お金をかけずに英会話

<<中級からの学習法>>

その3.「読む」ための徹底学習術

3. 雑読のススメ - インターネット、雑誌、洋書は生きた日常英語の宝庫 -

 

「雑読」とは何か? これは純然たるあやぼーの造語ですが、要するに多読を更にハチャメチャにしたよーなもんです。何でもいーから手近にある英文をランダムに読んでみようって姿勢ですね。では、どんなものが「雑読」に向いてるんでしょうか?

 

★ネットBBSの書き込みなどから、日常英語を学ぶ★

「お金をかけずに英会話」とか言いながら、けっこう本にお金かかってるじゃん、と言われてしまいそうなんで、本にあんまりお小遣いをかけられないという方にオススメしたいのがやはりインターネットです。ご存知のようにこれはもう全世界と繋がっている上に、主要言語が英語ですから、読むものはいっくらでもあります。

まず、日常的な英語が沢山読めるのはBBS。興味のあるテーマを扱っているBBSの書き込み、昨今ではブログも同様ですが、そういうのは自分が元々知ってることを話題にされてたりするので、感覚的に意味を掴みやすいと思います。それに、こういったものは特に会話調の書き込みが多いですから、ラフな英語を沢山読むことが出来ます。話題は何でもいいんですが、あんまりアングラ系のサイトでは使われてるコトバもお上品とは言いかねたりする場合もあるので、そこそこ公序良俗に反することのない一般的なサイトが望ましい。危ないコトバまでハンパに覚えてしまってはいけませんからね。まずは品の良さげな創りの、興味を持てそうなサイトを物色することです。

BBSやブログの他に、英語でやってるサイトなら何でもざっと目を通す程度に読むと、日常生活の中で自然に語彙や用法の知識を増やしてゆくことができます。全部の内容がちゃんと理解できなくっても全然構いません。要は毎日の生活の中で英文に触れること、理解しようとしてみることが大切なんです。これが「雑読」の主な目的と言えるでしょう。

 

 

★雑誌や洋書を雑読する★

ネットのない時代には、よく雑誌や洋書を「雑読」したものです。最近ではこれもネットのおかげでe-Bayなんてものがあって、書店ではちょっと手に入れにくい雑誌のバックナンバーなどまでオークションで買えたりします。洋楽系のサイトなんかやってると、これはネタ集めに本当に重宝しますね。ROXY系のネタはたいていe-Bayを通して集めて来たものです。

e-Bayは入札、落札から取引完了まで、かなり自動化されたシステムが確立されているので、中級程度の語学力があればまあなんとか取引きできるでしょう。ペイパルを使って払い、相手が優秀な出品者さんなら一週間ほどで落札したものを手にすることも出来ます。ただし、海外のことなんでヤフオクよりも更に多様な出品者さんがいらっしゃることでもあり、取引相手が信用できるかどうかについては細心の注意を払う必要は当然あるでしょう。(注 : オークション取引については、筆者はどのような責任も負いかねますので、利用されるなら自己責任でお願い致します。)

オークションだけではなく、もちろん国内の書店でもこういったものはいくらでも売っています。雑誌や洋書は写真も豊富で見ているだけでも楽しいものですが、興味のあるテーマなら内容も面白いはず。あやぼーは特に洋楽やインテリア系雑誌が好きでよく見ます。キレイな写真の豊富な洋書なども、写真で視覚的に見ていることについて文面で解説してあることが多いですから、これもけっこう意味を掴みやすいですね。こういう時もあまり一語一語追うように考えこまず、こんなイミかな? 程度の理解で先に進むようにしましょう。そうすると、お茶を飲みながらパラパラやってるうちになんとなくコトバを覚えてしまう。これはなかなかオイシイ学習法だと思いませんか? 

2007.7.3.

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