四の五の言わずに黙って暗記 - 文法なんてカンタンだ!!

基礎確認篇★その14.形容詞

2.数量形容詞 A) 基数詞と序数詞

 

ここでは具体的に数を表す「数詞」について解説しますが、数詞には基数詞と序数詞があります。

 

2.数詞

@) 基数詞

基数詞とは、one、two、three... という数のことを言いますが、ずっとカウントしていって、

100 - hundred

1000 - thousand

1000000 - million 

これに加えて、dozen(12)、score(20)という特殊な単位も基数詞のうちに入ります。

 

<<読み方>>

・99までは「10の位 - 1の位」、つまり99なら「ninty-nine」と読み、書く時は間をハイフンで繋ぎます。

・100は「one hundred」、101からは「hundred and 〜」という形になり、10の位と1の位をandで繋ぎます。

ex) 201 = two hundred and one

・1000は「one thousand」、ここからは下桁から3桁ずつ区切って、下4桁〜6桁がthousand、下7桁から9桁がmillion、それぞれの3桁は100からの読み方に準じます。

ex) 123,456,789 = one hundred and twenty-three million, four hundred and fifty-six thousand, seven hundred and eighty-nine

 

2以上の基数詞が付いた名詞は複数を表すわけですから、名詞も複数形になるのが当然ですが、以下のような例外に注意して下さい。

@ 「基数詞+複数名詞」がセットになって他の名詞を修飾する時は、最後にかかってくる名詞は単数形になります。

ex) She is three years old. (彼女は三歳だ。)

 

A 「基数詞 + 単数名詞」が別の名詞にかかって形容詞として用いられている場合があます。これを「複合形容詞」と呼び、基数詞と単数名詞の間はハイフンで繋がれます。

ex) a five-mile race(5マイルレース)、the three-day talks(3日間の会談)

 

また、hundred、thousand、million、score、dozenなどは単位なので基本的に形は変わりませんが、これにも以下のような例外があります。

@ 「単位の複数形 + of 〜」で、漠然と「多数」を表す時

ex) thousands of people (何千人もの人)

  scores of others (沢山の他人=他の人たち)

 

A 「10の位の複数形」で年代を表す

ex) Many people marry in their twenties. (多くの人が20代で結婚する。)

  He was born in the nineteen-sixties. (彼は1960年代に生まれた。)

 

A) 序数詞

次に、序数詞ですが、これはfirst、second、third...、と順序を表現する数詞です。「第4」以降は「fourth」のように最後に「th」を付ければ良いわけですが、スペルが変化する場合もあるので注意して覚えておきましょう。

第1 first (1st) 第11 eleventh (11th)
第2 second (2nd) 第12 twelfth (12th)
第3 third (3rd) 第13 thirteenth (13th)
第4 fourth (4th) 第20 twentieth (20th)
第5 fifth (5th) 第21 twenty-first (21st)
第6 sixth (6th) 第22 twenty-second (22nd)
第7 seventh (7th) 第23 twenty-third (23rd)
第8 eighth (8th) 第30 thirtieth (30th)
第9 ninth (9th) 第31 thirty-first (31st)
第10 tenth (10th) 第100 hundredth (100th)

※太字は注意すべきスペル、( )内は数字で表した省略形です。

 

上例のように、21から後は1の位のみを序数詞にすればよく、10の位は基数詞のままとなります。

ex) three hundred and sixty-fifth (365番目)

 

また、序数詞には原則として定冠詞が付きますが、不定冠詞が付いた場合は漠然と「不特定のもの」を言う時で、これはanother (別の)くらいの意味になります。

ex) A second salesman called on me. (別のセールスマンが訪ねてきた。)

比較) I know the second salesman. (二人目のセールスマンは顔見知りだ。)

  

B)数詞と読み方

数詞は様々の物事の「数」を表現するため、小数や数式など、読み方が決まっているものがあります。ちゃんと読めるかどうか確認しておきましょう。

<<基数詞を使うもの>>

@ 時刻

ex) 午前8時23分 = eight twenty-three a.m.

 

A 西暦 ・・・ 100の位と10の位の間で区切って読む。

ex) 782 = seven eighty-two 

  1985 = nineteen eighty-five

  1900 = nineteen hundred = nineteen nothing

  19-- = nineteen something (千九百何年)

 

B 電話番号 ・・・ 一桁ずつ単位を付けずに読み、0は[ou]と発音する

ex) 9011 = nine {ou] one one

 

ex) 35.103 = thirty-five point one naught six 

 

D 温度 ・・・ 普通に数字を読んでdegreesを付け、最後に摂氏か華氏を付け加える

ex) 摂氏28度 = twenty-eight degrees Centigrade 

  華氏90度 = ninety degrees Fahrenheit

 

E 数式

ex) 5 + 2 = 7 ・・・ Five plus two is (equals) seven. / Five and two is (are/make/makes) seven.

  10 - 3 = 7 ・・・ Ten minus three is (equals) seven. / Three from ten leaves seven.

  5 x 3 = 15 ・・・ Five multiplied by three is fifteen. / Three times five is fifteen.

  9 ÷ 3 = 3 ・・・ Nine divided by three is three.

 

<<序数詞を使うもの>>

@ 日付

ex) 1/1 January (the) first ・・・ 主に米

  7/4 the forth of July ・・・ 主に英

 

A 日本の年号

ex) 平成19年 the nineteenth year of Heisei

 

B 分数 ・・・ 分子を基数、分母を序数で読み、分子が2以上の時は分母を複数形にする。書くときはハイフンで繋ぐ。なお、1/2は a half / one half 、1/4は a quarter / one quarter となる。

ex) 

 = four-fifths
 = two and one-third

また、分母子の数が大きい時はどちらも基数で読み、「分子 over (by) 分母」の形になる。

ex) 

 = one hundred and twenty-four over (by) one hundred and thirty-five

 

C 称号

ex) Elizabeth U = Elizabeth the second (エリザベス2世)

 

では、以上のような点に注意して、以下の日本語を英語に直してみて下さい。極力、日本語で考えず、イメージを自動的に英語にする努力をしましょう。もちろん、発音やイントネーションにも注意して下さい。すぐに言えなかった場合は正解例を見て記憶し、少し時間を置いてから言えるかどうか試してみます。これを何回か繰り返すうちに、日本語に対応した英語が難なく出てくるようになると思いますよ。

1. 家を修理するのに、356, 798円かかった。

1. It cost me three hundred and fifty six thousand, seven hundred and ninety-eight yen to repair the house.

2. 私はケイトに5ドル札を何枚か渡した。

2. I handed Kate some five-dollar bills.

3. その爆発で、何百もの市民が死傷した。

3. Hundreds of citizens were killed and injured because of the bombing.

4. 彼は三十代で家督を相続した。

4. He inherited the family estate in his thirties.

5. 彼の、彼女に対する第一印象は悪くなかった。

5. His first impression on her was not bad.

6. A、B 地点間の距離は、65.05キロだ。

6. The distance between A and B is sixty-five point naught five kilometers.

7. 現在、摂氏30度です。

7. It's thirty degrees Centigrade now.

8. 6÷3=2

8. Six divided by three is two.

9. 日本では、10分の9の人が毎日テレビを見る。

9. Nine-tenths of the people in Japan watch TV every day.

10. 調査では、3分の2の人が政府を支持している。

10. The poll shows that two-thirds of the people support the government.

 

2007.12.14.-12.15.

基礎確認篇その14.形容詞2.数量形容詞@)不定数量形容詞 <<

 

>> 基礎確認篇その14.形容詞3.性状形容詞