだなあという実感が持てて、最近は「あー、めんどくさい」と思いながらやってた歯のお手入れですけど、改めて「丁寧に磨こう」という気分にもなるというものです。そこで、今回新たにオススメされた写真の「プラウト(赤い方)」なるものを毎日のお手入れに加えることにしました。

これは、歯の生え際の所を鉛筆でなぞるみたいに軽くこすると、歯ブラシだけでは落ちにくい汚れをケアできるというもので、自分でも気になってた部分を手入れできるので、お、これはいいぞと思い、既に定番となってます。ちなみに、白い方が行きつけの歯医者さん特製の歯ブラシです。市販のものに比べてブラシ部分が三分の二くらいの大きさなので、奥の方まできっちり磨けるんだな。以前使ってた市販のものに比べて使いやすいので気に入ってて、まとめ買いしておいてずっと使ってます。

この歯ブラシを使う前は、冬に冷たい水で歯を磨くとしみたりしてすっごい痛かったりしたんですけど、それは堅い歯ブラシを使ってるせいで歯茎を傷めていたからだそうで、それもあって当時、このかなり柔らかいものを奨められました。これを使うようになってからは、自然とそういう症状も出なくなりましたね。同じような症状のある方は、歯ブラシを柔らかいものに変えて、あまり力を入れずに磨くようにすると良いと思います。

そんなこんなで、現在、私の歯の状態は大変良好なようなんですが、それもこれも今通ってる歯医者さんのおかげと言えるでしょう。全くもって歯医者さんなんてものはほんっとーおにピンキリで、ロクでもないとこも多いから選ばないといけないとつくづく思いますよ。なにしろ、ココにかかる前に私も2回ほど歯医者さん変えてますから、やっぱり差があるなあという実感があるのよね。

ともあれ、これからは日々のお手入れに加えて、毎日飲むカルシウムの量を倍にし、小魚を定番食品にして、更に健康な歯作りに邁進したいと思います。10分間歯磨きも励行するぞ!! でも、磨きすぎはかえってよくないそうなんで、皆さまもお手入れは丁寧に、でもほどほどに。

     

★ファーン★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

今、Episode2を書いてるわけですが、デュアンはもうこれまでも出まくってるんで、作者としてもコイツのことはもういーかげん良く分かってるぞ、って感じだったんですけど、その影に隠れてたファーン&メリルがどういう子たちなのか、徐々にはっきりして来た感じがします。実際、私は事前の人物設定なんてまるっきりしたことがないヒトなんで、お話書いてるとそれが進むにつれて、そーか、こーゆーヤツなのかと分かってくる。だから、ストーリーそのものに登場して来てくれないと親しくなれないみたいなんですね。

で、まずファーンですけど、この子の母親はモルガーナ家と並ぶ名家の出で、ディと付き合ってた頃は既に未亡人だったというのは前に書きました。そのへんの詳しい経緯はEpisode2で出てきますが、そんなわけでファーンは母方のクロフォード公爵家で育ってるんです。

このクロフォード家ってのは大家族で、既に引退しているファーンの曽祖父が現在95才、その下に息子である現公爵がいて、ファーンの母親はこの公爵の三人の子供のうちの一人だったわけです。上には兄が二人いますが、この兄、つまりファーンの叔父さんたちもどちらも一緒に住んでて、そのためファーンは8人の従兄弟たちと同居してる状態にあるのよね。まあ、広大な邸宅ですから、これだけの大家族でも窮屈ってことは当然ありません。

しかしまあ、この環境で、ただひとり私生児っていうのは肩身がせまかろうって感じしますが、ファーンの母親が現公爵の子供のうちたった一人の女の子だったこともあって、幼い頃から一家のアイドル状態だった。だから、その子供ということでファーンも大事にされてて、今では曽祖父のお気に入りにまでなってるようなので、実際にはそれほど窮屈な思いをして育ったわけではないみたい。

ただ、やはりそういう環境ですから、その子が「曽祖父の一番のお気に入り」で、それでいて従兄弟たちからも妬まれたり、意地悪されたりせずに仲良くやってるっていう事実から、かえってファーンが努力家なんだなというか、社交術にも生来長けてるんだろうなということが伺えますね。

実際、このコはなかなかソツがなくて、例のモルガーナ家で兄弟三人が初めて顔を合わせた時でも、すぐにロベールさんとも打ち解けて、座を盛り上げる話題をさっと提供したり、デュアンがディナーの前に彼の部屋に話に来た時は、笑える話題を出して弟をリラックスさせてやったり、なかなか気を使うヤツなのかなという感じもします。

デュアンより1つだけ上の11才なんですけど、既に背も高くて13才くらいに見える。デュアンが見るからに可愛い可愛いしてるのと比べれば、だいぶ落ち着いた雰囲気のあるオトナっぽい少年って感じかな。髪は少しウエーブのかかったダークブロンドで、瞳はディにそっくりの蒼。学校はディが出たのと同じ寄宿学校に行ってるそうです。成績優秀、はきはきして面倒見も良いので周りからも人気のあるコで、もちろん目立って美形だから、「毎度上級生をかわすのにけっこう苦労してる」とかデュアンに言ってましたね。でもなんかこのコ、上級生を手玉に取るのもうまそう。ディほど根性悪く謀略をめぐらすってタイプではないけど、なんだかんだかわしつつも味方につけるというか、結局仲良くなって、相手にコイツだから仕方ないか、みたいに思わせるとこがあるような気がする。それ考えると、アレクとディを足して2で割るとこうなるかなってタイプかな。ま、これはやはり実業家向きってことなのかもしれませんね。ヒトをいいように転がすのがウマい♪

でも、このへんはまだまだ表面的な顔のような気もして、ファーン自身が今はまだ幼いから、自分でも自分をどこまで把握してるかは疑問。成長するにつれて、裏に隠れてる複雑なとこが出て来そうではありますな。それに比べるとメリルは今既に分かりやすいというか、見えてるまま100%な感じかな。ま、Episode2では、このデュアンのにーちゃんたちのキャラクターも、かなりはっきり出てくると思います。

★逃避行★

     

2008.8.9.

暑さはちょっと一段落?

でも、カミナリがうるさ〜い!!

★最近の天気★

8月に入って、なんかちょっと暑さが和らいでますね。7月には家の中でも連日28度〜30度くらいまで上がってたんですが、今は27度〜28度くらい。従って、クーラーは全然つけてません。でも、うちあたり、山の中でそれだから、街の中では30度前後くらいだろうし、そうなるとクーラーつけるかつけないかはビミョーなところかも。

何はともあれ、まだお盆はこれからだからまた暑さはぶり返すんでしょうけど、ま、せっかく夏なんだから、もーちょっとは暑い日が続いてもいいかな? とは思いますね。

それはともかく問題は雷で、今日も昼から夜中まで雨も降らないのにゴロゴロ、ゴロゴロ、おかげで誘導雷が怖くてパソコンつけられないし、給湯器とか危なそうなものは使えないし(前の給湯器が誘導雷でやられた)、ブレーカー落としといた方が安全だからと思って落とすと電灯つけられないし、いったい最近のカミナリはどーなってんだ? と思いませんか。異常気象でカミナリ雲まで異常発生してるんでしょうか? 昔はせいぜい夕立と共に来て、夕立とともに去る、程度のものだったと思うんだけどなあ。

全く迷惑な話ですが、皆さまもパソコンのみならず、基盤の入ってる製品にはくれぐれも誘導雷が落ちないよう、ご注意下さいませ。あ、それ言うとファビも危ないかもね。遊ばない時は電池は抜いておきましょう。

     

★置時計★

さて、最近買った雑貨シリーズ第5弾は置時計です。あやぼーは腕時計ってあんまりキョーミないんですけど、置時計や掛け時計には目が無くて、お、いいな、と思うとついつい買ってしまう。家の中には既に8個くらいあるから、もう置く必要のあるとこないのにまた買っちゃった。使ってないのもいくつもあるんですけど、その中にコレの色違いまであるのに...。

なんで色違いが既にあるかと言うと、これはベルメゾンのカタログで見つけたやつで、シリーズ商品みたいになってる。最初に見つけたのはボディが濃い茶色のやつで、これと全くデザインは同じ。最近になって白が出て来たけど、アレがあるから、と思ってしばらくは我慢してたんだ。でも、こういう雑貨の白って好きなんですよねえ、困ったことに。先週お見せしていたブレッドケースとかね、ああいうアンチックな雰囲気で白ってのにはことに弱い。それで結局、我慢しきれなくて注文してしまったというわけなのです。

見た目、木製かな? と思うかもしれないんですけど、実際はスチール製でなかなかずっしりした感じ。どこに置くかはまだ決まっていない。で、コレだけでもよぶんなのにっ、先日届いた新しいカタログにまたいい掛け時計があるんだよねー。縦型でこれよか大きいけど、それは振り子付きで色はたぶんすごく濃いブラウンじゃないかと思う。写真では黒っぽく見えてるけど、手元にあるシリーズのやつが全くの黒じゃなくてそんな感じの色なんだな。でも、それもまた白が出てくる可能性もあるから、今買うか、待つか、難しいところなのだ。

ちなみに、この白の置時計は8/25までならベルメゾンで買えます。売り切れてなければですけど、新生活館・夏号に載ってるやつなので、ベルメゾンのサイトで「時計」を検索したら出てくるんじゃないかな? お値段は3990円。欲しいと思った方は、お早めに。

     

★ひなまるとお別れ・その2★

トップページにも書いてますが、7月末でSo-netのハーボット・サービスは終了となってしまいました。5月にこのお知らせが出てから、やっぱり「ハボと別れたくないよー」というファンの方も多く、サービス終了反対の署名運動まで起こりましたが、残念ながら予定通りクローズしましたね。

でも、サービス終了後にHPやブログで使える「ハーボット・クロック」が登場したので、So-netさんも完全にハボを切ってしまうつもりではないような感じです。これがどういう経緯で出て来たのかは不明なんですけど、ユーザーが力いっぱい終了反対!! と抗議しまくったために、一応、So-netさんでもお客さんの気持ちを考えてくれたのか、それとも、新サービスに移行する前にプログラムとかサーバーとか、何かの理由で一旦サービスを停止しなきゃならなかったか。何はともあれ、このハーボット・クロックが出たということは、何らかの形でハボ復活もありうるということのような気がして、私としては期待してるんですけどね。また、ライヴなハボたちに会える日が来るといいなあ♪

で、その「ハボ時計」は現在、旧Receptionページに設置してあるので、良かったら見てって下さい。なお、この時計はどなたでも無料でHPなどに設置できます。使いたい方はこちらで詳細をご覧下さいまし。

  

     

★モルガーナの由来★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

ディの名前を決めた時の経緯はこちらで詳しく書いてますが、その時、名字の「モルガーナ」については単に「モーガナ」か「モルガーナ」になるだろうというだけで、どういう由来なのかは何もコメントしてなかったと思います。それも当然で、その時、私はこの名字についてはなんとなく「モーガナ」という女の子の名前がアタマにチラついてただけで、それに特に意味があるとは思ってなかったんです。

ところが結局、語呂がいいので「モルガーナ」と決めてからずっと後になって、昔読んだ本を読み返してたら、これがケルトの戦いの女神の名前だったということが判明しました。昔読んだ本に載ってたんですから、「音」としてはアタマのどこかに記憶されていたんでしょうけど、その意味までは覚えてなかったらしい。

彼のデュアンというファーストネームはスペルが変則的でDiane(このスペルのせいでディと呼ばれてる)、これは月の女神のことですけど、同時に狩猟の女神でもある。で、モルガーナの方は戦いの女神。なんか、やっぱりなーと妙に納得がゆく気もしますが、そういうわけで、ディにはダブルで女神さまの名前がついちゃってたということになりますね。たまにこういう、自分では意識せずに付けてて、後になってイミが判明すると、お話のテーマとかキャラのイメージにぴったりだったなんてことがあるものです。

「モルガーナ」という女神が美形なのかどうかはよく分からないので、この後また調べてみたいと思いますが、ともかくもケルトの女神さまですからね。それがまた作品のテーマとも根底で合ってくるってとこが僭越ながら神がかりかな♪、と思ったりもする。しかし、ダブルで女神さまの名前が付くってとこがなあ...。やっぱりディだわ。私も気づいて、あら、そうだったの?、とびっくりした。

★ファーン★

    

2008.8.2.

とうとう8月。

海に想いを馳せつつ、

今年もおうちで昼寝のあやぼーなのだ♪

★ブレッドケース★

最近買った雑貨、第4弾はブレッドケースです。円筒を横置きしたようなデザインで、前がパカっと開くやつね。これはベルメゾンのカタログで見つけて買いました。

こういう丸型のブレッドケースは、他にもブラバンシアのが出てたんですけど、今回の場合、それよりこっちの方があやぼー的には気に入った。なにしろカントリーな雰囲気がいいし、ブランバンシアのは1万円くらいしたのに、こっちは僅か2980円だったしね。同じような金属製なのに、なんでこんなに値段が違うんだ? って感じですけど、まあブラバンシアはブランド品ってことで高いんでしょう。

あやぼーはパンってあんまり食べないから、これはパンを入れておくというより、これ自体を飾っといて小物をちょっと入れするのに使おうかなと思ってるんです。用途がどうとかじゃなく、このレトロっぽいムードが気に入っちゃったんだな。色は写真では分かりにくいですけど生成りがかったオフホワイトで、足とつまみ部分がシルバーっていうのもなんともマッチングが良い。幅40cmほどで思ってたよりわりと大きめだから、テーブルの上にちらかってる小物をいろいろ放り込んでおくのに役立ちそうです。

      

★9700ポイント★

どこのクレジットカードでもやってるポイント・システムですが、私は今、AMEXのポイントを貯めるのに一生懸命になってます。なぜかとゆーに、他のカードでもあると思うけど、航空会社のマイレージにポイントを移行できるってのがAMEXにもありまして、しかも他のとこより還元率が非常に良いのよね。

クレジットのポイントってふつー1000円で1ポイントってのが多いけど、AMEXのポイントは100円単位で1ポイント。そして、この1ポイント=1マイルでマイレージに移行出来るんです。他のとこは3Pとか5Pで1マイルとかだから、かなり違うんじゃないかな。これは「トラベラーズ特典」というやつで、これには参加費が年3150円かかります。でも、航空券タダもらい出来ること考えたら、この参加費って大したことないよね。もちろん、実際にポイントを移行する時に登録して払えば良いので、たまるまでは必要ありません。

AMEXは旅行好きな人にはけっこうオトクなカードで、国内の一流ホテルが50%OFFで泊まれる特典なんかもある。例えばウチの近場だと、ヒルトン大阪なんか60%OFFになったりするし、リッツカールトン大阪なんて、73000円のとこ36000円だもんなあ。だから、そういうの使って1〜2泊もすればバカ高い年会費も取り戻せちゃう。でも、私は旅行嫌いだから今まで殆どその高い年会費をタダ払いしてたようなもんなんだな。それで何かで取り戻せないかと常々思ってたんですけど、ヨーロッパ方面の航空券もらえば一気に取り戻せるなとかセコいことを考えて、65000Pを目指して貯めてるというわけなんです。

ちなみに、AMEXでも会員紹介キャンペーンをよくやってて、もしお友達に会員の方がいたら、そういう時に紹介してもらうと初年度年会費無料で入会できます。旅行によく行かれる方なら、持ってると得すると思う。それに、1回でもポイントを商品に交換した実績が出来ると、その後は無期限で貯められるようになるしね。昔は1年ごとで失効してたんですけど、いつの頃からか一定条件を満たせば無期限になったんで、それならってことで貯め始めたんです。

しかし、100円=1Pとはいえ65000マイル分、つまり65000P貯めようと思うと650万円も使わなきゃならない。何年かかるかな〜とか、まあアテにしないで気長に貯めとくか、みたいな気分で始めたものの、使ってりゃそれなりたまってくるもので、最近やっと35000Pに到達しようとしてました。それでも全然、道半ばですけどね。ところが、ここに朗報が。

今年、確か1月〜3月で一定額以上使っておいたら、3000Pプレゼントしますとゆーキャンペーンのお知らせが来てたんで、これは美味しいと思って登録しておいたんですけど、このポイント、いつもらえるのかなーと思ってたら、先月なぜか9700Pものボーナスポイントが付いてきた。あれ? 3000Pじゃなかったの? とか思ってびっくりしてたんですけど、他にもいろいろキャンペーンやってるから、私の知らないうちにそれにひっかかるようなとこで使ってたのかもしれない。何はともあれ、65000P目指してるとこへ9700P=97万円分のボーナスポイントは大きい!! これで一気に目標に近づいたからかなり勢いづいてて、最近は電話料金もAMEX払いにしたし、この上は食料品売り場でも使いまくって! 残り20000Pを貯めてやるぞ。そしてタダでヨーロッパに飛んでやる!!

既にAMEXカードをお持ちの方もあるかと思いますが、持ってない方で旅行好きなヒトは考えてみてもいーんじゃないかな? と思ってご紹介してみました。最近ではホテルのHPで独自に安い料金プランを設定してるとこもありますけど、こちらも参考にして比較なさってみて下さいまし。

      

★Eposode4の先★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

現在、Episode2 を書き進めているとこなんですが、以前書いてたように、「告白」、「発端」、「休暇」と続くってとこまでは決まってたんです。それが最近更に、Episode5から「約束」「迷路」「帰還」というように続くタイトルが出てきて、そのへん考え合わせると、この外伝シリーズはディとデュアンがどーなってくかっていうストーリーが縦糸になりつつも、メリルやファーンとか、ロベールさんやエヴァちゃんなど、それを取り巻く人たちのストーリーが横糸になってて、それが絡まってそれぞれのお話になってくっていう感じで進むようです。

で、まあ思うに、デュアンも今は11才くらいだから、とにかくディが好きで側にさえいられればいい! みたいな? アリシアとディの間に割り込んだのは自分なんだし、いつかきっと、とは思っててもまだ子供だから「ディの恋人のひとり」ってとこでそれなり満足はしてる。でも、これが13〜14才くらいになると、いつまで経ってもアリと別れてくれないディにけっこうきーーーーーーーっってなって来るんじゃないかと思うのよね。ディはディで、デュアンを側に置くようになってから、昔ほどは外泊もしなくなってて、女性の恋人を増やすってことも少なくなってくんですけど、それでもアリとはどうしても別れようとしない。一緒にいるに従ってデュアンがますます可愛くなってくのはなってくんですが、ディってのも屈折してますから、デュアンだけってことにはなかなかしてくれないのよね。

デュアンは今でさえ可愛いのに、13〜14才ともなれば、その頃のディを彷彿とさせる絶世の美少年に成長してるでしょうし、そうなると、密かにディとそういう関係だなんて、まーたちのようなごくごく親しい人間以外は知りませんから、デュアンをどうこうしようというヤツも出てくるだろう。そうすると、かなりこじれてくことも予想される。まあその辺りが「迷路」ってことになるんでしょうけど。

そんなふうに先を読んでゆくと、どんなに頑張って連載しても1年で2話出せたらいい方だし、Episode7までゆくには2〜3年はかかりそうですね。ま、更新ネタが無くならなくていいってばいいんですが、気長にお付き合い下さればと思います。

ところで、Episode2の開始なんですが、Dialogueがやはり今年いっぱい連載かかりそうで、あんまりあれこれ出しても読む方は混乱しちゃうかもしれないし、Episode2自体も思ったより長くなりそうなんで、9〜10月くらいから始めようかなということに変更しました。より完成度の高いものを出すためにも、それくらい時間があった方がいいかなとも思うし。ま、その間、Dialogueの方をお楽しみ頂ければと思いますが、実はDialogue の連載が済んだら、来年は「Colours of the wind」とゆー、これは綾の仲のいい友人で作家の峰岸裕也ってのが主人公なんですけど、それつながりでこっちもシリーズみたいになってるから続けて出すことになってるし、だから、Dialogueもきっちり読んでおいてもらいたいなーとも思うしね。

そして、更にその先なんですけど、そもそも外伝から連載してるってのがヘンなんですが、まーたち4人が主人公の本編は本編で別にちゃんとあるわけで、いずれはそれも出さなくちゃなりません。これはもうGrand Prologueだけでも相当長くなるだろうし、まーがディに苛められてコカイン中毒までなっちゃったりとかするから、それ考えるとけっこう外伝よりずっと壮絶な展開になるだろう。ま、そんなこんなで少なくとも向こう5年は更新できるだけの小説ネタがあるな♪

これまではHP教室とか、英語教室とか、Sweetsコーナーとか、わりと「他でもある内容のものはうちにもある」状態にしておきたかったので、そういうサイトのベース作りがメインになってましたけど、今年中には文法教室も完成させるつもりだし、そのへんが出来たらベースの内容を増やしつつも、今度は「うちにしかないオリジナル」を乗せていくのがメインになるでしょうね。小説とかイラストとか、雑文ももっと増やしたいし、旅行キライだけど、HPネタにするためならどっか出掛けてもいいかなという気もするし。

Magazine Workshop 10周年まであと3年なわけですが、これからの3年でまたどんなふうに成長してくか、作ってる本人も楽しみにしてるんです。なにしろ、更新ごとにトップページは記録して残してあるので、その最初の方を見るとホント、僅か5ページとか10ページとか、カワイイ数で始めてるんですよねえ。それが7年でココまでなったかってのは、なかなか感慨があることです。しかし、それでも目標の1000ページは遠いですけどね。まだまだだなー。

★モルガーナの由来★

     

 

   

 

2008.7.25.

自家製アイスが美味しい季節♪

抹茶とバニラの次は、キャラメルアイスを作るんだ!!

★暑いですね〜★

本格的・夏!!な毎日が続いてますが、皆さま如何お過ごしでしょうか。

昨年の7月はまだもっと涼しかったんじゃないかと思うんですけど、今年はもう今から暑さ全開ですね。うちあたり山の中でも、日中は室温が30度!! 私はそれでも平気なんですが、グレ(うちのパソコン)がこの暑さではダウンしかねないので、グレを起こしてる間だけはクーラーを入れてます。

それにしても、街の中とここらあたりではタダでさえ3〜5度気温が違うはずなので、こちらが屋内で30度っつーことは、都会じゃ日中どんな気温になってるのか、想像するだけでも怖いぞ。7月でコレじゃ、8月はいったいどーなるんだ? って感じですが、これはもう「地球温暖化は確実に進んでいる」と、実感せざるをえない暑さじゃありませんか。どうか皆さま、暑いでしょうけど、そのへんもふまえて、クーラーとか、最低限のところにしておいて下さいましね。せめても冷やしすぎなんてことだけは、控えて頂きますよう宜しくお願いします。もちろん、努力しなきゃいけないのは、それだけじゃないですけどね。

例の京都議定書でしたっけ? アレも、英国はよゆーで達成とか言われているのに、日本は全然目標に届いてないそうで、結局これは人間の意識の問題ではないか、などとゆー話も聞きます。よく「自分ひとり我慢したって...」なんて言う方がいらっしゃるんですが、そんなことはない! そのひとりが回りの意識を高める働きをするわけですから、「自分から始める」という心がけが大切なんでは? とも思います。とにかく諦める前に、やれるだけのことはやらなければ! 

ま、健康に悪いほど我慢しろとは言いませんが、それなりに暑い暑いと言いながら過ごす夏も楽しいものですし、逆にクーラーで健康を害するということだってあるわけですから、どうかほどほどに。

ところで、先週書いてた祇園祭のレポートなんですが、火曜日にアップしましたのでこちらでご覧になれます。おヒマなら覗いてみて下さいまし。

      

★ケーキ・ドーム★

最近買った雑貨・第3弾は、ケーキドームです。なかなかいいでしょ〜♪

これまた、以前から探していた理想の形で、扇風機を買ったのと同じ、京都四条通りにあるALBAさんで買いました。お値段は 7000円ほど。探していたのは「ガラス製で、できれば台座が足つきだとベスト」っていう条件だったんですけど、まさにコレそのものですね。

東急ハンズとかLoftとか、ベルメゾンのカタログとかも見てみてたんですが、素材がアクリルだったり、かぶせる部分だけだったりで、なかなかこの形には出会えなかった。ちょっとお高めとはいえ、これだけイメージ通りだとやっぱり飛びついちゃいますよ。

で、コレをどうするのかと言うと、ケーキドームとして使うのは冬で、夏の間はこの中にポプリを入れて飾っておこうかなとか思ってるんです。見た目もキレイだし、お昼間はフタをあけておけばいい香りが部屋にふわふわふわふわ〜っと漂う。ご存知かと思いますが、香りというのは温度が高いほどよく香るんだそうで、香水を身体の比較的体温が高いところにつけるのもそのためだといいます。従って、ポプリを飾るにしても、夏の方がいい香りを十分に楽しめるということになりますね。で、なんでフタ付きが良いかと言うと、開けっ放しだとホコリがかかって、どんどん汚くなっちゃうからです。部屋の空気がかき乱されない夜ほどホコリが降りて来てしまうので、その間だけでもホコリよけにフタをかぶせておくと良いわけ。

夏場はケーキを作っても冷蔵庫に入れとかなきゃならないからテーブルに飾っとくとか出来ないし、それでそういう使い方しようかなと思ってるんですけど、冬は私、リヴィングにはせいぜい食事の支度をする時間くらいしかいないことが多いので、殆どココには暖房入れないんです。それで普段は冷蔵庫状態の気温ですから作ったケーキを置いといても大丈夫。そこで、テーブルの上にこういうのに入れてホームメイドケーキを並べ、朝のお目覚めのお茶うけ用兼おやつ用ケーキバイキングにする♪って楽しそうでしょ? そうするとこのケーキドーム、もうひとつくらいあるとホールケーキでも2個並べられるからぐーよね。あと、オシャレなガラスの器に自家製クッキーとかも入れて並べておくとか。そもそもそういうことをやりたくて、こういう器を探してたんです。だから今年は念願がかなうのだ♪

昔はケーキ屋さんを見ると買わずにいられない〜、だったものですけど、自分でいろいろ作れるようになってからは、「うちの方が美味しいのに、お店の方が高い...」とか思うようになって、ケーキに関してはすっかりホームメイド派になっちゃいましたからね。それに、ホールケーキって4000円〜5000円もするし、そんなんなかなか頻繁には買えないもん。でも、うちで作れば...、ってことで、今年は秋からもっとケーキのレパートリーを増やしたいと思ってます。

       

アーネストさん・その2

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

では、先週の続きです。本来ならお婿さんを迎えて家を継がなきゃならないビーチェがロベールさんのとこにヨメに行っちゃうと、モルガーナ家は誰が継ぐの? ということになるわけですが、それがそもそもこの二人の結婚の最大の障害でもあったわけです。それでロベールさんは先代のモルガーナ伯、つまりビーチェのお父さんに、二人の間に生まれる子供のうちのひとりに継がせるということではどうかと提案したんですね。

ビーチェがまだ十代ってことからも分かるように、この先代は当時まだ四十代入ったとこくらいで、従って孫が家継げる年になるまで十分時間があった。ビーチェは父親に無理は言えないと思って、あまり強くは結婚したいというようなことは言わなかったんですけど、でも、見てるとロベールさんのとこに行きたいと思ってるのは親の目から見ても明らか。それに、こんなに熱心に思い込んでくれる人のとこにやる方が、娘も幸せになれるんじゃないかということで先代もロベールさんの提案を承諾する気になったんでしょう。そんな事情があったので、ディは生まれる前から好むと好まざるに関わらず、運命的に伯爵家を継ぐということになっちゃったのでした。

そして、ディがまだ生まれたばかりの頃。モルガーナ伯爵としては、この孫が自分の後を継ぐことになるんだけれども、一代飛ばすことになるから相当早い時期に伯爵家の当主としてやってかなきゃならなくなるだろうと思わざるをえなかった。しかし、彼が信頼していて、ずっと助けになってくれてる彼の執事はこの子が大きくなる頃にはそろそろ引退する年になってるだろう。モルガーナ家ほどの大家ともなると、執事と言っても単なる使用人ではない。そこで働く人間を選んだり雇ったり、躾けたり、教えたり、それに主の社交や仕事を助けたり、家や財産を管理したりなどなどなど、つまり大家の家政を預かれるだけの知性も教養も持ち合わせている人物でなければ、なかなか家の中を快適に整えておくことはできない。しかも、主との間で信頼関係を築くには時間がかかる。

そんなこんな考えて、先代は当時の彼の執事、つまりアーネストのお父さんに誰か信頼の置ける、適当な人物はいないだろうかと相談したわけです。できれば早いうちからディにつけてやりたいし、ってことだったんですね。

で、このお父さんも最初はどうしたものかと考えてたんですが、ふと、自分の息子だったら、子供の頃から自分の手伝いもしてくれているのでモルガーナ家の中のこともよく心得ているし、性質も誠実でアタマの回転も速い。これ以上の適任はないのではないかと考えた。しかし、そうは言っても、成績優秀で既に大学院にまで進んでいる息子に、しかもアーネストが作家になりたいと思って勉強や研究にいそしんでるのもよく知ってるのに、そこへ、自分の後を継いで気苦労の多い執事なんて職につけとはなかなか頼みにくい。でも、まあダメもとで言ってみるだけ、みたいな感じでこれこれこうと息子に事情を話したわけです。

当時、アーネストは大学院を出たら、今度はそこで教鞭を取りながら好きな研究を続けて、小説や評論をコツコツ書いてゆければいいなって思ってて、だから作家を目指しているとは言っても、安易に流行作家になりたいというわけじゃなかったのね。それで、父から話を聞いて、伯爵の気持ちも分かるし、考えてみると執事になったからと言って小説や評論を書くのを諦めなきゃならないというわけでもない。自分の研究を続けるためには大学に残って教授になるのが一番いいだろうとこれまでは思っていたが、モルガーナ家の執事ともなれば、自分の父を見ていても分かるが単なる使用人ではないし、それに、なんと言ってもモルガーナ家は現代のメディチ家と言っても良いほど芸術世界と深い繋がりがある。これまでも見てきて、そこに出入りする人たちに著名な知識人や芸術家が多いこともよく知っているし、蔵書や美術品のコレクションもクランドル十指に入るとまで言われるほどである。だからその点においてはモルガーナ家の場合、美術館のキュレーター(館長、管理官)くらいの造詣がなければ執事なんて務まらないという事情もある。そのへん考え合わせると、もしかしたら大学で教えてるより、こっちの方がはるかに面白いんじゃないかという気もして、じゃ、とりあえず院を出るまで、休暇にお父さんの手伝いをしながら考えてみますよ、ということになった。

さて、翻って、ビーチェとロベールさん夫妻ですが、ロベールさんは無理な事情を押してビーチェとの結婚を許してくれた義父には大変感謝していて、それに自分の両親は既に亡くなっていることでもあるし、ビーチェを自分の国に連れ帰ってしまうよりも、このままクランドルに置いておく方が良いのではないかと考えた。自分は仕事で世界中あっちこっち飛び回っているのに、ビーチェをあまり知り合いもいない上に環境も違う異国に連れてって淋しい思いをさせるのもなあ、というのと、恩ある義父に跡取りのことで不安感を抱かせるのも避けたいし、家を継ぐ子供もクランドルで育つ方が文化的に馴染めるのではないかとか、そんなこんな考えて、ビーチェと子供はモルガーナ家に住まわせ、自分がこっちに帰ってくればいいじゃないかという結論に達したのでした。だから、ヨメにやったとは言っても、実際はロベールさんの方がモルガーナ家に婿入りしたような格好で暮らすことになったのね。

そういうわけで、ディは生まれた時からモルガーナ家で育つことになり、アーネストが大切に思っているビーチェも結婚したとはいえそこにいる。執事になるという話をどうしようかなあと思いながらお父さんの手伝いをしてる若きアーネストにとっては、小さい頃から家族のように思っている人たちがいる環境にずっと住めることは非常に居心地がいいってことがやってるうちにどんどん判明してきてしまった。それに先代はアーネストにもずっと目をかけてくれていて自分の息子のようにも思ってくれていたし、アーネストの方も彼を尊敬していた。そんなこんなで、どう考えても大学で教えるよりこっちの方がいいよなー、みたいな方へ傾いてったとしても不思議はなかったかもしれない。

しかも、問題はこの、最終的には自分が仕えることになるだろう伯爵の孫、つまりディですね。これが自分にも懐いてくれて、ひじょーーーーにっ、可愛い。ビーチェと顔立ちもそっくりってのもポイント高いし、幼いながらも賢そうという兆候は既に見えるし、気に入っちゃったなってことで、アーネストは大学院を卒業する時になって、じゃ、お父さんの跡を継ぎますと決めちゃった、とこういう経緯なのでした。

まあ結局、アーネストさんて彼自身が既に芸術家気質なのよね。作家になって売れまくってチヤホヤされて金持ちになりたい、みたいな、そーんな俗なコトは、はなっから全然考えないタイプ。逆に、偉大なる芸術世界の中枢に関わっていたいという気持ちの方が強くて、だから余計、ディみたいに芸術至上主義のやつとウマが合うんだろうな。そんなアーネストから見て、育つにつれて画家としての天分が明らかになってくるディは、単にお坊ちゃまだから仕えるというんではなく、彼自身がディのその画家、芸術家として資質に惚れ込んで、その仕事をよりやりやすくしてやりたいと思わせるような存在でもあったということなんでしょう。

で、デュアンが現れる頃になるとアーネストも六十代。でも、ディのすすめとはいえもう評論も出版してるし、その作品が素晴らしいのでその道の専門家の間では既に有名にもなってる。ディとしては、この後うまいこと唆して、小説の方も出版させてやろうという陰謀も持ってたりするんで、執事を引退する頃には作家になっちゃってるかもしれませんね、アーネストさん。

芸術に関わるというのはそういうふうに「一生の仕事」なわけで、たかだか世間で売れるか売れないか、成功するかしないかなんてのは小さい小さい、と私は思うんですが、ともあれ、こういうふうにセルフストーリーが見えてくると、今度はアーネストから見たモルガーナ家の人々なんてテーマのお話も面白いかもしれないぞと考えている今日この頃なのです。

★Episode4の先★

      

2008.7.18.

行って来ました、祇園祭♪

宵山の京都レポート、近日登場!!

★祇園祭★

今日はなんか関西、梅雨のようなお天気だったんですが、何はともあれ夏!! という雰囲気になっては来ましたね。しかし、今年も去年みたいに暑いんだろうなあって思うと、山の中から出たくないかも...、な、あやぼーではありますな。

さて、夏と言えば日本全国どこでもここでも夏祭りで盛り上がったりするんではないかと思いますが、関西と言えば京都、京都と言えば祇園祭。以前から行きたい行きたいと思いながらもなかなかタイミングがつかめず、機会を逃し続けていたんですけど、今年はなんとか頑張って行ってまいりました。

祇園祭と言えば、巨大な山鉾が京都の街を練り歩く「山鉾巡行」がテレビのニュースなどにも登場して、ヨソの地域にお住まいの方でも印象深いんではないかと思いますが、その日はやっぱりダダ込みに込むだろうなということで避けまして、前日の宵山にわく京都なんかを見物して来たわけです。本当は山鉾巡行も元気があれば見に行きたかったんですけど、さすがに1日歩き回ると疲れて翌日はダウン。でも、宵山の1日もなかなか楽しかったので、来年は込むのも覚悟してメインの山鉾巡行を見に行こうかな。

とゆーわけで、八坂神社や花見小路を見物したり、偶然、和太鼓の奉納をライヴで見れたりとかもしたので、写真もいっぱい撮りました。それで、その中から20枚ほど選んで京都の夏をレポートするページを作ってみたいと思います。Magazine Workshopに近日登場いたしますので、どうぞお見逃しなく♪

       

★夏のグラス★

以前、ちょっと書いてた通り「"おうちに雑貨屋さんの雰囲気を"計画」進行中のあやぼーんちですが、おかげで最近、あっちこっちの雑貨屋さんとベルメゾンで細々と散財が続いてたりしますね。でもまあ、服一枚買うのに比べたら、こちらはせいぜい数百円〜数千円のお品ばかりですから、全部足してもそれほどの金額にはならないところが救いですか...。ああ、それでもそれなりまとまってくると大きいのだ...。

ともあれ、そんなこんなでいろんな雑貨が我が家に集まって来てるんですけど、そういうのもちょこちょこ写真撮ったりしてお見せしてゆこうと思います。そこで、先日のスタンドファンに続いて第2弾は夏のグラス。ちなみに、例のスタンド・ファンの不具合は、やはりネジが標準より堅すぎたようで、その部分ごと交換してもらうということで話がつき、既に交換部品も届いて正常に使えるようになっています。その不具合以外は、音も静かだし、なにしろデザインが断然気に入ってるので、スタンド式のに加えて床置式のも寝室用に1台買っちゃったほどでした。

では、本題。忙しいとついつい季節感もへったくれもない生活をしてしまうものなんですが、今年は夏はいくらかでも夏らしく過ごしたいと思いまして、涼しげな見た目の新しいグラスも買おうかな〜ということになりました。あちこちの雑貨屋さんでいろいろ見たんですけど、その中でもコレ!! グラスにフルーツやお花の模様が手描きしてあるという、わりと珍しいタイプのものです。

これは京都四条通りのINOBUNさんで見つけたものなんですけど、ハンガリー製で、模様はさっきも書いた通り1個1個手描き。従って、同じ模様のものでも微妙に絵が違ってたりするんですね。

最初は手描きということに気がついてなくて、なんとなくいい雰囲気と思いつつも、でもその時は荷物がいっぱいで持てなかったから次来た時にしようと一度は帰ったんです。でも、次に京都に行った時にかなり本気で今日はグラスを買って帰るぞと思い、この前見たアレもいいけど、他ももうちょっと物色してからにしようかなと思って見てはみた。でも、やっぱり印象に残ってたコレが一番良かったので、結局、上の写真のチェリー柄の他に小花とスズランのをひとつづつ買って帰ったわけです。

持って帰って、さて、使おう、とは思ったんですが、洗って並べてみると、ん???? これはなかなかアートな....、というコトに気づき、やはり手描きだからだろうか? とか思いつつ、なんか日常使いしにくくなったとゆーか、飾っときたい気分になっちゃったとゆーか。それで、その次、京都に行った時に予備を買込んできて、やっとなんとか使う分も確保できたというわけなのでした。毎度のことですけど、私は気に入ったものってコレクション用の予備がないとなかなか日常使いに出来ないヒトなのよね。

で、この手描きシリーズには他にレモンとオレンジもあるんですけど、1個735円(税込)なので一つ一つはそんなに高くないけど、まとまると結構なお値段になっちゃう。それに、そんなに数あってもなーってことで仕方なく、この3種類を選んだんです。でも、残りの2種類もやっぱり良かったから、次行った時にあったら買ってしまうかもしれない...。

さて、写真はうちのキッチンなんですけど、この出窓は元々ディスプレイ・スペースみたいになってまして、お気に入りのbuskervilleの時計だの、アフタヌーンティの雑貨などが細々置いてあったりします。それらにまぎれて写真の後ろにも写ってるのがアイビー。雑貨屋さんなどではよく造り物のアイビーが飾ってあったりしますけど、うちのはホンモノなのだ♪でも、土植えの植物をキッチンに置くのは、土に虫がついたりして不衛生なので、ココにおいてあるのは水栽培アイビーなんです。

うちには他の場所に土植えのアイビーの鉢がいくつかありますが、以前、あまりに長くなりすぎたツタ部分を切った時に、そのシッポを数センチ水にさして飾っておいたら、そこから根が出て葉が増えて来たんですね。それを見て、おお、これはキッチン用に育てるとキレイかもと思い、改めて発根促進剤を底に入れた器に水をはり、更にハイドロ用の肥料(水栽培にも使えるやつ)も溶かし込んで、その、根が出た小さいアイビーを入れておきました。そうすると数年するうちにぼちぼち葉を増やし、今ではそれが写真のようにかなり大きくなっているのでありました。

水栽培は、土より衛生的ということの他に、水を頻繁にやる必要がないのでとってもお手軽というメリットもあります。なにしろ、アイビーなんかは生命力が凄いので水にさして置いとくだけで根が出ます。従って、促進剤や肥料が入ってればなおさら、数週間に1回水を足すくらいで十分なんですね。日頃はそれくらいで、半年に一回くらい発根促進剤ごと水を全部入れ替えると良い。そもそも、この発根促進剤というものには根ぐされ防止効果もあって、水を毎回入れ替えなくても清潔に保ってくれる作用まであるそうなんです。それに、ハイドロもそうですが、水栽培の植物は直射日光を嫌うので、カーテン越しの間接光くらいがちょうどよく、それでキッチンやお風呂など、微光が入るところならどこでも育てられるんだな。

コレが、発根促進剤 ↓↓↓

 

あと、土植えのように成長が早くないので巨大化することがなく、鉢をどんどん大きくしなきゃならないという面倒もない。こういうのってあんまり大きくなると可愛くないから、かえってこのくらいの小ささの方がディスプレイ・スペースにマッチするってのもありますね。

ただ、よくハイドロとか水栽培ではガラス製の器を使いますが、実はこれは光が入ると藻がはり易く、藻ってのは水を汚すのか、根を腐らせる原因になっちゃったりするようなんです。藻がはると見た目も良くないし、根にも良くない。だから、陶器などの透明でない容器とか、ガラス製のものを使うなら鉢カバーしたりとか、器に布を巻いたりして光が直接入らないようにしておくとベストだと思います。

キッチンにこうやってグリーンがあるとなごむし、雑貨屋さんの雰囲気もバッチリで気に入ってるので、今度、このアイビーをもう一鉢増やそうかな〜とか思っているあやぼーなのでした。

       

アーネストさん・その1

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

今回は、ディんちの執事のアーネストさんのお話をします。なんか、Episode1からこっち、これは本編からすれば立派な外伝だから別に構わないんですけど、なぜかモルガーナ家が舞台の中心になっちゃって、それでアーネストさんも頻繁に登場することになってますね。

ディが生まれたとき、彼は二十歳少し過ぎるくらいでしたから、デュアンが話に登場する頃には既に六十代になってらっしゃるわけで、そうすると、あやぼー的にはいろいろ彼のセルフストーリーも見えて来たりするわけです。

Episode1の最初でちょっと彼のことも書いてたと思いますが(特に意図して書いたわけじゃなく、なんとなく出て来た)、そのへんからわりと詳しく見えてきたかな〜って感じなんです。で、そこでも書いてた通り、現在ではディのすすめで美術評論をペンネームで出版したりもしてて、だから、元々なかなかの才人であることは確なようですね。そもそも、芸術至上主義のディが出版をすすめるということ自体が凄いことで、彼としてはハンパな「自称・評論家」が横行する中で、アーネストのような才能のある人が本を出さないなんて間違ってる! とずっと思ってて、それをその通り力説して説得したらしい。そしたら、アーネストさんは、そんなにおっしゃって下さるなら、ペンネームということでしたら、と折れて、ディの熱意に負けた形で出版を承諾した、と、こういう経緯だったようです。

ではなぜ、ディは彼が小説や評論をコツコツ書きためているということを知っていたのでしょうか。だいたい、あの控えめでぢみな「執事」という職に徹しているアーネストさんが、そうそう自分の書いたものをご主人さまに見せびらかすわけがない。でも、まだディがずーーーーっと子供の頃は、アーネストも今みたいに主従関係に徹してなかったから、ディにとって彼は年の離れた兄さんか、仕事で留守がちなロベールさんの代わりみたいな存在だった。つまり、とっても仲が良かったのよね。それで、アーネストもまだ若かったし、ディも懐いてるしで、せがまれるままにいろんな話をしてやってて、そのうち彼が小説とか書いてると知った幼いディが、読ませて読ませてなんて言うもんだから、ちょっと見せてくれたりもしてた、と、そんな感じでしょう。なにはともあれ、バカでは大家(たいけ)の執事なんてものは務まらないわけで、実は、アーネストさんは大学院まで出てるんですってさ。

では、若い頃は作家を目指して大学から院にまで進んだ彼がなぜ、モルガーナ家の執事になるに至ったか、それを大元のところからお話してゆきましょう。

そもそもはアーネストのお父さんが、モルガーナ家の先々代(ディのひいじいちゃん)の晩年から、先代(ディのじいちゃん)にかけて、執事をやってたというのが発端なんです。それで、なにしろ広い敷地に建ってる大邸宅ですから、別棟なんてものもあって、そちらに執事さん一家が暮らしてた。従って、もうその頃からモルガーナ家にとってアーネストは家族の一員みたいなものだったんですね。で、幼い頃からお父さんの手伝いとかしていたので屋敷にも出入りしてたし、利発で躾の行き届いた礼儀正しい子供だったこともあって先代からも可愛がられてた。そうこうするうちにモルガーナ家に長女誕生。結局これが一人娘になるんですけど、それがベアトリス、つまりディのお母さんなわけです。

彼女が生まれたのはアーネストがまだ6才くらいの頃だったようなんですが、とっても愛らしい赤ちゃんだったので、彼も妹みたいに可愛がってよく遊んでやったりとかしてて、それでビーチェもすっかり懐き、少し大きくなってからは本当の兄さんみたいに慕って後をついて回るくらいだったらしい。

そして〜♪月日が流れ〜♪、アーネストさんは成績優秀で前途有望な少年に成長し、将来は作家になりたいという夢を持ちつつ大学に進む年になりました。一方、このころビーチェは12才くらい。可愛い盛りの美少女に成長してます。まあ、何事にも控えめで分をわきまえるというのが生来の性質みたいなアーネストさんですから、ビーチェが年を追うごとに美しくなってゆくのを目の当たりにし、多少は憎からず思うところがあっても、だからってなにしろ主筋のお嬢様ですから手を出すとか、そんなことは考えもしない。まあ、半分は妹みたいな気持ちで見守ってて、幸せになって欲しいなあとか思ってたわけね。その頃はまだ、お父さんの後を継いでモルガーナ家の執事になるというような話は全然出てなかったようです。

ところが、まさかまだ結婚なんて早い!! という十六歳でビーチェがロベールさんと結婚することになっちゃう。このへんの経緯はEpisode2で詳しく出てくることになってますけど、要するにこれはロベールさんがひと目惚れで、絶対ビーチェをヨメにすると頑張った結果なんです。元々、モルガーナ家の先代はとても優しい人で娘のことも可愛がっていたから、政略結婚みたいなことをさせるようなヒトでは全然ないし、まあ一人娘だからいずれは良い婿を取ってとは考えてたみたいですが、それだってビーチェに無理強いするつもりは無かったようですからね。だから、アーネストにしてもまさか十六歳で結婚しちゃう! なんて思ってもみてなかったし、それでこの話はけっこうショックではあったようです。

でも、詳しい話を聞いてみると、ロベールさんてのはビーチェより十五も年上とはいえ、もう彼女に夢中で、しかも家柄ばかりじゃなく彼の人柄がとっても良いらしい。陽気でおおらかで気さくで、細かいことは気にしないってタイプなんですね、彼は。まあ、わりとそのへん、ハタチ過ぎてからのディの性格に反映されてるような気もして、やっぱり親子か? とも思えるんですが、ともあれ、ビーチェもなんだかんだで結婚するなんてことになる頃にはすっかりロベールさんになついちゃってるし、何よりもこの人ならビーチェを幸せにしてあげてくれそうと思わざるをえなかったので、アーネストも素直に祝福することが出来たみたい。

しかし、この結婚には、過去のプロット連載を読んで下さってる方はご存知かも知れませんが、ひとつ重大な問題があった。それが、モルガーナ家の一人娘であるビーチェが、既に親から自分の家を継いでるロベールさんのとこに嫁入りしちゃったら、いったい誰がモルガーナ家を継ぐの? とゆー問題だったわけです。

と、いうことで、なんか、今日もやたら長くなってるので、この後は続くということにしましょう。「その2」は来週書く予定です♪

★アーネストさん・その2★

       

2008.7.8.

★夏のたのしみ★

夏たけなわな気配が徐々に強まってくる今日このごろ。寒い冬は2階の6畳間で過ごすのがあったかくていいんですが、うちでは夏は広々した1階が生活の中心になります。このリヴィングにはお気に入りのバウハウスの大きなソファが置いてあるので、夏はココでお昼寝〜♪というのが私の最大の楽しみのひとつかな。

このリヴィングにはいくつも気に入ってるところがあるんですが、その中でも裏に広がるこの景色。ご覧頂いている写真の通り、ジャングルか? というような光景が我が家の裏には広がっているわけです。こういう景色を日々眺めながら過ごすのも夏の楽しみなんですが、なにしろココは広大な椎茸林なんだそうで、他人の土地とはいえ正真正銘、林というよりほんまもんの森状態。

いったいコレは樹齢何年なんだ、とゆーよーな、4〜5階建てのビルくらいの高さもある巨木が集団で生い茂ってまして、下には自然の小川が流れていたりします。雨の降った翌日ともなると、この小川にさらさらさららららら〜と天然の水音が涼しげに流れ、そこにピーひょろろろろろろ、とかっていろんな鳥の楽しげな声が聞こえて来たりするのでした。ちなみに、春にはもちろんウグイスがイヤというほど鳴いてくれます。

カゴの鳥ってのはなんか欲求不満でがみがみ文句言ってる感じで全然いい音色で鳴かないと思うんですけど、天然の鳥ってのはもう音楽の原点と言ってもいいくらいキレイな声で鳴くもんですね。透明感のある実に美しい声で鳴きます。ま、田舎に住んでる方には実感として分かって頂けると思いますが、広々してて空気はキレイで、いやー、山の中って本当にいいところです。

とゆーことで、この椎茸林は他人の土地でありながら、実際にはうちの庭のような役割を果たしていると言ってもいい。よく、大きなお屋敷なんかで広大な庭が造園されてたりしますが、まさに、そーゆーのと同じもんがうちの裏には広がっているのだな。造園した立派な庭に水音を取り入れたり、鳥を放したり、そういうのはそもそもこういう風流な田舎の光景を表現してるんだなあと、ココに住むようになってからよく分かりました。

それ言うと、うちの庭は勝手に生えてくる植物が寄せ植えのような様相を呈していることがよくあるんですが、英国の庭や寄せ植えなんかも、元は田舎のそういう光景を表現したものなんでしょう。このへんの風流とか風雅という感覚は日本と英国でとてもよく似ていて、どちらも大陸を目の前に控えた島国というシチュエーションから、文化的にも近いものが生まれているのかも。まあ、英国人で日本好きなヒト多いし、私みたいに英国大好きな日本人も多いですが、それも文化的に近いせいかな。

ヨーロッパの貴族文化が贅沢しまくって崩壊したのに比べれば、英国の貴族には日本文化の中にある質実剛健の精神に近いものがあって、わりとムダな贅沢は嫌う傾向があったような気がするし、逆にそれが領民に負担をかける率が低くて英国貴族社会が長続きしてきた原因かもしれませんね。

なんてことをとりとめなく考えつつ、今も目の前に広がる裏の椎茸林を眺めながら書いてたりするんですが、この辺りは手軽な観光地としてもけっこうよく知られているので、休日には街からも沢山遊びに来られるようです。先日、珍しく週末にクルマで出かけてびっくりしたんですけど、私は降りる方だからスイスイ走ってるのに、上がってくる方の車線は長蛇の列。いったいどこまで続いてるんだ???? ってくらいすごくて、結局、うちの近くからクルマで20分くらいかかる駅近くまでその行列が続いてました。きゃ〜〜〜。

そういえば、知人に聞いたんですが、このあたりは牧場とか道の駅なんかもあるので、休日に行ってみたらけっこうな人出だったそうです。地元に住んでると逆に案外そういうことは知らないもので、話題の牧場とかにも行ったことはないんですけど、あの行列を見てマジであんなに押し寄せてたのかと驚きました。私が越して来た頃は交通の便もきわめて悪くて、ラッシュ時に出かけようものなら3か所くらいで混みまくって動かず、街まで降りるのに2時間!! とか掛かることもあったんですが、最近は道路が整備されて、私鉄の駅があるわりと大きな街までたいていの場合は40分ほどで降りれる上(そこから大阪の中心までは電車で20〜25分くらい)、最近はなんか新しい温泉とかも出来たみたいで、その牧場の周辺はぼちぼち自然発生的な商店街みたいな様相すら呈して来たりしてます。なにしろ私が来た頃なんて、小さいショッピングセンターひとつと、ぢみな温泉旅館がふたつあるだけで、ローソンすらそれからずーーーーっと後になってやっと1件建ったってほどのド田舎でしたから、これはなかなか凄い変化なわけです。

うちは街から沢山のヒトが押し寄せてるような辺りからもクルマで10分ほど離れているので、そういう喧騒で迷惑することはありませんが、あんまり開けるのもなあ、という気もしないではないな。ここを買った時、私は売主や不動産屋さんの言うことは全部セールストークだと思って本気にはしてなかったんですけど(だって私にとっては、人の少ない静かな田舎というそれそのものがセールスポイントだったんだもん)、その後、彼らの言ってた通り道路とか水道とか本当に整備されたもんなあ。あれが全部本当のことだったとは...。ともあれ、有難いことにこのへんは今既に市街化調整区域に入っているため現在では新しい家を建てることが大変難しく、おかげでのんびりした田舎の風情が壊されることはまずないでしょうけどね。

田舎はなんにもない、とか言うヒトがいますけど、いやいやなかなかどうして田舎には都会にないもんがいっぱいあります。例えば私は、天然のカブトムシやホタルを、ここへ来て初めて目撃しました。ま、休日に押し寄せる観光客の皆さんも、たぶんそういう「田舎にしかないもの」を求めて来られるのかもしれませんな。

       

Episode2

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

今週は、プロット連載はお休みして、Episode2の進行具合などをちょっと書いてみたいと思います。と、言うのは、あんまりこれから連載するお話の大筋をプロットで書いちゃうと、本文が出た時の楽しみが半減しちゃうじゃないですか。以前みたいに連載する前だったら、まあいつそんな話が世に出てくるかも分かんないんだし、あらすじだけ書いて読んだつもりになってもらうとか、それで全然良かったんですけどね。せっかく本文連載することにしたんだから、やっぱり完成作の方で読んでもらう方が絶対いいに決まってる。それで、プロットは、本文にはなかなか出て来そうにないエピソードとか設定とか、そういう大筋からはちょっとはずれてるけど、知ってると何倍も楽しく読めるような部分に限っといた方がいいかな、と思うわけです。

それでもメリルくんが画家への第一歩を踏み出すことになる受賞作の話とか、アーネストさんがいかにしてモルガーナ家の執事になったかとか、いろいろ書いときたいことはあるんですが、それはまたそのうちということにしておきましょう。

さて、Episode2の話ですが、タイトルが「告白」なのは前にも書きました。このタイトルでゆくと、どうしてもハイライトはディとデュアンがいかにして親子にあるまじき関係になっちゃったか、というところになると思うんですけど、でも、それを書こうとするとやっぱりそもそもデュアンがディに会う前からどんなに画家としてのディのことを好きで尊敬していたか、そのへんから書いてゆかないと、結果としてあんな関係になっちゃうことそのものに説得力がなくなっちゃう。だから、この話はデュアンがディと初めて会うとこから始まって、そうなるとどういう経緯でモルガーナ家を継ぐことになったかも書かなきゃならなくなり、そこには当然、メリルやファーンや子供たちの母親とかロベールさんなんかも絡んでくることになる。

今のとこ全体の3分の1くらいのとこまで書けてるんじゃないかと思うんですけど、それで36000字くらいだから、今の予測ではその3倍で11万字くらいで終わるんじゃないかという気はする。しかし、Episode1も予測に反して最初思ってたより2倍近くの長さになったし、書いてる間に次々と新しいシーンが見えてきちゃうんだから仕方ない。結果として、もしかするとEpiaode2ももっと伸びるかもしれない。

まあ、元々は「告白」なんてタイトルですから、ディとデュアンの関係にスポットを当てて、Episode1と同じくらいかなとか漠然と考えてたんですけど、いざ書き始めると、あのシーンもこのシーンも必要だなあということになって、そうなるとメリルやファーンもお座なりに書いとくわけにもゆかず...。

ともあれ、今は第十章まで書き上げたとこで、それでやっと子供たち三人がモルガーナ家に集められるシーンまで辿りついた感じなんです。そうするとこれから、メリルが家継ぐの継がないのでゴテて、結局デュアンにその役が回って来て、Episode1でちょこっと話だけ出てたファーンとデュアンのお披露目の大パーティーとか豪勢なシーンもあって、その前には当然カトリーヌさんが「やだやだ」とゴテるあのシーンとか、ディがデュアンに「家継いで欲しい」とお願いする例のシーンとか、あんなんも全部入ってくることになりますね。で、それを超えてから、やーーーっと、タイトルが示す本筋に辿りつく、と。ああ、大変だ。

なんか、「誘拐」の時もそうだったんですけど、たいていの場合、書き始める前はメインの大筋くらいしか分かってなくて、それって例えばEpisode1だと、「デュアンとエヴァが誘拐される」とか、Episode2だと「デュアンがディの恋人になる」とか、単にそれだけしか分かってないような状態で書き始める。しかし、書いてるとその大筋を実現するためには、実に沢山のシーンを必要とするんだなあと、後になって気がついて、ああ、8月から連載始めるなんて書かなきゃ良かったと、結局そこへ辿りつくのであった(計画性絶無で発言してるからな、私は...)。

でもまあ、とにかく十章までは書けてるので、多分、8月の終わり頃までにはかなり出来上がりに近くなるだろうから、連載始めることは始められるんではないかと思います。ただ、まだDialogueを出し始めたとこなんで、あれがその時どのくらいまで出てるかで、こっちが少し連載開始を遅らせなきゃならなくなるという事態は起こるかもしれません。そのへんは今ちょっと考えてるとこです。

しかし、Episode1の連載を始めた当初、今年はEpisode4まで出せるだろうという、まるっきり何の根拠もない展望を漠然と信じてたんですが、結局、毎週毎週、一生懸命連載しても、今年はEpisode2が全部出たらいい方じゃないかって感じになってきちゃいましたな。書く方はもう少し先まで進むと思うので、それ考えると、今年はこれまでの半生で一番沢山小説を書いた年ということになるかもしれませんけど。まあ、これは私にとってとても良いことなんではないかと思います。こんなきっかけでもなきゃ、いつまでも出来上がらないままですからね。

で、これから十一章を書くんですけど、おじいさまに初めてお目通りするというその日、最初にデュアンがモルガーナ家に着いて、次がファーンで、そしていよいよ怒りまくってるメリルくんの登場となるわけです。果たして、メリルくん VS ディの対決、どうなるのかな〜、と思いつつ、それはこれから書きます。ああ、楽しい♪

★アーネストさん・その1★

       

2008.7.4.

★理想の扇風機★

いよいよ7月、今日はそろそろ夏らしいと言いたいような気候と暑さが始まったかな? というお天気でしたが、以前からこの季節になると欲しかったのが扇風機。それも、できればスタンド式でオシャレなやつが欲しいなあと思いながら、これは! と思えるような理想的なデザインのものがなくてそのままになってたんです。

どこかでも書いてますが、私は「間に合わせでモノを買う」というのが大キライで、本当に気に入るものが見つかるまで例え不便でも原則的に手を出しません。うちは基本的に夏でもクーラーいらないくらい涼しいこともあって、「まあ、気に入るのがあれば...」くらいの感じで何年も探すともなく探してたんですけど、このたび、京都でやっと理想の扇風機に出会うことが出来ました。

どんなのが欲しかったのか、と言えば、それはもうご覧頂いている写真の通りのもの、ということになるんですが、色が白ってとこが特に気に入ってるのよね。しかも羽根の部分が小ぶりで可愛い!! というのもポイント高い。これはもう本当に漠然と思っていたイメージにあまりにもぴったりだったので、即、購入しました。既に到着してますが、思った通りうちのリヴィング・ルームにすんなり溶け込んでます。

お値段は13800円ほどですが、デザインはこのスタンド式の他に床置式のもあって、お色も白、カーキ、黒、クロームの4種類がありました。すごく気に入ってるので、寝室用に床置式のをオソロで買っておこうかなとかも思ってるんですが、ただ、このコはスタンド部分がちょっと不良だったのか、高さ調節するためのネジがきっちり奥まで入らず、本当はファンの部分の高さを調節できるはずなのに今んとこそれが出来ない状態なのよね。お店には既に話をしてあるので、今度京都に行く時にスタンド部分だけ持ってくことにしてるんですが、でもこれが本当に不良なのかどうか、元々そういうネジが固いつくりなのかもしれなくて、それはお店で見てもらうまではちょっとはっきりしません。

まあ、メーカー品じゃなくてMaid in Chinaの製品なので、そういうこともあるだろう、くらいには思ってましたけど、それでもこのデザインが気に入ってるんだから仕方ない。

今年も他のお店で扇風機を見るともなく見てたんですが、結局、白はなくて、あるのは黒とかクロームとか、それにファンの部分もこんなに可愛くない。やっぱりこれがいいよなー、って感じなので、そのくらいの初期不良は目を瞑れるかな。こんな単純な機械だから、多少問題出ても修理きくしね。そんなことより! 私にはこういうものは「見た目」という要素がまず最初にくるみたいです。

ま、何はともあれ、今年はコレでひと夏涼しく過ごせそう。それに、気に入ったものは眺めているだけでも楽しい♪


      

★夏のセール★

先週、京都に服取りに行くとか書いてましたけど、ついでにエミキュさんのセールも覗いてきて、ほんの1着くらいなら買ってもいいかな〜というつもりが、結局4着+バッグ2コなんて恐ろしいことになってしまいました。でも、今年は夏もちょっと可愛いのが着たかったからいいんだ。いいんだけど、支払いが大変なんだ...(うるうる)。

しかしまあ、買ってしまったもんは仕方がないよな。お洋服のコーナーも長いこと新しいページ作ってなかったから、それを利用して4点コーデも作ったし。それはCasual Style ってことで来週から4週連続で1点ずつアップするつもりなんですが、作りかけてたWeekend Styleの春篇もやっと3点揃って、でも3点ともわりと春〜夏にかけて着れそうな涼しっぽいコーデだから、エミキュさん特集が終わったら、こちらも3週連続で1点ずつ出そうかなと思っているのだ。だから、来週からは毎週1点ずつ、合計7週連続でお洋服コーナー更新ってことになりますね。ま、お好きな方は7月、8月と楽しみにしてて下さい。今回はお洋服と写真の数の関係で、1コーデ1ページというスタイルでお届けすることになってます。

ま、それはそれでいいんだけど、オークションはずっと我慢して3ヵ月0記録、それも更に更新中だったのに、結局、どこかで何か買ってしまうなあ。この病気だけは、私、一生治らないと思う...。

       

2008.6.23.

★ケンちゃん・その2★

・この話について初めて読まれる方、登場人物等についておさらいしたい方は主要登場人物、用語等解説をご覧下さい。

・また、この話については2005年8月からAyapooで断片的にプロットをご紹介しています。小説本文はまだ公開していませんが、興味がおありの方は専用のSTORY INDEXをご参照下さい。Ayapooの過去ログ内の記事を順を追って読むことが出来ます。

今週は、本日のワン・シーンということでお届けしようと思うんですが、Episode1でちょこっと名前だけ出て来たルドルフさん。ディが自分ちの事業の運営を任せているブレイン・チームの筆頭で、元はロベールさんの部下だったというヒトですが、覚えてらっしゃるでしょうか。

今回は、ディにケンちゃんの身上調査を頼まれたルドルフさんが、報告書を持ってやってくるところなんか書いてみたいと思います。先週のプロットを元にどんなふうなシーンになるのか? では、どうぞ。

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「これは、アシュレーさま、ようこそいらっしゃいました。だんなさまがお待ちかねでございますよ」

「やあ、アーネスト、久しぶりだね。ディはアトリエかい?」

「はい、そちらの方にお通しするようにと承っております」

アーネストに迎えられて入って来たのはルドルフ・アシュレー、ディがモルガーナ家麾下の企業群の運営を実質的に任せているブレイン・チームの筆頭だ。元はシャンタン伯の部下だが、ディが18歳で祖父から爵位を継いだ時、ロベールがその補佐役として付けた人物である。

当時はルドルフ自身がまだ二十代後半と極めて若かったものだが、それから既に30年近くが経った今では、いつの頃からかたくわえた口髭のせいもあって、すっかりダンディな紳士になっている。

「デュアンは?」

「今日はまだ学校からお帰りになっておられません。そろそろお戻りかとは思うのですが」

「じゃ、彼と一緒?」

「ウィンスローさまですか? はい、坊ちゃまの送り迎えをして頂いておりますので」

「デュアンも贅沢なヤツだね。あの子は自分のボディガードがどういう人物か、まだ知らないんだろう?」

「ええ。だんなさまが言う必要はないとおっしゃいましたので、まだご存知ないと思いますよ」

「で、ボディ・ガードだけじゃ飽き足らず、今度は家庭教師に抜擢したんだって?」

「左様でございます。坊ちゃまは大変、ウィンスローさまのことがお気に入りのようで」

アーネストが笑って答えるのへ、ルドルフも微笑を返した。

「ただ、私の方といたしましても、坊ちゃまの先生になっていて下さる方がなにかと」

それへルドルフは頷きながら答えている。

「まあ、そうだろうね。彼の大モトの出自を知らないならまだしも、知ってしまうとちょっと使用人としては扱いづらいだろう」

「おっしゃる通りです」

話している間に二人はアトリエの扉の前に着き、アーネストがアシュレーさまがお見えです、とディに声をかけると、中から入っていいよという彼の声が聞こえて来た。

「やあ、ディ。久しぶり」

「ようこそ、ルディ。どうぞ、こっちに来て座って」

後ろでアーネストが丁寧に扉を閉める音を聞きながらルドルフはディのいるソファの方へ歩いて行き、その向いに腰掛けた。

「昨日ちょっと電話で話した通り、まあ、いろいろワケありのようなんだけれどね。報告書はこれ」

「有難う」

「うちは直接関係している部分がなかったので私もよくは知らなかったんだが、しばらく前から彼はちょっとした台風の目みたいな存在だったようだよ。特に、経済界でもウィンスロー家と関わりのある部分では」

「事業の方は彼の父親が継いでいるんだろう?」

「それは確かにそうなんだ。しかし、経営からはすっかり身を引いていたとはいえ、トーマス・ウィンスロー氏は未だ麾下の企業の大株主だったからね。それがそっくりそのまま、孫のケネスくんに受け継がれたともなれば。ましてや、その親子が犬猿の仲ときているから」

「そんなにこじれてたわけ?」

「らしいよ。まあ、そうでもなければウィンスロー家の御曹司が傭兵なんてアウトローなことをやっているわけもないと思うし」

ルドルフの言うのへ、ディは笑っている。

「確かにね。ぼくもそのへんが不思議で貴方に調査を頼んだわけだから」

「詳しいことはそこに書いてあると思うけど、やはり最大の原因は夫人...、ケネスくんのお母さんだが、彼女が早くに亡くなったことなんだろう」

ディは頷きながら聞いている。

「それに、彼は大学では経済と政治をダブル・メジャーで専攻してる。そっち方面に素人というならまだしも、いつ経済界に入ってもおかしくない素地があるわけさ。ましてや、トーマス・ウィンスロー氏の直系の孫ときてはね。血統書付きな上に、それに相応しいIQ、しかも若い。これはどうかするとクーデターなんてこともあるかもしれないと、もっぱらのウワサだ」

「なるほど」

「しかし、その彼がデュアンのボディ・ガードとはねえ。私も聞いた時は驚いた。ロウエル卿は当然、そのへんの事情は承知の上で彼をモルガーナ家によこしたんだろう?」

「それはそうだと思うよ。ただ、アレクのことだから、あんまり気にしてはいなかったと思うけど」

ちょっと考えてみてルドルフは納得したように頷いた。

「だろうな」

「ぼくとしてはなかなか面白い人物を寄越してくれたと思ってるけどね」

「それにしても、これはまたいろいろ憶測が乱れ飛んでも不思議はない事態だなあ。元々がそういう立場にあるケネスくんが、既にロウエル卿のお気に入りということは天下のIGDと浅からない関わりがあるわけだし、その上、モルガーナ家の後継者の家庭教師におさまったとあっては」

「人脈ってこと?」

「最強だろう?」

「それは確かに」

「それに、聞いてるとデュアンのみならず、きみもどうやら彼のことは気に入ってるようだし」

ディはそれには答えないで微笑を返しただけだ。

「しかし、ケネスくんとしては回りがどう取り沙汰していようと今日明日に行動を起こすつもりでもないようだね」

「それはそうだと思うよ。とりあえずは、通常の社会復帰を期してデュアンのボディガードに志願してくれたそうだから」

「今日は、私も会って行っていいのかな」

「もちろん、お好きなように。ただ、彼のことをこちらが知っているとはまだ話していないし、貴方に調査を頼んだことも内緒だから、そのつもりでいてさえくれれば」

「いいよ。心得ておこう」

言っているところへアーネストがコーヒーを運んで来た。それと一緒に飛び込んで来たのはデュアンだ。

「いらっしゃい、アシュレーさん」

「やあ、デュアン。今帰ったのかい?」

「ええ。いらしてると聞いたものだから、ご挨拶しておこうと思って」

「おかえり、デュアン」

「ただいま、お父さん」

「ケンは?」

「クルマをガレージに入れてから来ると思うよ。ね、アシュレーさん。今日も一緒に食事していってくれるんでしょう?」

「ご招待いただけるなら」

「あれ? 来るといつもそうするじゃない。いいよね、お父さん」

「うん、ぼくがまだ誘ってなかったからだよ」

「そう。じゃ、ぼく着替えてくる」

「ああ、そうだ、デュアン。ケンにちょっとアトリエに寄ってくれるように言っておいてくれないか」

「いいよ。じゃ、後で」

アトリエから駆け出してゆくデュアンを見送りながら、ルドルフが笑って言っている。

「元気だね、相変わらず」

それへ、コーヒーをテーブルに置きながらアーネストも笑って言った。

「坊ちゃまがみえてからというもの家の中が大変若々しくなりまして、私どもも毎日が楽しゅうございますよ」

「あの子を見てると、我々も年を取ったとつくづく思うよ。そうじゃないか、ディ?」

「ぼくはまだ若いですから」

「こらこら。3人の子持ちが何を言う」

三人が笑って話しているところへノックの音が聞こえて、伯爵、お呼びですかとケンの声がした。話題の人物の登場に、ディとルドルフは意味ありげに目を見交わし、それからディは入っていいよ、と答えた。

★Episode2★

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