ANNEX2004 あやぼーが今年作ったモノ 2

パーッチワーク

 

 

第1弾のドールハウス&トールペイント篇に引き続き、第2弾はパッチワーク篇になります。昨年は比較的簡単に出来るミニ・タペストリなどが多かったこともあって、実に21キットものパッチワーク作品を作り上げました。結構、大変な数ではないかと思います。

 

★クッションカバーにもなるタペストリ★

さて、まずはタペストリの裏に布を張ってヌードクッションを入れられるようにした作品です。あやぼーはどうもこのタペストリというのが好きくなくて、ポーチやバッグなどの実用性のあるものばかり作って来ました。それは壁の上から下まであるような大きなタペなら迫力もありますが、小さいタペストリってのは壁に飾っても中途半端であんまりキレイなように思えなかったからなんですね。それで敬遠してたんですけど、このキットではそれをクッション・カバーに仕立てる方法を教えてくれるというので飛びつきました。こういう小さいのは、壁に貼るのじゃなくソファなどに立体的に置いた方が、ずっとキレイだろうなって感じしませんか?

 

 

向かって左から順に、パンドラ、ダブルウエディングリング、バスケットというパターンで作ってあります。ホントは6回シリーズになっているのであと3つあるんですが、実はこの後のレモンスターという8枚はぎのパターンがうまくいかなくて挫折してしまい、現在保留にして他のシリーズを先に作ってるんです。パッチワークをやり始めてから、初めての挫折ということでAyapooでも大騒ぎしてましたが、未だに完成していません。もう一年くらい放ったらかしにしてあったので、改めて見るとそれほどマズい出来上がりでもないかなと思うんですけど、その時はそれまでどのパターンもスイスイ出来上がっていたので完全主義に陥ってしまい、余計仕上がりが気に入らなかったみたいですね。でも今年は、それもぜひ完成させたいです。

ところで、このクッション仕立てという飾り方なんですが、これは確かに良かったです。キルティングした表面に厚みがあるのと、クッションを入れると立体感が出るのとでパッチワークが凄く映えるので、こういった小さいタイプのタペストリにはピッタリな飾り方だと思います。ヌードクッション自体もラベンダーなどのポプリを入れて自作すれば、いい香りなんかもして更にグー。もっと小さく作って、サシェにしてもいいですよね。

 

★カントリーなポーチシリーズ★

次はカントリー・ムードなポーチをいろいろ作ろうというキットです。これも6回シリーズなんですが、現在まだ3つしか完成していません。

こちらは「花もめん」という手芸店さんのオリジナル・キットで、↑のクッションで使っているような複雑なパターンではなく、主に四角い布をパッチしてあるのでパッチワーク自体は比較的簡単です。でも、このシリーズではバッグ型やバニティ型など形が凝っていて、そのへんが珍しいんじゃないでしょうか。こういういろいろな形の作り方を覚えておくと、色柄を変えてオリジナルで面白いのが作れそうですもんね。

 

まずひとつめに作ったのは左の何とも素朴なイナカムードの四角いポーチ。始め見本を見た時はあまり気に入らなかったんですけど、出来上がってみると柄の素朴な風合いがなかなか良くて、それに裏布が星条旗柄なので外側とは対照的にポップな感じになってます。ふたつめは右のバッグ型で、これはなかなか本格的にバッグなんですよ。これは20センチ角くらいの大きさですが、型紙を拡大コピーすればサイズはどんなのでも作れますし、作り方は大きさが変わっても基本的に同じなので、今度はもうちょっと大きいサイズで作ってみたいですね。これも中は四角いのと同じ星条旗柄の裏布になってます。どんな柄かというと、↓の3つ目のバニティ型ポーチをご覧下さい。

こちらはご覧の通り丸いラウンド・バニティになってまして、実はコレがシリーズ中で一番作りたかった形です。

 

この本体は横に10枚くらいの布をパッチしてあるんですけど、型紙を乗せて形をなぞってから裁断すると、どうしても一枚につき1ミリ弱幅が大きくなってしまいます。それをそのまま縫い線にそってパッチしますと、横に10枚も並んでいたら1センチは長さが狂ってしまう...。で、結果的にフタ部分の布の横幅が本体に対して短くなってしまったんですね。いつもは結構そのへん気をつけてるんですが、この時に限ってそれに気がついたのがフタ部分の布を裁断してしまってから。あーっ、失敗したっ、と後悔しても後のまつり。どうしたもんかなと思ったんですが、こちらの「花もめん」さんはホームページをお持ちなので、そちらへメールで布だけ単品で購入出来ないか問い合わせてみたんです。そうすると、キットの場合は失敗があったら無償で布を分けてくださるということだったので、大変助かりまして、このようになんとか完成に漕ぎ着けたのでありました。

出来上がってみると、やっぱりこのラウンド・バニティという形はコロンとしていて可愛いので、すっごい気に入ってます。

★ミニ・ポーチシリーズ★

引き続きポーチのシリーズになるんですけど、今度は先ほどのものよりもう少し小ぶりになります。小さいながら、凝った機能のついたものもあって、けっこう面白いですよ。

 

 

まずは丸いコイン・パースとキーケースのセット。こういうキットでコインパースっていうのは初めて見ましたね。丸くパッチした布をキルティングし、二枚を縫い合わせてあります。四角い方はキーケースなんですが、バッグに下げておけるストラップ付き。これはアイデア賞ものです。キーホルダーを付けていても、バッグの中でカギってよく行方不明になりますよね。外から帰って来て荷物なんかあると、なんでないんだ〜、とイライラとして探すことになっちゃう。そういう時!! バッグの持ち手にこのストラップでひっかけてあると、スイっと出せて楽々〜♪ というわけです。

真中のは特に凝ったところはないですが、リンゴちゃんのアップリケが可愛いポーチ。以前、アップリケのキットを作ったことがあったので、これは比較的簡単に出来上がりました。そして3つめ、このお家型のはタダのポーチではない!! 通帳ケースなんです。中には印鑑を入れておける中袋も付いていて便利そうですよ。

こちらのキットも例によって6回シリーズですが、2004年に完成させたのはこの3つだけ。2005年に入って、続けて作っています。

 

★バラのタペストリ★

こういうキットのシリーズには、それぞれ何かしらウリがあるものなんですが、上のでもクッションに出来たり、「花もめん」さんのは様々な形が覚えられたり、ミニ・ポーチではちょっとしたアイデアで便利になる機能が追加されていたりします。で、今度は立体的なお花のモチーフを付けたタペストリで、こちらのウリはバッグやポーチに応用しても可愛いお花の作り方ではないかと思います。

 

 

ピンクのは型紙通りに切った布を巻いて作った巻きバラが付いてますが、特にこれでご覧頂きたいのがハートのアップリケ部分です。実はこのハート型のアップリケというのは、キレイに形を出すのが非常にっ、難しい!! 初めてアップリケのコットン・コラージュをやった時にはこれがうまく出来なくて泣かされましたが、その後、試行錯誤を繰り返し、ほぼ完璧な方法論を構築いたしました。こういうのをやっていると、つくづく何事もやってみないとその難しさは分からないと思いますが、苦労した甲斐あって今回、このような見事なハート型になっているわけです。実はキットの説明ではこのハートの部分の台布を切り抜いて、それへ別のハート型の布をはめこんでパッチするというように出てたんですけど、それだと仕上がりに自信が持てなかったのでアップリケにしてみました。

ふたつめはイエローので、中央のお花は長方形の布を半分に折り、ぐし縫いして縫い縮めたものを巻いた巻きバラです。どんな布でもこの作り方でバラになってしまうので、あやぼー的には一番これが応用範囲広いかなと思いました。回りのはオーガンジーの布で作ったヨーヨーで、ベースは6角形の布をパッチして正方形の大きな布にしてあります。元々の作り方は6角の布をつないでパッチとキルティングまでしてから、四角の布になるように周囲を切り落とすというものだったんですけど、それだと布のムダが出ちゃうし、仕上げにくい感じもしたので、周囲に来る分は型紙を別に起こしてカットの段階で全体が四角になるように作りました。

三つめは緑のです。これはパッチワークそのものはそんなに難しくなかったんですが、黄色のお花がリボン刺繍を使ってあって、初めてだったので手間取りました。これはなかなか形にするのが難しいですよ。キレイに形が整うなら、いろんなものに付けてみたい気がするんですけど、だいぶ練習しなきゃダメかも。他に飾りとしてはスパンコールやレースを付けてあります。

これも6回シリーズですが、まだ3つまでしか完成してません。そういえば2004年に作ったうちの4シリーズは3つ目までで止まってますね。同じシリーズばかり続けて作ってると気持ち的にマンネリ化してきて、雑くなっちゃう心配があるので、ひとつ出来たら別のシリーズから選んで作るようにしてたからでしょう。2005年には、残り全てが完成すると思います。

 

★ヨーヨー付きタペストリのシリーズ★

最後は比較的初心者向けに基本的なパターンを練習出来るようにしてあるミニ・タペのシリーズです。こちらは9回連続だったんですが、全て完成させました。

あやぼーはパッチワーク、いきなりバッグ作りから入ってしまったんで、これまでこういった初心者向けのものはやってなかったんですが、これは縁に付いてるヨーヨーと全体の色合いが良かったんで、基本に立ち返るという意味でも作ってみようと思ったのでありました。

 

ナインパッチ

 

スター

 

ログキャビン

 

ハウス

 

バスケット

 

クレイジーキルト

 

ボータイ

 

ローズガーデン

 

ベアーズポー

 

さすがに9点並ぶと壮観ですね。パッチワークのパターンって、それこそもう無数にあるようなんですけど、これはその中でもよく使われる基本的なもののようです。これまで使ったことがなかったものも多かったので勉強になりました。これなんかも裏に布を張ってクッション仕立てにすると、またまた可愛いのではないかと思います。

 


 

殆どはAyapooで出来上がるごとにお見せしていた作品ばかりですけど、こうやって改めて並べてみると見ごたえもあって楽しいですね。では第3弾ではビーズアクセサリや単発で作ったアイテムもの、それに現在作成中のシリーズをちょこっとご紹介してみようかなと思ってます。そちらも是非どうぞご覧になって下さいませ。

2005.5.22.

photo : 2005.5.8. 

 

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