スクリッティ・ポリッティ結成当時のメンバーは主に、
グリーン・ガートサイド...ヴォーカル、ギター
トム・モーレイ...ドラムス
ナイアル・ジンクス...ベース
1977年、グリーンはリーズ・ポリテクニックに在学中、セックス・ピストルズ、クラッシュ、ダムド、ハートブレイカーズなどのツアーに遭遇し、コンサート・ホールから帰る頃には、自分のバンドを始める決心をしていたが、その彼と一緒にロンドンへ移り、スクリッティ・ポリッティのオリジナル・メンバーの一人となったのが、トム・モーレイである。その後、グリーンはウエールズから友人のナイアル・ジンクスを呼び、3週間でベースを教えて音楽活動に従事し始めた。
スクリッティにはミュージシャンとしてではなく、オーガナイザーというマネージャー的な役割を果たした、マチュー・ケイも参加しており、当時のインタヴューからもグリーンが大変信頼を置いていたようなのが伺える。彼はナイアルがスクリッティを脱退した後、バンドのイメージを保つためもあってフォト・セッションなどにも顔を見せているが、楽器の方はからきしだったらしい。ナイアル脱退後、ベーシストとしてはジョー・カングが参加していた。
また、アルバム録音のため、ウエスト・エンドからミュージカルのバック・グラウンドを持つロレンザ・ジョンソン、マエ・マッケンナ、ジャッキー・シャラナーをコーラス・ガールとして迎えている。こうして録音されたのが、ソングス・トゥー・リメンバーだった。
余談になるが、このページにある大きい方の写真は、1982年9月、NMEのインタヴューに際して撮影されたもので、フォト・セッションの間中、グリーン達はカメラマンのアントン・コルビンに注文をつけ続け、挙句の果てに“それならカメラマンを雇えよ”と言われたいわくつきのしろもの。のちにアントンはこれほど疲れた撮影もない、とこぼしていたそうだ。
>>
|