VOL1. ミニ・ガーランドリース

 

 

すっかり寒くなりクリスマスが近づいて来たなあという季節になりましたね。手芸店などでは既にクリスマスのためのオーナメントやパーツ作りの材料が目白押しに並んでいます。忙しいからとせっかくの楽しいイベントに参加しないのは、もったいないと思いませんか? 普段クラフトに縁のない方も、今年は何か一品手作りのものを、お部屋に飾ってみられては如何でしょうか。それだけで随分気分の変わるものですよ。

そうは言っても慣れないと道具もないし、わざわざ始めるのは億劫になりがちなもの。そこで今回はロフトやハンズのラッピング・コーナーや手芸店などで扱っている既製の造化パーツを使って30分で出来るミニ・リースをお教えしましょう。コレは正真正銘あやぼーオリジナルのアイデアなんですけど、モトはファービーの頭に乗せる花冠として作ったものなんです。もちろん形はリースそのものなんで、ファビをお持ちでなくてもリースとして飾っていただけます。紙巻きワイヤーで作った直系6センチくらいの輪に造化パーツを組み付けてゆくだけでカンタンに出来るので、ドア・ノヴや机周りにちょっと飾ってみるとキュートだと思いますよ。材料費の方は使うパーツにもよりますが、よく見かけるラッピング用のミニバラを使った場合、飾りリボンも含めて350円くらいです。

 

★用意するもの ★

 

直径6cmくらいのミニ・リース1個分

・ 造化パーツ ミニバラ8本、ツボミ中12本、ツボミ小8本

・ 紙巻きクラフトワイヤー 50cm(細いワイヤーをクラフト紙で巻いたもので、ラッピングや荷造りなどに使うものです。あやぼーが使っているのはツイスト・タイという商品名で、20メートル巻き・380円。ロフトのラッピング・コーナーで購入しました。)

・ 5ミリ幅のリボン 40cm(花と同系色のもの)

 

※1. 造化パーツは同系色で濃淡のあるものを選ぶと、仕上がりに陰影が出来てキレイです。本数は目安ですので、お好みで増減してみて下さい。ここで使っているものは、ミニバラの大輪7〜8本に小さいツボミが何本かセットされて一束になっているものと、それより大きめのツボミ12本が一束になっているものの合計2束を使用しています。

※2. 紙巻きワイヤーを長く取ることによって、大きめのリースを作ることも出来ます。大きくする時は、それに応じて花の数も増やして下さい。大きめの花を使って作るときも、リース自体を大きくする必要があります。

 

 

★作り方★

 

 

1. 紙巻きワイヤーを25cm2本にカットして、より合わせる。

 

 

2. 1.で作ったものを丸くして直径6センチくらいの輪にする。

 

 

 

3. ミニバラをリースに組み付けます。組み付ける位置を決めてからステム(茎)を花の根元でリースにひと巻きし、次に花のクビぎりぎりのところ、つまりガクの真下あたりで花のクビを縛るように2〜3回巻きます。こうしておくと花の位置が固定されてズレたり動いたりしにくくなります。

 

4. 3.で余ったステムはツルが巻くような要領でリースに巻きつけておきます。

※ 写真では花が横向きに付いていますが、リースは正面から見るものなので、この時点で見る方向に向けて付けておくと仕上がりがキレイになります。ガーランド(花冠)にする場合は、横方向から見ることになるので弱冠横向きに付いている方がキレイでしょう。

 

5. 4で付けた位置から7〜8ミリ離れたところに、もう1本組み付けます。ガーランドなら、これが正面部分になり、リースとして使用する場合は上側に来ることになります。

 

6.5と真反対の位置に、もう2本の花を組み付けます。この2本の間に最後でリボンを結びますので、間隔は2センチほど空いているのが理想です。

 

 

7. 次に正面側に2本、等間隔を置いて組み付けます。 

 

8. 更に2本を全体が等間隔になるように組み付けます。

※ 8本全てを等間隔に配置しても構いませんが、リボンを結ぶ都合があるので、一箇所だけは少し広めに間隔を取っておくのがコツです。

 

9. 花の間にツボミを組み付けてゆきます。ツボミの方向が一方向に固まらないように、輪の内側と外側に散らすように交互につけてゆくのがコツです。中サイズのツボミと小サイズのツボミもアットランダムに散らすようにすると自然な感じに仕上がります。

※ リボンを結ぶ位置を確認して、その間にだけは、あまりツボミが広がってゆかないように注意しましょう。

 

10. 写真は全てのパーツが付いた状態です。リースの場合、写真よりもっと上向き(壁にかけた時、正面から見る側)に花やツボミが向いている方が見たときキレイです。ここまで仕上がったら花やツボミの向きを修正して、見栄えが良いように整えましょう。

※ 写真後ろ部分の空間がリボン位置です。ここにツボミが来てしまうとリボンを結べなくなるので気をつけて下さい。

 

11. 広めに間隔を空けておいたリボン位置にリボンを結んで出来上がり。

※ リースの大きさがどのようなときでも、まず大輪の花の位置決めをしてから小花やツボミを配置してゆくと失敗がありません。慣れないうちは等間隔に配置するのが無難ですが、慣れてきたら、あえて花位置をずらしたり近づけたりして出来上がりの表情に変化を持たせても面白いと思います。

 

なかなかキレイでしょ? これの応用でキャンドル・スタンドの飾りなども作ることが出来ますよ。花の色は同系色が無難ですが、カラフルに混ぜてみるのも楽しいかもしれません。いろいろ工夫して楽しんで下さいね。

2002.11.14.

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