★このページでは、CSSの基本的な仕様について解説しています。
動作確認されているのはIE6.0のみですので、それ以外のバージョン、ブラウザでは正しく表示されない場合があります。
初級篇★ページ作りの基礎知識2. スタイルシートを使ってみよう VOL12. その他の設定 その5 ★ 文字の表記方向を指定する
direction: <値>; 文字の表記方向を指定することによって、表記方向の異なる言語をページ内に混在させたり、通常使用している表記方向と反対の言語を表示させたりすることが出来ます。このプロパティに指定できる<値>は、以下の2つです。 ltr (=left to right)... 左から右へ(デフォルト) rtl (=right to left)... 右から左へ 但し、併用する「unicode-bidi:」の設定と、言語の種類によって、実際の表示はそれぞれ異なってくるようです。例えば日本語の場合、「direction: ltr;」を指定すると「unicode-bidi:」の設定に関係なく、必ず文字は左から右に表記されますが、「direction: rtl;」を設定すると、「unicode-bidi:」の設定によって、文字が完全に右から左へ反転する場合と、テキストが右寄せになるだけで並びは変わらず、句読点の位置のみが移動する場合が出てきます。これについては、以下の例を参照して下さい。
unicode-bidi: <値>; このプロパティに指定できる<値>は、以下の3つです。 normal ... 文字の表記方法に関する指定を組み込まない。(デフォルト) embed ... 文字の表記方法に関する指定を組み込むが、表記方法は「direction:」に従う。 bidi-override ... 文字の表記方法に関する設定を無効にし、「direction:」で設定された<値>に上書きする。
以上のように、CSS仕様上では定義されていますが、実際の動作はブラウザや言語、設定する要素によって異なります。 ex1. p { direction: rtl; unicode-bidi: bidi-override; } ex1. p { direction: rtl; unicode-bidi: embed(もしくはnormal); }
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2007.3.5.