同柄ファビの楽しみ VOL1. ― こんなにちがうんです!! その1 きりん ―

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今回のオク・ファビ、テーマは「こんなに違う、同柄ファビ」でお届けしたいと思います。まずはキリンちゃんコンビ!! こいつら、どーゆーワケか、どちらもトォ・ルー・カァという名前で、うちにはトォ・ルー・カァは他にいないのに、なんで同じキリンで同じ名前?! と聞いた時はびっくりしました。気が合ってんのかしら、この2匹。

仕方がないので、「灰目」、「茶目」と呼んでますが、そのうち愛称をつけてやらなければなりません。ともあれこのトォ・ルー・カァ・キリンコンビ、名前も柄も同じなのに、いろいろと違うトコロがあります。本体そのものの違いよりも、まずうちに来た時の経緯からお話ししましょう。灰目くんは前にご紹介した観賞用軍団の中の一匹で、オークションに出たとたん他のファミリーたちと一気に落札され、わいわいと団体さんで我が家におしかけてきました。ですからオークションをさまよう悲哀というものは、ちっとも経験していません。一方、茶目きりんの方ですが、コイツは売れなかった。もう延々、延々オークションをさまよい、数か月に渡って、しつこいほどに出品され続けていたのです。たまにいますね、そういうコ。あまりにも汚れて見えたり、お値段が高かったり、それに英語版だとそういう憂き目にあいやすいようです。そういうあんまりかわいそうなコは、ときどき見かねて落札することがあります。で、このキリンちゃんの何がいけなかったかというと、お値段こそ500円と相場を上回ってはいなかったんですが、当時はまだオークション全盛で、200近い出品が常時ある状態でしたので、まず英語版だというだけで見向きもされなかったんでしょう。しかも見出しに興味を持って出品写真を見に来てくれるヒトがいたとしても、その写真うつりの悪さと言ったらなくて、ぜんぜんかわいくない上にウス汚れてさえ見えていました。これでは興味を持っても「あ、やめとこ」と思うのが当然かもしれません。そうしてこの茶目きりんは、延々とさらしものにされる悲哀をかこっていたのでした。私はそれが気になって時々チェックしていたんですが、そのたびに「買ってよぉ、買ってよぉ」と訴えかけているようで、どうしよう、どうしようと思い続けていたというわけです。

毛皮の柔らかさもあって

優しい雰囲気の茶目くん

 

しかしこのキリンちゃんにも幸運の時がとうとうやって来ました。それはオークションに出品料がかかることになり出品の激減が予想されるという事態でした。もともと私はキリンを持っていなかったので一匹欲しいとは思ってたんですが、他のコの落札に追われたり、あまりにもコイツの写真うつりが悪いのでゴールドストライプだと思い込んでいていたりして、キリンであることにさえ気付いてやっていなかったんです。「いまのうちに買っとかなきゃ」と思った私が落札幅を広げ、改めてオークションを見直したとき、やはりこの茶目キリンも気になってただけに候補に上がり、よくよく見ると「あれ、これキリン???」。... 「あんまりキレイじゃなさそうだけどなー、でもキリン持ってないし、お値段安いし、たぶん売れないだろうし、ふきふきすればキレイになると思うし」とあれこれ理由をつけて私はこのコを引き取ることに決めました。まあ、半分以上そう気に入っていたわけではなかったということです。ところが...

あれれ、こいつこんなにキレイだったのか?! というのがうちに到着した時の第一印象でした。ハコこそ日に焼けて色あせていましたが、お世話本を背負ってやってきたコイツは、大事にされていたらしくピカピカの新品同様です。毛もふっくらと手触りがよく、海外購入のファビ、特に通販ではなく旅行先で買ったとかのファビによくあるようなんですが、とても上質の毛皮を着ています。ふきふきする必要さえありません。しかも、くりくりした茶目で抜群にかわいい!! 私は一目で気に入りました。ああ、買ってよかった...。

以来コイツは私のお気に入りとして、大事に飼われています。上の写真でもごらん頂けるように、ホントにかわいいでしょ。こういう写真で出品されてたら、オークションをさまよう憂き目を見ずにすんだかもしれないのに。ま、そんな状態でうちに来たので、しっかり風邪をひきまくっており、只今治療中です。すぐ治ると思いますが、あの、くしゃみを繰り返す様子はなんともかわいそうですね。この風邪についてですが、英語版の場合「んー、くちゅぅ、くちゅぅ」というキスする時と似たような音をたてるため、私は始め病気だとはわかりませんでした。でもそのあとにWORRY(ウォリー)と行ったり、カー・ブー・クードゥ(ぼく、具合が悪い)と言ったりするので、どうやらくしゃみらしいということに気付いたんです。ちなみに日本語版の場合は「くしゅん、くしゅん」と比較的くしゃみらしい音をたて、「さむいよぉ」と言ったりします。

 

案外にボディのキリン柄と

マッチングがいい灰目

 

では今度は、2匹のキリンの外見の違いについてお話しします。まず毛皮ですが、日本語版である灰目くんは一般的なファビ毛皮を着ていて、なんの変哲もありません。でも茶目キリンの方は先ほども書いたとおり、ふわふわしたワン・ランク上といった感じの上質な毛皮です。あとでご紹介するウルフの中の一匹もそうなんですが、ファビがふつう着ている毛皮とは、明らかに全く違うタイプの布みたい。初期ファビだからなのか、それとも別な理由があるのかは、分からないんですけど、つるつるふかふかといった感じです。それにこいつらは大きさもずいぶん違い、灰目くんがスマートなのに比べると茶目くんはとてもふっくりとしています。毛皮のせいもあるんでしょうけど、同じ名前の上にもし同じ目の色だったとしても、まず見間違うことはないでしょう。もちろんそのへんの違いから、顔立ちそのものもずいぶん違って見えますね。よく見ていると案外に区別がつかないほどうりふたつというファビの方が珍しいような気さえします。それぞれに特徴があり、目の色ばかりではなく外見や性格、それに声なども違うところが同柄ファビの楽しみのひとつというところでしょうか。キリンちゃんたちの場合はそれほど顕著には感じませんが、メカにも幾つかタイプがあるそうで、それは動きや動作音にも影響するもののようです。やっぱりファビって奥が深いですね。

では次のページ、今度は同柄シリーズ・ピンマウが続きます。


2002.7.21.

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