ここでは具体的に数を表す「数詞」について解説しますが、数詞には基数詞と序数詞があります。
2.数詞 @) 基数詞 基数詞とは、one、two、three... という数のことを言いますが、ずっとカウントしていって、 100 - hundred 1000 - thousand 1000000 - million これに加えて、dozen(12)、score(20)という特殊な単位も基数詞のうちに入ります。
<<読み方>> ・99までは「10の位 - 1の位」、つまり99なら「ninty-nine」と読み、書く時は間をハイフンで繋ぎます。 ・100は「one hundred」、101からは「hundred and 〜」という形になり、10の位と1の位をandで繋ぎます。 ex) 201 = two hundred and one ・1000は「one thousand」、ここからは下桁から3桁ずつ区切って、下4桁〜6桁がthousand、下7桁から9桁がmillion、それぞれの3桁は100からの読み方に準じます。 ex) 123,456,789 = one hundred and twenty-three million, four hundred and fifty-six thousand, seven hundred and eighty-nine
2以上の基数詞が付いた名詞は複数を表すわけですから、名詞も複数形になるのが当然ですが、以下のような例外に注意して下さい。 @ 「基数詞+複数名詞」がセットになって他の名詞を修飾する時は、最後にかかってくる名詞は単数形になります。 ex) She is three years old. (彼女は三歳だ。)
A 「基数詞 + 単数名詞」が別の名詞にかかって形容詞として用いられている場合があます。これを「複合形容詞」と呼び、基数詞と単数名詞の間はハイフンで繋がれます。 ex) a five-mile race(5マイルレース)、the three-day talks(3日間の会談)
また、hundred、thousand、million、score、dozenなどは単位なので基本的に形は変わりませんが、これにも以下のような例外があります。 @ 「単位の複数形 + of 〜」で、漠然と「多数」を表す時 ex) thousands of people (何千人もの人) scores of others (沢山の他人=他の人たち)
A 「10の位の複数形」で年代を表す ex) Many people marry in their twenties. (多くの人が20代で結婚する。) He was born in the nineteen-sixties. (彼は1960年代に生まれた。)
A) 序数詞 次に、序数詞ですが、これはfirst、second、third...、と順序を表現する数詞です。「第4」以降は「fourth」のように最後に「th」を付ければ良いわけですが、スペルが変化する場合もあるので注意して覚えておきましょう。
※太字は注意すべきスペル、( )内は数字で表した省略形です。
上例のように、21から後は1の位のみを序数詞にすればよく、10の位は基数詞のままとなります。 ex) three hundred and sixty-fifth (365番目)
また、序数詞には原則として定冠詞が付きますが、不定冠詞が付いた場合は漠然と「不特定のもの」を言う時で、これはanother (別の)くらいの意味になります。 ex) A second salesman called on me. (別のセールスマンが訪ねてきた。) 比較) I know the second salesman. (二人目のセールスマンは顔見知りだ。)
B)数詞と読み方 数詞は様々の物事の「数」を表現するため、小数や数式など、読み方が決まっているものがあります。ちゃんと読めるかどうか確認しておきましょう。 <<基数詞を使うもの>> @ 時刻 ex) 午前8時23分 = eight twenty-three a.m.
A 西暦 ・・・ 100の位と10の位の間で区切って読む。 ex) 782 = seven eighty-two 1985 = nineteen eighty-five 1900 = nineteen hundred = nineteen nothing 19-- = nineteen something (千九百何年)
B 電話番号 ・・・ 一桁ずつ単位を付けずに読み、0は[ou]と発音する ex) 9011 = nine {ou] one one
ex) 35.103 = thirty-five point one naught six
D 温度 ・・・ 普通に数字を読んでdegreesを付け、最後に摂氏か華氏を付け加える ex) 摂氏28度 = twenty-eight degrees Centigrade 華氏90度 = ninety degrees Fahrenheit
E 数式 ex) 5 + 2 = 7 ・・・ Five plus two is (equals) seven. / Five and two is (are/make/makes) seven. 10 - 3 = 7 ・・・ Ten minus three is (equals) seven. / Three from ten leaves seven. 5 x 3 = 15 ・・・ Five multiplied by three is fifteen. / Three times five is fifteen. 9 ÷ 3 = 3 ・・・ Nine divided by three is three.
<<序数詞を使うもの>> @ 日付 ex) 1/1 January (the) first ・・・ 主に米 7/4 the forth of July ・・・ 主に英
A 日本の年号 ex) 平成19年 the nineteenth year of Heisei
B 分数 ・・・ 分子を基数、分母を序数で読み、分子が2以上の時は分母を複数形にする。書くときはハイフンで繋ぐ。なお、1/2は a half / one half 、1/4は a quarter / one quarter となる。 ex)
また、分母子の数が大きい時はどちらも基数で読み、「分子 over (by) 分母」の形になる。 ex)
C 称号 ex) Elizabeth U = Elizabeth the second (エリザベス2世)
では、以上のような点に注意して、以下の日本語を英語に直してみて下さい。極力、日本語で考えず、イメージを自動的に英語にする努力をしましょう。もちろん、発音やイントネーションにも注意して下さい。すぐに言えなかった場合は正解例を見て記憶し、少し時間を置いてから言えるかどうか試してみます。これを何回か繰り返すうちに、日本語に対応した英語が難なく出てくるようになると思いますよ。
2007.12.14.-12.15. 基礎確認篇その14.形容詞2.数量形容詞@)不定数量形容詞 <<
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