Column4. 「文字コードセットとスクリプト言語の設定」
コンピュータでは文字や記号をそのままで扱うことが出来ませんので、それぞれにコードが与えられています。そこでそのHTML文書がどの文字コードセットで書かれているかも情報として提供しておかなければなりません。書き込まないでも概ねブラウザが判別してくれるようですが、文字バケなどの問題が起こることもありますので、できるだけ書き込んでおいた方が良いでしょう。なお、これは<head>〜</head>内に書きますが、使われる文字についての設定ですので、スクリプトに日本語が記述されるより前の部分に書いておく必要があります。 日本語の文字コードには標準化されているJISコードの他に、Windows やMac で使われるシフトJIS、UNIXなどで使われるEUC があり、それぞれ以下のように書き込む名前が決められています。 ・JIS ... "iso-2022-jp" ・シフトJIS ... "Shift-JIS" ・日本語EUC ... "EUC-JP" 作成ソフトが自動的に書き込んでくれていれば良いのですが、そうでない場合は以下のようにして書き込みしょう。黄色でマークした部分を、文字コードセットに合わせて書き換えればOKです。 <head> <meta http-equiv="Content-Type" content="text/html; charset="Shift-JIS"> <title>文字コードセット解説</title> ... このように、日本語が書き込まれる前の段階で指定します。 </head> また、スタイルシートやJavaスクリプトを使う時、それぞれのスクリプトに対して言語の種類を特定する必要があります。これも<head>〜</head>の間に記述しますので、先ほどの文字コードセットを書いたすぐ下に書き込んでおけば良いでしょう。 <meta http-equiv="Content-Style-Type" content="text/css"> ※スタイルシートを使用する場合に書き込みます。 <meta http-equiv="Content-Script-Type" content="text/javascript"> ※Javaスクリプトを使用する場合に書き込みます。 これらの設定の他に、ドキュメントタイプ(Column3)やドキュメント情報(Column5)を記述しておくことが正式なHTML文書には必要であると考えられていますので、それぞれのコラムにも目を通しておいて下さい。
|
2006.7.20.