★このページでは、CSSの基本的な仕様について解説しています。

「quotes:」はCSS2に含まれるプロパティですが、IE6.0、NN4.7など主要ブラウザでは対応していません。

 

初級篇★ページ作りの基礎知識2. スタイルシートを使ってみよう

VOL12. その他の設定 その8 ★ 引用符を指定する

 

quotes: <値>;

「content:」の値として「open-quote」「close-quote」を指定した時に、表示させたい引用符を「quotes:」で設定します。これはCSS2に含まれるプロパティではありますが、IE6.0、NN4.7以前など2007年現在で一般的に使われているブラウザが対応していませんので、使う際には注意が必要です(NNは6.2以降で対応)。

このプロパティに対する<値>は、以下のように指定します

ex) 「 」を指定したい場合

span { quotes: "「" "」"; }

span:before { content: open-quote; }

span:after { content: close-quote; }

表示させたい引用符を、それぞれ上例のようにダブルクォーテーション(" ")もしくは、シングルクォーテーション(' ')で囲み、半角スペースを空けて並べます。実際の表示は、テキストで「 」を付けた時と同じになりますが、特定の要素に対し一括して引用符を付けたい時などに便利でしょう。

また、「content:」で「open-quote」「close-quote」が指定されていても、部分的に引用符を省きたいような場合は、キーワードを使って「quotes: none; 」とすることもできます。「content:」同様、2007年現在ではブラウザの対応に問題がありますが、知識として覚えておかれると良いでしょう。

 

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2007.7.24.