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URL. PART 2 Sverker G anson : ガートサイドさん、あなたの音楽には14歳の頃から大変影響を受けていて、例えば「キューピッド&サイケ」以来マイケル・フランクスやプリファブ・スプラウトのようなアーティストを聴くようになったんですよね。あなたに取って始めての音楽体験というのはどんなものなんでしょう。今、典型的スクリッティな曲を書く時、無意識にであれ、そういうものに影響されていると思いますか。 :うん、まぎれもなく、ぼくにとってそれはビートルズだね。彼らはハーモニーとメロディで曲作りのお手本を示したようなものだから、そういった作品を作ろうとする場合、彼らをなんらかの形でコピーせずにいられる人はいないんじゃないかな。でも、影響ということなら今のぼくには他の音楽、特にジャマイカン・ミュージックやアフリカン/アメリカン・ミュージックからの影響も強いと思うよ。 Ian Hicks : グリーン、お帰りなさい。ところでライヴの予定はある?
:今年の後半にライヴをやるためにロスでリハーサルをやってる、なんてウワサがあるらしいね。でも難しいな。やりたくないからじゃなくて、ぼく自身の「パフォーマー」としての能力にいくらか疑問があるからなんだ。そうは言ってもやりたいって気持ちはあるから、もしいい音が出るようなら少なくともショーケース・ギグ程度のものは可能性があるかもね。 Adam Alexi-Malle :デイヴ・ギャムソンとはクリエイティヴな関係にあると思うんですが、あなたに取ってすばらしい相棒のようですね。 :彼は天才だよ。自分のクラシックについてもファンクについても本当によく分かってるんだ。今度のアルバムが何の成し得る所もなかったとしても、90年代の初めに放り出してしまったデヴィッドとの友情を取り戻せただけでも作った価値があると思ってる。彼は完全にぼくのアイデアを理解してくれているし、今度のように広範囲の興味やテイストも掴んでるからね。 Bleu Hearside : 長い年月を待てば、世の中がスクリッティや、そのミリ・ヴァニリ的なサウンドを忘れると本当に思っていたんですか。 :この前パブで酔っ払いに出くわして、するとぼくの昔のことについて言い始めたんだ。何のことを言ってるのか分からなかったんだけど、結局自分のレコードで歌ったんじゃないのにグラミーを取ったことが気に入らなかったみたいだね。そんな風に、パプで酔ってる連中の頭の中には、運悪く微かな記憶が今でも残っているってことなんだろうな。 Dirk : あなたには知的な人というイメージがありますね。自分の中に「スピリチュアル」、もしくは「esotherical」な部分はありますか。音楽を聴く限り理想主義的というか、超越的なものが感じられるような気がするんですが。 :esothericalってどういう意味かな。(訳注;おそらく質問者のスペルミス。)確かに音楽というものの中には、時々エスリアル(空気のよう)なものが微かにあると思うし、ぼくが好きなビーチボーイズやコクトーツインズのようなアーティストが、とてもドリーミイな音楽を創れるのもそのせいだと思うよ。超越的なもの云々については、ぼくはあまり信じちゃいないんだけど、カント哲学的なものなら認めることは出来るね。 greg-N1 resident : ノース・ロンドンに戻ったって読んだんだけど、ウエールズに帰ってた時を除いて、パンク時代からいた所ですよね。Brushed with oilやSlow Soulでも歌ってたと思うんですが、何がそんなに引き付けられる原因なんでしょう。
:偶然だよ! 全くの偶然 !! (ところで、河の南側に来たことはあるかい?) Philippa : 91年か92年ごろ、賞品として帽子をプレゼントしたのを覚えてますか。本当にあげたの? ものすごくたくさん葉書を出したのに当たらなかったの。大事にしてくれる人のところに行ってるといいんだけど...。(くやしがってるわけじゃないのよ。) :ああ! その帽子なら覚えてるよ。えび茶のベースボール・キャップで、ユダのゴールデン・ライオンがついてたやつなんだ。(自分で縫い付けたような気がするんだけど。)時間があったら作ってあげられるのにね。 :Adam Alexi-Malle : まず、グリーン、本当にあなたはすばらしいですよ。ところで質問なんですが、メロディーやハーモニーのスタイルは変わらないままなのに、キューピッドやプロヴィジョンの時のようなシークエンス崇拝、つまり一音一音作り上げて行くような感じがニュー・アルバムでは希薄なのは、あなたやデヴィッドの意図的な判断によるものなんでしょうか。 :うん、ぼくの方は憑かれたみたいに細かな注意を払うのをやめたのは意識的な決断だったね。顕微鏡の倍率を以前は100倍にセットしていたのを、今回は10倍くらいにしてみたという感じかな。 Ellen : 戻ってきてくれて嬉しいわ。パブリック・エニミーみたいに、インターネットで音楽を配信するやり方ってどう思う? 今後やってみようと思わない? :ぼくも興味のあるやり方だね。すぐに一般的なやり方になるんじゃないかな。最先端を行ってるって感じは好きなんだけど、まだよくわからないよ。
rodney fine : 80年代にやったウッドビーズやアブソルート、ヒプノタイズなんかのターンテーブル・ミックスって大好きだったんだけど、またCDで発売される可能性はないんですか。 :ぼくももう持ってないんだよね。もし持ってる人がいるなら譲って欲しいくらいだよ。どんな曲になってたかさえ、今では覚えてないんだ。
John Knapp : 今までマイルス・デイヴィスのようなジャズ界の大物や、ソウルではチャカ・カーン、それに今度のアルバムのようにすごいラッパーと一緒に仕事をして来ていますよね。そういうコネクションってどうやって開拓するんですか。それとレコード・ジャケットのデザインがいつもすばらしいんですけど、ご自分でなさるんですか。それともだれかアーティストに頼んだの? :(コネクション作りは)電話でやるんだよ。誰でもお目当ての人を知ってそうな人から知ってそうな人につないでいくんだ。そうするとそのうちたどり着くってわけ。一番難しいのは一緒に仕事する値打ちがあると思わせることだね。今までのところ、ぼくは全くラッキーだったと思ってる。
bob pearce : 90年代の間に読む物の傾向って変わりましたか? 何かおすすめはある? :最近「ライフ・ウイズアウト・プリンシパルズ」という本を読んだよ。作者は忘れたけどね。規定された倫理哲学に関する論評のようなものだったよ。 lee b : 独特のヴォーカル・サウンドを得るために、どんな効果を使っているんですか。 :デヴィッド・ギャムソンならいつも使ってるマイクが何か知ってるんだけどな。自分の声をダブル・トラックするのがいいと思うんだけど、デヴィッドは反対してる。正直言って言えることはあまりないんだ。インスピレーションだからね。
Cupid : 今度のアルバムが成功を得られなかったら、やはり失望するでしょうか。
:そりゃ、もちろんさ。
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