★このページでは、IEで独自に拡張された設定について解説しています。
動作確認されているのはIE6.0のみですので、それ以外のバージョン、ブラウザでは正しく表示されない場合があります。
初級篇★ページ作りの基礎知識2. スタイルシートを使ってみよう VOL13. IE独自拡張による設定 その3 ★ テキスト2 禁則処理と改行処理(IE5.0以降で有効)
@) 禁則処理 line-break: <値>; 禁則処理とは、括弧や句読点、促音、拗音の半音文字など、前の文字と離れて表示されると不自然になる場合に改行を調整することを言います。指定しなくてもブラウザが独自に判断しますが、特に厳密な処理を必要とする時には「line-break:」を使うと良いでしょう。このプロパティに指定できる<値>は、以下の2つです。 normal ... ブラウザが自動的に判断(デフォルト) strict ... 厳密に処理する
ex1.) line-break: normal;
ex2.) line-break: strict
A) 改行処理 word-break: <値>; 禁則処理では、日本語で文字が離れて表示されると不自然になる特殊な場合について改行位置を調整しましたが、「word-break:」は多言語が混在しているページでの文章全体の改行位置を指定することができます。 特に指定しなくても、和文は行末に来たらその場で改行(禁則処理する場合を除く)、英文は単語を切らずに改行というように、言語ごとにブラウザが判断してくれますので、設定が必要になるのはどの言語でも行末で改行させたい時、させたくない時ということになります。このプロパティに指定できる<値>は、以下の3つです。 normal ... 言語ごとにブラウザが判断(デフォルト) break-all ... 言語の種類によらず、行末に来た文字で改行 keep-all ... 言語の種類によらず、単語や句読点など、不自然にならない区切りが来たら改行
ex1.) word-break: normal;
ex2.) word-break: break-all; 英文が和文同様、単語の途中で改行されている点に注目。
ex3.) word-break: keep-all; 和文が句読点ごとに改行されている点に注目。
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2007.7.17.