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ANNEX
SWEETS SWEETS Vol11. 宝石のようなコーヒーゼリー
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ゼリーの定番、コーヒーゼリー。ここでは挽きたての豆で入れたブラックコーヒーをベースにして、後からシロップをかけて食べるタイプを作ってみましょう。少しやわらかめに作ったゼリーに、お好みでシロップをかけて食べるタイプですから、コーヒーの苦味とシロップの甘みがバランスよく味わえて大変美味しいです。作り方は簡単ですが、写真のような透明感のある宝石のような仕上がりに作るには、作る過程で極力アワを立てないことがコツ。シロップは自家製で作るのが面倒なら、市販のガムシロップでも代用できます。
コーヒーの濃さ、ゼラチンの比率によってお味に随分差が出ますので、そのへんは、お好みで加減して下さい。ちなみに、あやぼー的には少し濃いめに入れたコーヒーを、ゼラチンに対して標準より多めに使って作るのが一番美味しいように思いますが、ここで紹介している作り方はカカオリキュール(クレーム・ド・カカオ)も使っていますし、コーヒーの苦味がそのまま生きるので、多少オトナ向けと言えるかもしれません。お子さん向けには予めコーヒーに砂糖を入れて、ゼリー本体に甘みを出しても良いでしょう。この場合は、標準的な固さで作ると美味しいと思います。
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★材料★ 標準的なアイスクリームグラス5個分
ゼリー: コーヒー
600〜700cc、粉ゼラチン 10g、熱湯 30cc、カカオリキュール 30cc
※コーヒーの量は600ccで標準的なしっかりした固さのゼリーになります。700ccだと、かなり柔らかめになりますので、お好みに合わせて調整して下さい。
シロップ: グラニュー糖
90g、水60cc
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作り方 :
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1.お好みの濃さでコーヒーを用意する。
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2.粉ゼラチンに熱湯を加えて、液状になるまでよく混ぜる。
※ゼラチンの戻し方は製品によって違う場合があるので、それぞれの指示に従って下さい。
※熱湯を加えて液状にすると、タネとよく混ざって扱いやすいので、特に指示がない場合は混ぜる直前にこのようにして戻すのが良いでしょう。
※製品によっては、暖かい液体に加える時は直接で構わないという指示がある場合がありますが、ゼラチンの量が多いとダマになってしまうことがあるので、一旦熱湯で溶かしてから使う方が安心です。
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3.コーヒーが熱いうちに2を加えて静かに混ぜる。
※極力あわ立てないように木じゃくしなどで静かに混ぜて下さい。ここで泡立つとなかなか泡が消えず、透明感のあるゼリーになりません。
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4.よく混ざったら、ここでも泡立てないように注意して、出来るだけ静かに漉す。
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5.カカオリキュール(クレーム・ド・カカオ)を加えて静かに混ぜる。よく混ざったらボールの底を1〜2分水につけて粗熱を取る。この時、冷やしすぎるとすぐに固まってしまって泡をしずめる時間が取れないので、ガラスの器に流し込んでも差し支えない程度に冷やすこと。
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6.ボールの底を触ってみて、熱が伝わって来ない程度に冷えたら、固まる前に器に流し込む。
※大きいスプーンなどで少しずつ器に流し込むようにすると泡立ちを最低限に抑えられます。
※ラップをかけて1時間ほどこのまま置き、液体が完全に冷め、泡が静まったのを確認してから冷蔵庫に入れて下さい。小さな泡ならスプーンの背で押すと消えます。少しくらいなら掬い取っても良いでしょう。
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シロップを作ります。
7.鍋にグラニュ糖と水を入れ、中火にかけて混ぜながら一煮立ちさせる。沸騰したら火を止め、なべ底を5〜10分ほど水につけて粗熱を取る。
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8.これが出来上がりのシロップ。
※今回のものは、水と砂糖を1:1.5の割合にしたもので、基本のシロップよりもいくらかとろっとしています。
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冷蔵庫に入れると一時間もすれば固まります。お客さまに出したり食事のデザートにする時などは、タイトル写真のようにシロップを小さな器に入れて別に付け、テーブルに出すとオシャレですね。こうすると食べる方に、お好みで甘みを調整してもらえます。
ところで、ゼラチンにはコラーゲンが入っているとパッケージに書いてありました。それほど多い含有量ではないでしょうけど、美容にも良いと謳われていましたね。ゼラチンに入ってるコラーゲンがどのくらい効くかはともかく、ゼリーは他のお菓子に比べてカロリーが大変低いので、ダイエットに向いているとは言えます。夏はこういったあっさりした冷たいお菓子がけっこう美味しい季節なので、このチャンスに毎日食べるお菓子をゼリーにして、ちょっと夏ヤセできないかと都合のいいことを考えているあやぼーなのでした♪
2007.7.9.-7.10.
photo :
2007.6.12.+6.23.
layout :
2007.6.25.
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