ここでは、連語でよく使われる「句接続詞」の代表的な例を見てみましょう。
1.as soon as (〜するやいなや) As soon as I got on the bus, it began to move. (私が乗るやいなや、バスは動き出した)
2.as long as = so long as (〜する限りは / 〜するならば) / as far as = so far as (〜する限りは) Any book will do as long as it is interesting. (面白ければ、どんな本でもいいよ) As far as I know, he is very kind. (私の知る限りでは、彼はとても優しい) ※原則としてas long as は時間や条件、as far as は程度や限界を表現するとされています。従って、ニュアンスによって使い分ける必要があります。
3.as if = as though (まるで〜かのように / ちょうど〜のように) He speaks as if he knew everything. (彼は何もかも知っているかのように話す) As if you didn't know that ! (まるで知らないみたいに ! = 知ってるくせに ! )
4.even if = even though (たとえ〜しても) I will join you, even if it rains. (たとえ雨が降っても、ご一緒しますよ) = I'll join you if it rains. ※ if だけでも同じ意味になります。
5.in case (もし〜の場合には、〜の場合に備えて、万一の場合に備えて、〜すとるいけないから) I'll leave my phone number in case you need me. (あなたが私を必要になった時のために、電話番号を置いておきます) Take your umbrella in case it should rain. (雨が降るといけないから、傘を持ってゆきなさい) 「in case」は本来「in case that」ですが、実際にはthat が脱落してこの形で接続詞的に使われるため、後には「主語+述語」を伴う節が続きます。一方、「in case of」は of が前置詞なので続くのは名詞、もしくは名詞相等語になります。 ex) In case of emergency, dial 110. (緊急の場合には、110番を回しなさい) In case of his being absent, ask his brother to help you. (彼がいなかった場合には、彼の弟に手助けを頼みなさい) 上例のように前置詞の後に動詞を続ける場合は、動名詞の形で用います。動名詞は文法上、名詞と看做される語です。 また、「in case」のみを副詞句として語尾に置き、「万一に備えて」という意味を表すことも出来ます。この場合は、「just in case」の形で用いられることもあります。 ex) Take your umbrella with you, just in case.
では、以上のような点に注意して、以下の日本語を英語に直してみて下さい。極力、日本語で考えず、イメージを自動的に英語にする努力をしましょう。もちろん、発音やイントネーションにも注意して下さい。すぐに言えなかった場合は正解例を見て記憶し、少し時間を置いてから言えるかどうか試してみます。これを何回か繰り返すうちに、日本語に対応した英語が難なく出てくるようになると思いますよ。
2008.9.3. 基礎篇★その17.接続詞3.従位接続詞@)基本の使い方 <<
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