That's 80's!!

     

Vol.1.The Style Council

80年代について思い起こそうとすると、どうしても当時の音楽について語らざるを得なくなる。

80年代の洋楽状況は現在に比べて格段に煌びやかなものだった。FMで流される殆どの曲は洋楽で、僅かに流れる邦楽にしても音楽的に優れたものしか認められなかったものだ。洋楽と邦楽の比率が逆転した現在、私はすっかりFMを聞かなくなってしまったが、当時のFMを知る者にとって今ラジオのスイッチを入れるということは拷問以外の何者でもないからである。80年代にあまりにも優れた「音楽」を湯水のように聴かされて育った耳からすれば、最近のラジオから流れるそれはただの幼稚園の学芸会に等しい。

80年代と言えば、60年代のビートルズを始めとするブリティッシュ・インヴェージョン以来久しぶりに英国のポップやロックシーンが活発に動いていた時期でもあって、言わずと知れたカルチャー・クラブやデュラン・デュランなど、ゆわえるアイドルバンドでさえ目を瞠るほどの名盤を数多く生み出していた時代でもある。紹介したいアーティストやアルバムは山のようにあるが、その中でも今回は特に心に残っているスタイル・カウンシルについてお話ししよう。

周知のようにスタイル・カウンシルは現在もソロで活動を続けているポール・ウエラーが彼にとって音楽活動に入るきっかけとなったパンク・パンド、"THE JAM"を突如解散し、全く違ったスタイルとスタンスで音楽を創るために元デキシーズ・ミッドナイト・ランナーズのキーボード・プレイヤーだったミック・タルボットと結成したポップ・バンドだ。ジャムの解散当時、既にバンドとしての地位が磐石であったにも関わらずそれを放棄したポール・ウエラーの姿勢には様々な見方があったようだが、そうしたプレスの騒憂の中で発表されたのが「Introducing The Style Council」だった。ジャムの解散より少し前に発表された「The Gift」には既にこのアルバムに通じるアレンジやスタイルが見え隠れしているが、それはポールがパンクという範疇では作りえないアルバムを当時から模索していたことの表れでもあろう。ここから先、スタイル・カウンシルは耳ざわりのいいポップな名曲の数々を発表してゆくことになる。

後にポールは90年にミュージック・シーンにおいて肥大化と言っていいほどビッグ・ネーム化してしまったスタイル・カウンシルを再度解散しソロ活動に移行するわけだが、こうした大スター化することを嫌う彼の性質は、その音楽と同じくらい魅力的な部分だとも言える。それは常にオーディエンスと同じ目の高さでプレイしていたいというミュージシャン気質から来るものだろうと思うが、ある意味ではそれがスターの地位を守ることに戦々恐々とする連中の多いポップシーンにおいて、彼が神格化される理由の一つともなっているようだ。何にせよ、業界に飲み込まれることなく常に自分の作りたい音楽を創りつづけてゆくということは至難なだけに、ポールのような姿勢で作品を発表し続けるアーティストは貴重と言わざるをえないだろう。以前にもどこかで書いた話だが、スタイル・カウンシルが来日した時のコンサートに出かけて行った時のことが忘れられない。当時ポールはレスポンド・レーベルを主宰していたが、そのアーティストであるトレイシーが前座というにはあまりにもしっかりとした、ひとつのコンサートに匹敵する内容を披露してくれた後、スタイル・カウンシルもオリジナルを存分に聴かせてくれた。普通ならこれだけでも十分なところだったが当然のようにアンコールが鳴り止まず、ポールたちは主催者側が「既にアーティストは帰りましたので...」とアナウンスして場内が明るくなっているにも関わらずステージに現れた。なるほどそういう人なのか、と思わせられたが、その後も周囲の忠告に関わらずナイトクラブで演奏したりと、オーディエンスに常に誠実に接しようとする姿勢は音楽ファンの一人として嬉しいと同時に尊敬モノだと思う。  

さて話はスタカンのデヴュー・アルパムに戻るが、この中で当時大ヒットした曲が"Long Hot Summer"だ。「過ぎ行く夏の思い出」といった風情の、表面的には何のメッセージ性もない音楽的な一曲だが、ジャム解散直後の第一声だけに私はそのタイトルにも歌詞にもポールなりの思い入れがあっただろうと思っている。事実他の多くの曲においてもポールの詩才は遺憾なく発揮されているように、この「Long Hot Summer」は、彼自身の「夏」が過ぎ去ったこと、そして今彼が最も大切にしたいと思っていることについて象徴的に歌ったものだと少なくとも私は理解している。

実はこのアルバムを初めて聴いた頃、私は英語が殆ど分からなかった。それで単に耳ざわりの良い曲だと聞き流すに留まっていたのだが、後に歌詞までちゃんと読めるようになってから再度聴いた時には、初めて聴いた頃とは比べ物にならないくらい感動したのを覚えている。聞こえ方がまるで違うというか、全く歌詞もわからずに聴くなんてもったいないことをしていたものだと切に思ったものだ。

ところでスタイル・カウンシルといえばやはりフロントマンであるポール・ウエラーにスポットが当たりがちだが、ミック・タルボットのキーボード・プレイヤーとしてのウデもなかなかのもので、「Introducing」の"Mick's Up"を始めとして「Cafe Bleu」のオープニングを飾る"Mick's Blessing"ゃ"The Paris Match"のピアノ・プレイなど、是非注目して聴いてもらいたい逸品である。スタイル・カウンシルのアルバム全体を通してみて、ミックのキーボードが添えている独特の印象は、ポールのちょっと荒削りで個性的なヴォーカルと共に否定の出来ない輝きを放っている。他にドラム、パーカッションのスティーヴ・ホワイト、ヴォーカルにDEE.C.LEEなどアルバムごとに個性的なミュージシャンを加え、おシャレでイモーショナル、ポールのウィットに富んだ歌詞が冴えるスタイルカウンシルのアルバムは、80年代を知る人、またこれから聴く人にも一聴してもらいたい名盤ばかりである。

 

私的スタカン・ベスト 10

Long Hot Summer

Mic's Up

The Paris Match

BLUE CAFE

My Ever Changing Moods

The Lodgers

Heavens Above

The Cost Of Loving

Confessions 1, 2 & 3

Confession Of A Pop-Group

どの曲も良すぎて、10曲なんて選んでも殆どイミがなかったりする...。しくしく。)

 

ALBUMS by STYLE COUNCIL

Introducing The Style Council (1983)

Produced by Peter Wilson & Paul Weller

名曲「Long Hot Summer」がオープニングを飾るスタイル・カウンシルのデヴュー・アルバム。紹介版ミニ・アルバムとしてリリースされた作品だが、そう言ってしまうのは勿体ないほどパーフェクトな仕上がりだ。「Long Hot Summer」のようなスロー・ナンバーから、ピアノをバックにじっくりと聞かせる「The Paris Match」、ライヴの雰囲気がそのまま生きた「Mic's Up」、シャープな「Money -Go-Round」まで全7曲が収録されている。多様なスタイルをポールのヴォーカルとミックのキーボードが見事にまとまっまった印象に仕立てており、スタイル・カウンシルを始めるに当たってポールたちが自ら課した「何をするべきで、何をしてはいけないか、そんな約束事を引きずるような姿勢とは無縁でいよう」というラフなルールが確かに生かされた一枚である。

収録曲 ; 1.Long Hot Summer, 2.Headstart For Happiness, 

3.Speak Like A Child, 4.Long Hot Summer (Club Mix), 

5.The Paris Match, 6.Mick's Up, 7.Money-Go-Round (Club Mix)

 

CAFE BLEU (1984) <洋楽初心者にオススメ !! >

The Style Council with Dizzy Hite, Barbara Snow,

Hillary Seabrook, D.C.Lee, Billy Chapman, 

Ben Watt, Tracey Thorn, Chris Bostock, Bobby Valentino

Produced by Peter Wilson & Paul Weller

ファンキーなミックのピアノ・ソロから始まるこのアルバム、最近の80年代ブームのせいか某・通販会社のカタログにもお目見えしていた。やはり80年代を代表する名盤の一枚ということだろう。同時にカフェ・ブームも復活の兆しだし、部屋でもカフェの雰囲気を、というわけでこの一枚。インストゥルメンタルとヴォーカル・ナンバーがバランスよくミックスされていて居心地のいい空間を作ってくれる。単なるBGMとして聞き流すも良し、カプチーノ・キッド(ポールが文を書くときのペンネーム)の独り言に耳を傾けてみるも良しだ。

このアルバムでは「Introducing」でポールが歌った「The Paris Match」を更にJazzyにアレンジしてトレイシー・ソーンに歌わせている。もともとこの曲はフランスの歌手、スザンヌ・トルボーのために書かれた曲で、リリースはされていないが彼女の録音ではフランス語で歌われていたという。パリっぽい退廃的なムードが、このアルバムのアレンジでも生きていて既にスタンダード・ナンバーと言っていい風格。またここに収録されている「My Ever Changing Moods」はシングル発売されたヴァージョンとは赴きを異にしている。シングルがポップ・ナンバーとしてカラフルな仕上がりになっているとすると、こちらではやはりアルバムの雰囲気に合わせてかポールがシンプルに歌い上げている。その他にもラップを取り入れた「ゴスペル」やリズミカルな「ストレンクス・オブ・ユア・ネイチャー」など、「Introducing」の発展型とも言える多彩な13曲を収録、洋楽をあまり聴かない人にも抵抗なく入れるアルバムだろう。

収録曲 ; 1.Mick's Blessings, 2.The Whole Point Of No Return, 

3.Me Ship Came In! 4.Blue Cafe, 5.The Paris Match, 

6.My Ever Changing Moods, 7.Dropping Bombs On The Whitehouse, 

8.A Gospel, 9.Strength Of Your Nature, 10.You're The Best Thing, 

11.Here's One That Got Away, 12.Headstart For Happiness, 

13.Council Meetin'

 

 

OUR FAVOURITE SHOP <洋楽初心者にオススメ !! >

The Style Council with Camelle Hinds, Stewart Prosser,

David Defries, Mike Mower, Chris Lawrence, 

Clark Kent, Gary Wallis, D.C.LEE, Anne Stephenson, 

Charlie Buchanan, Jocelyn Pook, Audrey Riley, 

John Mealing, Lenny Henry, Tracie Young,

Jeremy Wakefield, Patrick Grundry-White,

Billy Chapman, Kevin Millar, Steve Dawson, 

Helen Turner

 

Produced by Peter Wilson & Paul Weller

このアルバムに至ってスタイル・カウンシルのポップ路線が完成したと言ってもいい、「CAFE BLEU」よりも更にカラフルで聴きやすい一枚。多彩なスタイルに一貫性のある歌詞を乗せる方法論は前作までと変わらないが、音楽的にはますます洗練されており、トータルなポップ・アルバムとしても聴きごたえがある。

タイトル曲である「Our Favorite Shop」のみがインストゥルメンタルで、これはミックのオルガンが冴えまくるファンキーな一曲だ。オープニングから全体にソフトな印象があるが、やはりそこはポール・ウエラーで、「Money-Go-Round」ゃ「A Gospel」、 「Strength Of Your Nature」などに通じる、ちょっと硬派な「Internationalists」で中盤を締め、「Walls Come Tumbling Down!」、 「Shout To The Top」でラストを飾っている。このあたり、単なるポップ・バンドとは一線を画すスタカン独特のスピリッツというところだろうか。こちらも洋楽をあまり聴いたことがないという方に超・オススメのアルバムである。

収録曲 ; 1.Homebreakers, 2.All Gone Away, 3.Come To Milton Keynes, 

4.Internationalists, 5.A Stones Throw Away, 

6.The Stand Up Comics Instructions, 7.Boy Who Cried Wolf, 

8.A Man Of Great Promise, 9.Down In The Seine, 10.The Lodgers, 

11.Luck, 12.With Everything To Lose, 13.Our Favourite Shop,

14.Walls Come Tumbling Down!, 15.Shout To The Top

 

HOME AND ABROAD (LIVE・1986)

The Style Council with Dee.C.LEE, Steve White,

Camille Hinds, Helen Turner, Steve Sidelnyk, 

Billy Chapman, Stuart Prosser, Chris Lawrence, 

Guy Barker, Mike Mower

3枚のアルバムを発表して一区切りついたところでライヴがリリースされている。

たまにレコードは聞けてもライヴがお粗末、もしくはレコードそのままで何の面白みもないという連中がいるが、翻ってティアーズ・フォー・フィアーズなどのようにライヴの方がぐっといいなんてバンドもある。スタカンの場合、もちろんどれもレコードとしての仕上がりに文句はないけれど、ライヴはまた違ったアレンジやパワーで楽しませてくれるのがいい。ポールのヴォーカルはいつでもソフトな曲もうまくこなしているが、やはりパワフルな曲を演ると段違いに良くて、ライヴこそそのあたりの本領発揮といったところだ。スタジオ録音以上に声がよく伸びて光っている。

またこのライヴには他のアルバムに収録されていない「The Big Boss Groove」、 「Call Me」なども入っているのが嬉しいところ。スタカンのアルバムを聴いてみて気に入ったら、ぜひライヴにも耳を傾けてみて欲しい。

収録曲 ; 1.The Big Boss Groove, 2.My Ever Changing Moods, 

3.The Lodgers, 4.Headstart For Happiness, 5.(When You) Call Me, 

6.The Whole Point Of No Return, 7.Our Favourite Shop, 

8.With Everything To Loose, 9.Homebreakers, 10.Shout To The Top,

11.Walls Come Tumbling Down, 12.Internationalists

 

 

The Cost Of Loving (1987)

The Style Council with Dee.C.Lee, Steve White, 

The Dynamic Three, Steve Sidelynk, Billy Chapman, 

Camelle Hinds, Anne Stephenson, Guy Barker, 

Robby Lorimer, Luke Tunney, Chris Lawrence, 

Pete Thams, Ashley Slater, John Valentine

 

Produced by Paul Weller

この作品ではグループとしてのスタイルカウンシルに正式にDee.C.LeeとSteve Whiteがクレジットされている。アルバム全体としては更にポップ路線が濃くなりソウルフルになった感じで、ソフトなナンバーが多い。またその影響か各曲のミキシングも全てが黒人ソウル系の人たちで占められていた。

かつてジャム時代にポールは自らのことよりも、その世代を代表して発言する立場に立って活動していたわけだが、スタイル・カウンシル以降、彼が大切にして来たのは正にこの作品のタイトルである「The Cost Of Loving」だった。"cost"という単語にも様々な意味があるが、これを代償とか犠牲と取ってしまっては、このアルバム自体が何の意味も為さないものになってしまう。「The Cost Of Loving」は、英語の言い回しで"the cost of living(生活費)"と引っかけたポールらしいウィットだが、「愛の原価」つまり愛というものの元々の意味をこそポールが大切に思っているということだと私は理解している。そしてそれはアルバム全編を通しての歌詞にも表現されていることだ。そのように聴いた時のみ、このアルバムが単なるソウル系ポップの羅列ではなく、まとまったコンセプトを持つトータル・アルバムであると知ることが出来る。

ともあれ殆どの曲が耳ざわりの良いソフトなものだから、余計な詮索をせずに出来のいいポップ・アルバムとして聴いても勿論構わないだろう。

収録曲 ; 1.It Didn't Matter, 2.Right To Go, 3.Heavens Above, 

4.Fairy Tales, 5.Angel, 6.Walking The Night, 7.Waiting, 

8.The Cost Of Loving, 9.A Woman's Song

 

 

 

Confession Of A POP GROUP (1988)

The Style Council with Paul Morgan, The Swing Singers,

Frank Ricottim, Steve White, Rupert Parker, 

Camille Hinds, Nick Brown, Dick Morrisey, 

Little Jo Ruocco, Chris Lawrence

 

Produced by Paul Weller & Mic Talbot

前作が比較的こじんまりとした出来だったのに対して,こちらは組曲形式で大掛かりな作りになっている。第1部の「The Piano Paintings」では既にクラシックと言っていいミックの見事なピアノ・プレイが存分に披露されるが、これを聴くだけでも彼が如何にウデのいいピアニストかが知れようというものだ。そればかりではなくある曲ではハープやコントラバスが用いられるなど、スタイル・カウンシルはコトここに至って格調高い古典音楽の手法までワガモノとしてしまったのである。

第2部に入ると、これは今までの路線に近い軽快なポップ・ナンバーに移行するが、1部とは対象的にパワフルな曲が続く。スタイル・カウンシルの歴史の中で、前半の代表作が「CAFE BLEU」だとすれは、後半の代表作は間違いなくこの「Confession Of A Pop-Group」だろう。ラストを飾る「Confession 1.2 & 3」と「Confession Of A Pop-Group」は、この類稀なバンドの終幕を飾るに相応しい秀逸の出来ばえである。

さて、貴方はこのビューティフルなアルバムに、スタイル・カウンシルというポップバンドの、どのような告白を見出すのだろうか。

収録曲 ; 

The Piano Paintings ;

1.It's A Very Deep Sea, 2.The Story Of Someone's Shoe, 

3.Changing Of The Guard, 

4.@)The Little Boy In A Castle /A)A Dove Flew Down From The Elephant

5.The Gardener Of Eden (A Three Piece Suite )

@)In The Beginning/A)The Gardener Of Eden/B)Mourning The Passing Time

 

Confession Of A Pop-Group

6.Life At A Top Peoples Health Farm, 

7.Why I Went Missing, 8.How She Threw It All Away, 

9.I Was A Doledads Toyboy, 10.Confessions 1, 2 & 3, 

11.Confessions Of A Pop Group

 

そんなわけで私も久しぶりにスタカンの全アルバムを通して聴いてみたが、その全てが発表以来10年以上を経ているとは、とても思えない仕上がりになっていた。やはり名盤は時空を超えるということなのだろう。そしてポールがその作品の全てに注ぎこんでいる彼の哲学は、その価値を永遠不変のものとするのに何ら遜色はないものだ。何故ならその中には「真実の愛」が生きているのだから。


 

「我々の多くは所謂「現実」というものに四方から囲まれがんじがらめにされている。そのおかげで我々はそれに服従し、それによって都合よく隔てられながらこの「現実」について問い掛けてみることすらしない。それは当然のことのように我々に手渡され、世界の不況が避け難いものであると告知し、ペニーやドルの上げ下げを導き、飢饉や貧困、そして核兵器からの利潤を追求している。この「現実」はまた我々が従うべき堅牢なモラルを規定するが、さもなくば我々は自らの罪をしまっておくクロゼットを所有することが出来るだろう。けれどもどうかお許し下さい。何故なら私は罪を犯してしまったんですから。

ああ、でも! 今新しい道が目の前に開けている。辿るべき道、何故なら明快かつ不動の視点がかの「現実」を貫き、その欺瞞を暴露するだろうからだ。明快かつ不動の頭脳は自己の真実を見出し、それは機知と愛や慈悲を礎にして構築されるのだ。そして若さと活力に導かれた明快かつ不動の手が今や目的を持って働き、我々が囚われていると気付いた感情的かつ知的な混沌を披露してみせることのみに留まらず、我々の新たなる世界を創出するために欺瞞のヴェールを引き裂くであろう。

混乱を引き起こしはしない。あるのは自尊心とある種のケニア産紅茶の葉だけだ。そしてこの世界の軌道を巡り、その壮大と美を俯瞰する時でさえ百万の死者の汗と血に引きずられ埋められることはない。我々の持つ儚いこの生命、我々が逝く前のたった一度のチャンス、この好機を無為に帰することは永遠の悔恨である。」

ザ・カプチーノ・キッド

From Confession Of A Pop-Group

 

 

 

 

 

 

Taken from

"Introducing The Style Council"

 

 

 

Taken from "CAFE BLEU"

 

 

 

 

 

 

 

 

Taken from 

"Confession Of A Pop Group"

 

 

 

 

★★★

Ending BGM BY Style Council "Confession Of A Pop-Group"

2001.8.27-10.7.

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