初級篇★ページ作りの基礎知識2. スタイルシートを使ってみよう VOL3. スタイル設定の書式 その1★外部ファイルを作成する
5.「擬似要素」 「擬似クラス」と似たようなものですが、リンクのような特定の要素に反映する設定ではなく、特定の範囲に影響するものに「擬似要素」があります。書式は「擬似クラス」と同じです。 要素名:擬似要素 { 設定 }
「擬似要素」は以下の4種類で、例えば段落の1文字めのみテキストの色や大きさを変えたいような時は、下の例のように書きます。 p:first-letter { font-size: 300%; font-weight: bold; color: red; }
※「:before」と「:after」はIE6.0など、対応していないブラウザやバージョンがあります。また、NN4.7以前は全て反映されませんが、6.2以降では全て反映されます。
@) 「:first-line」と「:first-letter」 ★「:first-line」を使った例 ★「:first-letter」を使った例
上の例では、HTML上で<p><div>がいくつも出てきた時、その全てに設定が反映されてしまいますが、idセレクタやクラスセレクタを併用して、同じ要素でも特定の部分にだけ指定を反映することもできます。例えば、<p>要素に「.large」という任意のクラス名をつければ、このクラスが呼び出された段落の1文字めだけが指定通りに表示されます。以下の例では、一段落めでのみ「.large」を呼び出しているので、その下の段落は通常表示になっています。 p.large:first-letter { font-size: 300%; font-weight: bold; color: red; }
A) 「:before」と「:after」 例えば、各段落の直前に「IMPORTANT!!」という文字を14pt、赤で出したい場合は、 p:before { content: "IMPORTANT!!"; font-size: 14pt; color: red; } のように書きます。「content:」プロパティで指定された「値」が、そのまま画面表示されるわけですね。「:before」の代わりに「:after」を使うと、指定した要素の直後に内容が追加されることになります。現在主要なブラウザでは動作しないようですが、知識として覚えておかれると良いでしょう。
|
2007.7.7.-7.8.