Weekend Style・第4弾は真夏に着たいサンドレス特集です。まずは天使のような真白のお洋服を2点ご覧に入れましょう。

サンドレスやスリップドレスというのは、春先までは自分でも着てるのがちょっと想像できないようなスタイルなんですが、真夏に近づくにつれ、陽射しがきつくなってきたりするとコレしかないってくらいピッタリした感じがして来るんですよね。やっぱり夏はサンドレスにミュールだよなーってゆーか。

でも、実は私、こういうお洋服を着るのはせいぜい6月くらいまでで、本当の真夏ともなりますと最近ではチューブトップにショートパンツが定番になっちゃってます。あやぼーの場合、夏のそういうスタイルはオシャレというより既に実用で、キャミソールを通り越してチューブトップに慣れちゃいますと、もーキャミのストラップでさえウザくって、あーもーいーや、で、ものすごくいい加減なカッコがしばらく続くんですね。夏の暑いのそのものはキライじゃなくて、どちらかというとクーラーのあるとこに逃げこむより暑さそのものを楽しんじゃう方だからかもしれません。で、また今度は秋口くらい、あまり暑すぎない時期になるともう一回こういう夏ものを着る時期があって、それからおもむろに重ね着が出来る秋ものになだれこんでゆくという具合です。

とは言え、やはりロリなお嬢さんの夏のイメージとしてはサンドレス&サマーニットのボレロではないでしょうか。そこでまず1点めはオーソドックスな形の、これこそサンドレスってヤツですね。

こちらはキャミソール風のトップにスカート部分はサーキュラーでふわっと広がるタイプです。肩のストラップ部分は、身生地と共布なものとサテンリボンの2本仕立てでアクセントになってます。「Sweetie」というタグが付いてるんですが、たぶん7年くらい前のものなので現在は見かけない名前ですし、こちらのブランドさんが今あるのかないのかは分かりません。そういう古いものですけど、デザイン的に特に時代遅れという感じがないのは、もともとオーソドックスなスタイルだからでしょう。今年もいろいろなメーカーさんから出ている「サンドレス」と基本的にはあまり変わらないと思います。

春先や、真夏でもクーラーの効いたところにいる場合は、このくらいのストラップなら邪魔にならないのでボレロがはおれますね。↓の写真はカギ針編みニットのボレロを合わせてますが、これもかなり古いものです。もしかすると10年くらい前のものかも...。当時、とても気に入っていたので、白、生成り、ブルーグレーの3色お色違いで購入し、更によく着る白と生成りはコレクション用にもう1点ずつダブりで手に入れてありました。写真のはストックしてあった新しい方のです。自分の気に入ったコーデは出来るだけ変えずに着たいので、ブラウスやボレロなどのいたみやすいアイテムはダブらせておくことがよくありますね。

 

 

さて、次も同じSweetieさんの白なんですが、先にご紹介したのと違うのは↓の写真で一目瞭然ですけどスカート部分です。バックスタイル7段フリル!! ちょっとバッスルっぽくて、これはサンドレスとしても変則的なのでけっこう目立つのではないかと...。

先ほどのと同様、身生地はオールオーバーレース(全体に刺繍を散らしたようなレーシーな素材)なので、無地の白よりぐっとオシャレです。ストラップ部分が身生地と共布なのは先のと同じですが、こちらのは大きなリボン結びにするので、ちょっとボレロははおれないかもしれません。 まあでも、あやぼー的にはサンドレスはキレイな二の腕とピカピカの素肌を健康的に見せて、堂々と着てもらいたい。夏ならではのスタイルですから、やっぱり夏らしく、ね。

こちらも7年くらい前のものですが、こうして見てるとロリなお洋服ってのは、もともとがレトロとかノスタルジックな趣向から出ているものなために、ホントに流行とか時代に関係ないなと思いますね。最近、映画の影響もあってかマスコミでも注目されるようになってはいますが、ジェーンさんなどは今年20周年ということですし、ずっと作られつづけて来ているものにたまたま今スポットが当たっているというだけで、流行させるために生み出された一時的なスタイルではないということでしょう。ま、女のコなら殆どはいつの時代も一度は着てみた〜い♪と思うお洋服ではありますよね。

 

 

さて、天使のような純白のお洋服が2点続きましたので、今度はメタモルさんの黒地に水玉の夏ドレスです。写真ではキレイに出てないんですが、実際は黒地に細かいドットの涼しげな生地で出来ています。これは今年2005年の夏ものですけど、前の白と比べてもスタイル的に何も違和感ないでしょう?

ただ、基本的な形にはそれほど違いはないんですが、やはりメタモルさんらしいと思うのは、ちょっとハイウエスト気味のデザインと、それに対応したパックスタイル、それからこれでもかというくらい布を使いまくってある豪華なスカート部分ですね。このお洋服には裾にハードチュールを付けた専用のバニエが付属してるんですが、それだけでもけっこう広がるのと、とにかく全円(サーキュラー)以上ではないかと思うくらい布を使ってギャザーをたっぷりよせてあるスカート部分が、当然のことながら適度な重みを持っているのとで着るとすごくゴージャスでお嬢サマな雰囲気になります。

ストラップの付け根には取り外しのきくリボンブローチが付属してまして、付けるところを変えることも出来ます。それからバスト回りにはゴムが入っていてサイズの融通が効きますから、サンドレスとしての他に、下にブラウスを着ればジャンパースカートにもなります。ですからこの生地ですと、真冬以外の殆どのシーズンに着れるんじゃないでしょうか。

さっきも書きましたけどこういうお洋服の面白いところは、基本的な形は同じなのにそれぞれのブランドさんで独自のスタイルが出て来ることですね。で、更に着こなしがけっこう重要になるってことで、デザイナーさんの個性に自分の好みを掛け合わせて自分らしく着る、というのか、そのへん慣れないとちょっと難しいかもしれません。

さて、このお洋服にはメタモルさんの帽子やクツで統一してもいいんですが、あやぼー的にはジェーンさんの帽子とバッグ、BabyさんのリボンサンダルかPJのエナメル・ミュールなどを合わせています。ブランド統一型のオシャレが好きな方や、ショップの方にはしかられてしまうかもしれませんけど、そのへんがあやぼーなりの着方で、うまくハマると楽しいですよ。

 

 

さて最後は今年のジェーンさん、夏もの大人気のミラクル・ウエーブという生地で作られてるベビードール風サンドレスです。お色は淡いピンク。写真では無地に見えますが、生地にストライプが織り込まれていて、それがまた一段と涼しげな印象です。胸のフリルも共布で、後ろシャーリングですから、サイズの融通も効きますね。

写真ではちょっと分かりづらいかもしれませんが、スソにちょっとピンクのチュールが出てるの分かります? 実はコレはこのお洋服に付いてるのではなくて、今年のドット柄サンドレスに付属していたペチコートです。夏らしく薄い生地のペチコートのスソに柔らかいチュールがあしらってあるんですが、これがこちらに合わせても色味ピッタリ!! サラっとこれだけで着るのもいいんですけど、ちょこっとひねってスソチュールというのもなかなかいいです。ちなみにコレは、ドット柄のと両方持ってるヒトしか出来ません(自慢!!)。

こちらお色はこのピンクの他に黒と生成りもあったんですが、殆どショップに出ずに予約完売したようで、私も入荷次第連絡してくださーい、とお願いしておいたので手に入れることが出来ました。ちなみに...。お色違いに弱い私は、黒も購入しちゃいました。きゃはははは。ミーハーなんでしょうか、人気あるとか完売とか言われると、ヒトに渡したくなくなる。この性格のおかげで、どれほど散財して来たか。自分でも何とかならんかと思いますけど、ビョーキですからもう仕方ありません。

で、ご覧頂くと分かりますが、基本的にはサンドレスの形ですけど、上の3点ともまた全然違っていて、ジェーンさんらしいというか、シンプルな中にもエレガント、実際に着てみると、ありそうで他にないって感じがするのは、やはり生地の選び方や細かな仕立てにこだわりがあるってことだと思います。ジェーンさんのコレクションを見てると、昨年のブック柄や白雪姫柄、ここでもご紹介していたトランプ柄など、デザイン以前にまず生地がオリジナルというものも多く、古くからのファンはそのへんもよくご存知なのか、先日もジェーンさんのロゴ柄生地で出来たお洋服、何年か前のものですが、これが定価の1.5倍くらいの高値で落札されてたりもしました。45000円くらいですね。3点出てましたけど、どれもものすごい取り合い。とてもじゃないけど私は手が出ませんでしたな。

そんなわけでジェーンさんに限らず、もともとの数が少ないこういったブランドさんのお洋服は、特に雑誌に載ったりでもしようものなら取り合い状態になってます。このミラクル・ウエーブも1点オークションに出ていて、定価即決で落札されてましたね。手に入れ損ねて探してらっしゃる方もきっと多いんでしょう(ふふふふふ、私は売らないぞ♪)。今年はジェーンさん、秋から始まるアニメにもデザインを提供されるとかで、そうなるとますますファンが増えそうですね。この夏、松田聖子さんが写真集などで着られたこともあって、ショップの方に伺うとそちら方面からのお問合せも増えているらしいですよ。うーん、ますます争奪戦が苛烈になるのかなあ...。

ところで、これにはホントは今年夏もののリボンがいっぱいついたカゴBAGを合わせたかったんですけど、そんなの私が「欲しいなー」と思う頃にはそのへんにありゃしません。探してもらいましたが、どこにもございませんでした。うー、残念だ。でも、前にも書いてましたが、ジェーンさんのお洋服は年ごとに節操なくスタイルが変わるという種類のものではないので、ま、来年のコレクションを楽しみにして改めてコーデしたいと思います。

 

 

、と、いうことで、夏もの第2弾はサンドレス特集をお届けいたしました。まさに夏本番のこの季節、普段にこんなのはちょっと、という方も、ご旅行やリゾートでの休暇なら気分が変わって良いかもしれませんよ。まだ間に合います、是非、ご検討下さいませね。

 

DATA 1.Dress : approx. \20,000 (Sweetie) / Bolero : \7,900 (Front Page)

2. Dress : \20,790 (Sweetie)

3. Dress \30,240 (Metamorphose) / Hat : \10,290 & BAG : \17,640 (Jane Marple) / Shoes : \22,890 (Baby SSB)

4. Dress \24,990 (Jane Marple)

 

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2005.6.25.

2005.4.18.-6.18.(photo)