初級篇★ページ作りの基礎知識1. HTMLを書いてみよう VOL6.フレームページを作ってみよう その3.境界線の表示・非表示
フレームの枠組みが出来たところで、今度は各枠の境界線の表示・非表示の設定についてお話しましょう。 通常、特に設定しなければ、フレームページではそれぞれの枠の境界をグレーの柱で区切ってあります。しかし、画面構成によっては邪魔な場合もあるので、この柱を出さないように設定するスクリブトを書いてみましょう。 まず、全ての枠線を消す指定ですが、 ex1. <FRAMESET COLS="26%,74%" FRAMEBORDER="0"> <FRAMESET ROWS="50%,50%"> <FRAMESET ROWS="60%,20%,20%"> </FRAMESET> このように、始めの<FRAMESET...>にFRAMEBORDER="0" と書き加えれば、それが COLS でも ROWS でも全ての枠線を消すことが出来ます。また、下の例のように2番目か3番目の<FRAMESET...>に書き加えれば、その列、もしくは行に存在する全ての枠線を消すことが出来ます。ex2.はSample6 で、実際にどのように表示されるかご覧になれます。また、ex2.で、2番目、3番目の<FRAMESET...>ともに書き加えれば、どちらの列も枠線が消えますので、全て消えてex1.と同じ状態になります。 ex2. <FRAMESET COLS="26%,74%" > <FRAMESET ROWS="50%,50%" FRAMEBORDER="0"> <FRAMESET ROWS="60%,20%,20%"> </FRAMESET>
また、<FRAME SRC...>に書き加えれば、基本的にはそれぞれ個別の枠線を消すことが出来ますが、Sample7 のように複雑なイアウトの場合、消し方によっては境界線が残ってしまう場合もあります。このようにして出てしまった細い境界を消すことは出来ませんので、縦や横の線が途中で途切れない消し方に変えるようにして下さい。Sample7 のソースは以下の通りです。 ex3. <FRAMESET COLS="26%,74%" > <FRAMESET ROWS="80%,20%" > <FRAMESET
ROWS="60%,20%,20%"> </FRAMESET>
ここで理解しておいて頂きたいのは、フレームは各枠それぞれが1本の枠線で出来ており、従って隣接する部分では、下の図のように線が2本重なっている状態だということです。しかし実際のフレームページ上では、2本の線が1本のように見えているのですね。
ですから、どこかひとつのフレームの枠線を消したとしても、Sample6 のように隣接する枠の線が残っていれば、線が細くなるだけで完全には消えないことになります。また、隣接している枠を消しても、他の枠が残っていれば、Sample7 のように細い境界線が出たままになることもあります。どの枠線を消すかは、これをふまえて考えるようにしましょう。
ちなみにFRAMEBORDER="1" とすれば、枠線を表示する設定になります。特に何も書き込まなければ表示する設定になっていますので、これはあまり用いないと思いますが、合わせて覚えておいて下さい。
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2006.7.17.