★このページでは、IEで独自に拡張された設定について解説しています。

動作確認されているのはIE6.0のみですので、それ以外のバージョン、ブラウザでは正しく表示されない場合があります。

 

初級篇★ページ作りの基礎知識2. スタイルシートを使ってみよう

VOL13. IE独自拡張による設定 その2 ★ フィルタ5 ブレをつける (IE5.5以降で有効)

※フィルタそのものはIE4.0以降から有効なものもありますが、指定する書式が違い、IE5.5以前のブラウザは既に一般的でないため、ここではIE5.5以降で有効な書式で解説してゆきます。形式は、どのフィルタも「filter: progid:DXImageTransform.Microsoft.」の後に入る部分を変えることにより、種類を指定します。

 

filter: progid:DXImageTransform.Microsoft.MotionBlur(詳細設定)

direction ... ブレの方向(0、45、90、135、180、225、270(デフォルト)、315)=45度単位

0

45

90

135

180

225

270

315

右上

右下 左下 左上

strength ... ブレの強さ(0以上の整数値)

※数値が大きくなるほど、ブレが強くなります。

add ... 元の画像をベースに置くかどうか (置く...「true」 もしくは「1」 / 置かない...「false」 もしくは「0」)

enabled ... フィルタの実行 (実行...「true」 もしくは「1」 / 実行しない...「false」 もしくは「0」)

(但し、enabled はデフォルトが「true」のため、特に指定しなくても実行されます。)

 

これらの詳細は、下の例のように()内に「,」で区切って並べます。

filter: progid:DXImageTransform.Microsoft.MotionBlur(direction=135,strength=20,add=true);

元の画像

add=true

add=false

 

CSSとHTMLでは、それぞれ以下のように書かれています。

 

CSS設定

.motionblur1 { filter:progid:DXImageTransform.Microsoft.MotionBlur
(direction=135,strength=20,add=true); }

.motionblur2 { filter: progid:DXImageTransform.Microsoft.MotionBlur
(direction=135,strength=20,add=false); }

 

 HTMLでの呼び出し

<img class="motionblur1" src="ayabo_welcome.jpg" width="149" height="150">
<img class="motionblur2" src="ayabo_welcome.jpg" width="149" height="150">

 

 

以上は画像を使って解説しましたが、段落(p)などの要素にフィルタをかけて文字を装飾することもできます。詳細はこちらをご覧下さい。

 

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2007.4.3.